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雨でも楽しい宮崎・日南の旅。鵜戸神宮~飫肥城下町をゆくまったり散策プラン

「せっかく連休がとれたのに雨予報」っていうこと、実は多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめしたいのが、宮崎県日南市への旅。

東京・羽田空港から約1時間半で宮崎空港に降り立ち、そこから1時間ほど電車に揺られれば、歴史ある街並みと豊かな自然のなかに人びとが営む暮らしの温度を感じられる風景が広がります。

今回は、そんな日南市をゆっくり散策するプランをご紹介。サーフィンなどマリンスポーツの環境に恵まれた土地ですが、晴れた日のアクティブなレジャーとはまた違った過ごし方をご提案します。

10:00 JR日南線 伊比井駅/油津駅

JR日南線にゆられ、日南方面へ。緑に迎えられてまずは深呼吸。

伊比井駅からは、路線バス《日南行・飫肥行・都井岬行》、油津駅前バスセンターからは路線バス《宮崎駅・空港駅行》に乗車します。

10:30 鵜戸神宮

バスで20分、「鵜戸神宮」のバス停で降車して10分ほど歩くと、宮崎県南で最も有名な神社に到着です。

岩窟のなかに朱色が映える

鵜戸神宮でまず目を奪われるのは、なんといってもこの断崖と鮮やかな建築のコントラスト。「神様ってこういうところにいるんだ」と思わされるような神秘的な美しさをたたえています。

切り取られた風景に釘付け

安産や育児のご利益があるとされており、厄払いや結婚式を挙げることもできる鵜戸神宮。その他さまざまなご神事・年間行事が頻繁に行われているため、タイミングがよければ観覧できるかもしれません。

とにかく見どころが多く、境内を散策するだけでボリューミーな観光に!マップからもわかる海岸ぎりぎりの立地ならではの景観を満喫してください。


13:00 KITCHEN TONARI

鵜戸神宮をじっくり楽しんでお腹が空いたら、バスで油津駅まで戻りランチにしましょう。雨の日のまったりご飯におすすめしたいのは、化学調味料を用いない家庭料理を提供する「KITCHEN TONARI」

ランチメニューのタコライス

人のあたたかさに惹かれてオーストラリアから移住を決めたという店主が作る内装は、隅々まで思い入れが感じられます。

日南市の風景とマッチするナチュラルな雰囲気の店内で、穏やかに流れる時間を味わうことができそう。

食事だけでなくロールケーキやスコーンなどのカフェメニューも充実しているので、食後のコーヒーと一緒に楽しみたいですね。


15:00 飫肥城下町

お腹が満たされたら、また少し体を動かしにでかけましょう。「九州の小京都」とも言われる、情緒たっぷりな飫肥(おび)の城下町を散策です。

天正16年(1588)から明治初期までの280年もの間、飫肥藩・伊東氏が統治した飫肥の城下町。侍と商人の住まいや石垣が残り、江戸時代の町並みを彷彿とさせます

飫肥城跡や神社など、時代劇の撮影舞台のようなスポットが多い地域ですが、そのなかに日南市の「今」を生きる人びとの暮らしを見ることができるのがおもしろい。もちろん町の中にお土産屋さんや名物グルメなどもあるので、見つけたら立ち寄って楽しんでください。

飫肥名物の厚焼き玉子、ご賞味あれ

また飫肥城下町は「酒谷川(さかたにがわ)」に囲まれており、かつては酒谷川から生活用水を引き込んでいました。そのために作られた水路に、現在は錦鯉が放流されています。想像を超える数の鯉にきっと驚きますよ!

地元の方々が育てている鯉なので
えさはあげないでくださいね

飫肥城下町には、まだ紹介しきれない魅力的な風景がたくさんあります。ガチガチに調べて行くよりも、地域の生活ぶりを眺めながらぐるぐると歩き回るのがおすすめです。


17:00 Nazuna 飫肥城下町温泉

飫肥城下町を思う存分散策したら、武家屋敷を再生して作られた「Nazuna 飫肥城下町温泉」にぜひお越しください。

小鹿倉邸 本紫

飫肥城下町の風景とひとつづきのような雰囲気で「本紫・杉・苔・茶木・橙」5つのテーマの客室をご用意しており、完全リノベーション済みでゆったりと快適な夜を過ごすことができます。

雨の日や「アクティブすぎるのはちょっと……」という人に向けた、まったりなのに満足感のある旅。高級感のある旅館で締めくくれば、きっともう一度この町に来たくなるはずです。

住所 宮崎県日南市飫肥8丁目1-62
アクセス JR飫肥駅から徒歩15分


ライター:サトーカンナ
生活や散歩、漫画のことなどをすきに書いています。「ebookjapan」「サンポー」などに寄稿。
Twitter:https://twitter.com/umaicupcakes
note:https://note.com/milkcupcakes

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雨の日をたのしく