見出し画像

最初のヒアリングで何を聞く?

目前に迫った初回の顧客ヒアリングに向けて最終調整を行ったのが今日の業務内容。
具体的には今まで出てた各社の質問案をもう一度検討し、より深ぼれないかを考えるというもの。

今の状況
・各社の質問を一通り作成。

ポイント
質問がWILLファーストである事。
→自分がやりたい、気になる、取り組みたいと思えることかどうか。これは今後の地道な作業でもやっていけるかに大きくかかわる部分。事業化できるか、課題の根深さより前に自分がちゃんと腰を据えて向き合えるかどうかが重要。

今日のポイント
自分は上記の検討を通して、コロナがもたらすニューノーマルで生まれるチャンスを探りたいと考えていました。その中でも大きくインパクトを与えたのが働き方の変化。リモートワーク、在宅ワークという言葉が浸透し、多くの企業が否応なしに変革を迫られ、多くの人がそれを経験。これに気づきを得た人の中で価値観のシフトが起こると考えられました。そこで、今まで企業の業務改善や効率化をサービスやプロダクトとして提唱していた企業にも何かしらの変化が求められると思いました。
この切り口で1社の質問を再検討し、主軸を決定しました。調べるうちに興味が沸いたのでこの軸、つまり「コロナで変わる働き方」を基盤に残りの企業の質問も再度考えたのですが、そこで代表からいただいたFBは「そこまで絞ってこけたらもう1度最初から考えるか、強引にその軸で課題を探すことになる可能性が高いが大丈夫か」というもの。
確かにそのリスクは高い。特に考えているのが経験値のない、リアルを知らない学生の自分であるから、危ういと思った。
DXやIT化が叫ばれる中で、コロナショックでオンラインでの業務遂行を可能にするシステムやSaaSの需要が増えるはず。そこに何らかの課題が見えてくるんじゃないか。確かに間違いじゃないと思うが、その先に今見えるのはITコンサルのようなあり方。果たしてそれで成り立つのか。ITに特段長けているわけでも、ノウハウが蓄積しているわけでもない。さらに20年ごろ前のITバブルで基本システムの導入は済んでいるところが多く、今求められているものは古臭いシステムのアップデートや同コストでの乗り換えも多い。しかし、資金力や知識で劣る中小企業相手ならITコンサル以前の課題があるかもしれない。もっと初歩的な問題にあたっているかもしれない。上のFBで問われているのは事業性の問題だけじゃなく、「そうなったとしても続けられるくらい自分の中でWILLは強まっているのか?」という問いも含まれているはず。

さあ、ぶち当たったぞ壁に。

そこでまず、リスク分散もかねていくつか自分のWILLが形成されそうな軸を用意して質問することを考えた。
1つ目は今まで通りの「オンライン及びリモートワークへのシフト」の軸。
2つ目は「ワークライフバランス」という軸。
2つ目が出てきたのは、自分の思考を整理した時にやはりコロナでの変化は基盤で置いていて間違いはない。”そうやりたい”。その上で自分は誰かの課題を探している。つまりそれは誰かの人生の中で起こる問題で、その人生という時間はWorkとLifeから成る。じゃあ、リモートワークでワークとライフの境界があいまいになったり、時間が出来てライフの充実など、価値観や人生の見方が変化する可能性がある。より個人が輝ける人生を目指す中でワークのあり方、ライフのあり方にギャップや課題を感じる人が出てくるのではないか、という考えが生まれた。

その後のMTGで「複数の軸でやるとその後に出てくるものでさらに迷ってしまうことが多いから、良いとは言いにくい。」とのFB。それでもやりたいというのであれば別にいいが、どちらに舵を切るか検討することに。

結果1番目を軸として決定。理由は2つ目はTo B相手に形作るのが難しそうな点とFBを踏まえ、他社でその軸で質問を考えた時に最終的にはいい感じに導き出せたから、こちらもそれで踏ん張ってみたいと思ったから。
できるか、できないかで判断するのはあまりよくないけれど、自分のWILLがまだ強くないのと考え出したものを捨てづらいのもあって、そうしちゃうところがまだありますね。

という所で、軸が決まったので質問をツリー3段ほど考えていく。ここでもまた難しいのが業種・事業内容がどれも違う点。それを同じ軸で切っていこうといても強引になったり、コンサルチックに1社の課題にフォーカスしすぎているのでないかと思ってしまう。そのうち、この質問から次につながる何かが本当に得られるのか?という不安が出てくる。ここまでくるともう時間が経つのなんて一瞬で、アタフタしているとすぐに次の進捗報告のMTGの時間(;´・ω・)

なんとか、形を作って終えたが、正直納得いっているわけではない。今までは自分が納得いくまで時間がかけられることが多かったが、期限や納期のある中で、それが出来ないのは自分の今のリアルな実力だと突きつけられるのも悔しくなる。残りの少しの時間も後悔ないように、準備をできるだけ整えて臨もうと思う。何かを提案するのではなく、提案する何かを探ることがここまで思い悩むとは正直思っていなかった。まだまだ努力が必要ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?