サトーカンナ

すきなことをすきに書きます。音楽とかもしてます。 https://kannasato.…

サトーカンナ

すきなことをすきに書きます。音楽とかもしてます。 https://kannasato.myportfolio.com/

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  • なぞる

    0のつく日(10日、20日、30日)とその他の思い立った日に書きます。2023年1月~

  • 社会学徒の10年後

    • 4本

    一橋大学社会学部 安川一ゼミナール出身の3人が、それぞれ選んでみんなで読んで語らった本のことを書いていきます。 ゼミテン:あさえ / 中尾圭 / サトーカンナ

  • なぞる前のこと

  • マンガの話

    マンガっていいですよね~

  • フレンドシップレディオ記録

    FM福岡のラジオ音楽番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」MCを期間限定でやることになり、オンエア後に自分の印象に残った曲について感想を書き残したものです。 (2022年9月〜2022年12月 週1回更新)

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  • 固定された記事

『不在日記』を発売します(2024年2月14日追記)

2023年12月10日(日)にはじめて自作の日記本『不在日記』を発売します! ◆追記◆ 無事、発売日を迎えることができました。日記祭にお越しくださったみなさま、本当に、ありがとうございました~~!引き続きお店やWEB通販など、どこでお買い求めいただけるかの情報や、すばらしい方々からの推薦文などを追記していきます!(2024年2月14日 最新) はじめて日記本を作りました「日記を? 売るの? 本で?」と知人に言われてたしかに、日記本って世の中的にはそんなにか……? とか思っ

    • 【知らせ】おやすみします

       こんにちは。お読みいただきありがとうございます!  2023年1月から毎月10、20、30日に「なぞる」という生活の文章、また今年からは月数本のメンバーシップ日記を書いているのですが、このような定期更新をおやすみします。新しく書いたものを毎回読みにきてくださっているかた、ごめんなさい! いつもありがとうございます!!  おやすみの理由は、ここ数か月の間にいろんなことがあり身も心も忙しくしていて、じぶんがヨシとなる文章をここで書けなくなってきているなと思ったからです! 期

      • まだまだ続いてくれてありがとう(2024年1月15日)

         目覚めてすぐ右下腹部が痛い。下腹部というのか股関節というのか迷うあたり。ここ1~2年よくここが痛くなり、もしかして盲腸かと調べたことがあったのだが、どうやら腸腰筋とかいう筋肉のコリらしい。コリのやつめ。コリめはどこからともなくからだを覆い、まるではじめからそこにいたかのように静かにしんしん痛みだす。そしてそのまましぶとくからだに居すわりつづけるのだ。ストレッチでちょっと楽にした。  30年で培った姿勢や習慣の根本を変えるというのはさすがに無理があるような気がして、からだの

        • こぼれるよ日々(2)

           メンバーシップ日記で取り上げなかった日々の断片を「なぞる」で公開しちゃおうのコーナーです。よかったらメンバーシップへの登録もご検討くださるとうれしいです。 2024年1月7日 火鍋の素を4つ買う軽率さで  週末。さいきん仕事を辞めたがってずうんとしている連れあいをどうにか元気づけたい。そもそも生活を計画しステップを進めていくようなことが苦手な夫婦だから、まずは未来にたいして前向きになる必要があると心奮わせ、代官山にある「BESS MAGMA」というところへ家の見学にでか

        • 固定された記事

        『不在日記』を発売します(2024年2月14日追記)

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          まだまだ続いてくれてありがとう(2024年1月15日)

          「さ島(さとう)」に参加すると最後まで読めます

           目覚めてすぐ右下腹部が痛い。下腹部というのか股関節というのか迷うあたり。ここ1~2年よくここが痛くなり、もしかして盲腸かと調べたことがあったのだが、どうやら腸腰筋とかいう筋肉のコリらしい。コリのやつめ。コリめはどこからともなくからだを覆い、まるではじめからそこにいたかのように静かにしんしん痛みだす。そしてそのまましぶとくからだに居すわりつづけるのだ。ストレッチでちょっと楽にした。  30年で培った姿勢や習慣の根本を変えるというのはさすがに無理があるような気がして、からだの

          まだまだ続いてくれてありがとう(2024年1月15日)

          百田さんの顔をバックに花田さんの文を読む(2024年1月11日)

          「さ島(さとう)」に参加すると最後まで読めます

           冬用のぬらぬらしたベッドカバーのゴムが目を疑うほどの長さまで伸び、寝返りを打ったり動くたびにずれて夜中や朝方に起きてしまう。それなのに面倒がってずっとそのままにしていて、さいきん睡眠の質が悪い。こういうちょっとした不便をないがしろにせずひとつひとつ解消する人物になっていきたい。  菓子で朝ごはん3日目。年末年始に各所からいただいた菓子たちはまだまだ健在だ。  昔ながらのみやげ菓子というのはパッケージも菓子そのもののつくりも凝っていて美しい。デジタルカメラを取りだして、ズ

          百田さんの顔をバックに花田さんの文を読む(2024年1月11日)

          あずきの力、ここにあり!(2024年1月9日)

          「さ島(さとう)」に参加すると最後まで読めます

           朝はコーヒーだけ淹れて、年末年始で各地から集まったいただきもののクッキーを数枚。よく朝食を菓子で済ませてしまう。  縁あって遠方の本屋さんに日記本を取り扱ってもらうことになり、ありがたく発送作業。わが家にはプリンターがなく印刷のためだけにコンビニに行くのがおっくうで、納品書は手書きした。手書きは手を動かす時間がかかるのだけれど、頭のなかのイメージをあらわすのにいちばん楽ではやい。  パソコンやスマホの向こうにいるだれかに何かを伝えなきゃいけないとき、は〜手書きしてえ〜~

          あずきの力、ここにあり!(2024年1月9日)

          おじの質問(2024年1月5日)

          「さ島(さとう)」に参加すると最後まで読めます

           0時半には寝たのに朝は9時まで、我ながらよく眠る。在宅勤務の連れあいに「今日も優雅なお目覚めですね」と皮肉を言われてあまのじゃくになり、ベッドのなかで9時半近くまですごした。  起きてからもわたしは動きがゆったりとしている。朝をぜいたくに味わうことがすきなのは、多くのひとがそうであろう。夕方からぎゅうぎゅうになってでも、朝はぽかんとしていたい。時間的にはもう朝と昼のあわいにさしかかっているが、季節のおかげで空はまだ朝の余韻を強く残していた。連れあいに用意してもらったカフェ

          おじの質問(2024年1月5日)

          じぶんとちがいすぎる人間性がうれしい(2024年1月1日)

          「さ島(さとう)」に参加すると最後まで読めます

           日付が変わるときは毎年Eテレ「2355」。爆笑問題の田中さんが出てくるおみくじ「たなくじ」に挑戦すると、家族まとめて大大吉、とずいぶんお得なのがでた。今年の私は他者まで幸せにしてしまうらしい。徳を積む~!  流れで「おもしろ荘」を見ると、若手芸人たちがネタを披露したあとに、毎回かならずゲストの浜辺美波さんが感想を求められていた。さっきまでNHK紅白歌合戦の司会として、毎曲ごとにあらゆるしかたで(涙をも流して)感動を表現していたのに、ここでもまた語彙と気遣いをフル稼働させて

          じぶんとちがいすぎる人間性がうれしい(2024年1月1日)

        記事

          たったひとつの脳雲

           赤ん坊は瞑想を必要としない。  友人家族と2泊3日の旅行にでかけ、そこには1歳児の赤ん坊がいた。彼は目の前に差し出されたもの、目の前にやってきた人につぎつぎと意識を奪われ、そしてそのすべてに夢中になる。  赤ん坊がおかしを食べたくなってぐずる。でも「あっ、あれ見て!」と指で窓の外をさされた刹那に、外を走る消防車への興味であたまはいっぱいである。もちろん、大人の思惑が詰まったそんな誘導ではごまかされない場合もあり、そのときはおかしに意識が集中しつづけている。  ゲームの

          たったひとつの脳雲

          百田さんの顔をバックに花田さんの文を読む(2024年1月11日)

           冬用のぬらぬらしたベッドカバーのゴムが目を疑うほどの長さまで伸び、寝返りを打ったり動くたびにずれて夜中や朝方に起きてしまう。それなのに面倒がってずっとそのままにしていて、さいきん睡眠の質が悪い。こういうちょっとした不便をないがしろにせずひとつひとつ解消する人物になっていきたい。  菓子で朝ごはん3日目。年末年始に各所からいただいた菓子たちはまだまだ健在だ。  昔ながらのみやげ菓子というのはパッケージも菓子そのもののつくりも凝っていて美しい。デジタルカメラを取りだして、ズ

          百田さんの顔をバックに花田さんの文を読む(2024年1月11日)

          さようならカリスマ

           76%だ。このiPhoneを買って3年が経ち、明らかにバッテリーの持ちが悪くなっていたのだが、バッテリー最大容量がついに80%を切ってくれた。この80%というのが、保証サービスに加入していれば無償でバッテリー交換を受けられるラインなのだ。82%くらいからずいぶん待たされた気がする。でも一度79%になってしまってからはまたたく間に76%まで落ちた。  auとAppleが連携したサポートサービスに加入しているわたしは、どこで交換できるのか、本当に完全に無料かなどインターネット

          さようならカリスマ

          あずきの力、ここにあり!(2024年1月9日)

           朝はコーヒーだけ淹れて、年末年始で各地から集まったいただきもののクッキーを数枚。よく朝食を菓子で済ませてしまう。  縁あって遠方の本屋さんに日記本を取り扱ってもらうことになり、ありがたく発送作業。わが家にはプリンターがなく印刷のためだけにコンビニに行くのがおっくうで、納品書は手書きした。手書きは手を動かす時間がかかるのだけれど、頭のなかのイメージをあらわすのにいちばん楽ではやい。  パソコンやスマホの向こうにいるだれかに何かを伝えなきゃいけないとき、は〜手書きしてえ〜~

          あずきの力、ここにあり!(2024年1月9日)

          こぼれるよ日々(1)

          今月ささやかにメンバーシップ日記をはじめたのですが、そこで取り上げなかった日々の断片を「なぞる」で公開しちゃおうのコーナーです。よかったらメンバーシップへの登録もご検討くださるとうれしいです。 2024年1月2日 存在しない料理をあずかる  連れあいの実家とわたしの都内に住む親戚宅へ、新年の挨拶にでかけた。  人に会う用にひかえめにお化粧をほどこしたわたしの顔をみて、連れあいはにこにこしながら「よしよし」と言った。彼はたいていのことを言葉にはしないがほめているのがわかっ

          こぼれるよ日々(1)

          おじの質問(2024年1月5日)

           0時半には寝たのに朝は9時まで、我ながらよく眠る。在宅勤務の連れあいに「今日も優雅なお目覚めですね」と皮肉を言われてあまのじゃくになり、ベッドのなかで9時半近くまですごした。  起きてからもわたしは動きがゆったりとしている。朝をぜいたくに味わうことがすきなのは、多くのひとがそうであろう。夕方からぎゅうぎゅうになってでも、朝はぽかんとしていたい。時間的にはもう朝と昼のあわいにさしかかっているが、季節のおかげで空はまだ朝の余韻を強く残していた。連れあいに用意してもらったカフェ

          おじの質問(2024年1月5日)

          悠々と取りだしたはさみで牛乳パックを

           洗って注ぎ口だけを開いた牛乳パックがキッチンの床に10本以上立ててあり、それらが足の可動域を徐々に狭めていることには、もちろん気づいていた。もう1か月もカラフルな立方体たちがそこに並び、そして日に日に増えている。  仕事も読書も手につかない夜、ようやく彼らにそこを退いてもらう決意をした。牛乳パックの四つ角のうち、紙が二重に重なっている角とは対角の、比較的切りやすい部分をねらってはさみを入れる。ザクッ、ザクッ。パックの紙はけっこうな厚みで、手が疲れる。底の部分まで到達したら

          悠々と取りだしたはさみで牛乳パックを

          じぶんとちがいすぎる人間性がうれしい(2024年1月1日)

           日付が変わるときは毎年Eテレ「2355」。爆笑問題の田中さんが出てくるおみくじ「たなくじ」に挑戦すると、家族まとめて大大吉、とずいぶんお得なのがでた。今年の私は他者まで幸せにしてしまうらしい。徳を積む~!  流れで「おもしろ荘」を見ると、若手芸人たちがネタを披露したあとに、毎回かならずゲストの浜辺美波さんが感想を求められていた。さっきまでNHK紅白歌合戦の司会として、毎曲ごとにあらゆるしかたで(涙をも流して)感動を表現していたのに、ここでもまた語彙と気遣いをフル稼働させて

          じぶんとちがいすぎる人間性がうれしい(2024年1月1日)

          田舎の都会人、都会の田舎者

           以前から連れあいに薦められていたヒュー・ウォルポールの短編集『銀の仮面』の「みずうみ」という一編を読んだ。  よく目で見てニュアンスはわかっていたけれど、読み方と正しい意味を知らなかった熟語をいくつか調べた。私はじぶんで文章を書くのに言葉をあまり知らず、歌をうたうのに音楽をあまり知らない。知らないままでいることへの厭わなささえ持っている。それはもちろんよいことではないのだが、知への完璧主義をつらぬく苦痛を大学時代に味わい敗退してしまったのだ。  高校までの、比較的閉じら

          田舎の都会人、都会の田舎者

          ふつうのレターパックは存在しない

           コンビニでレターパックのライトとふつうのをひとつずつくださいと言ったら「ライトとプラスですね」と店員さんに名称を正され、そうか、レターパックに「ふつう」はないのだと思い出した。いや思い出したのではない、レターパックの名称の謎にはじめて私の焦点があったのである。  この世にあるのはレターパックライトとレターパックプラスで、ふつうのレターパックは存在しない。考えてみるとこれは、けっこう不思議なことではないだろうか。 「ライト」と「プラス」で想像するのは、SMLのサイズで言え

          ふつうのレターパックは存在しない

          國分功一郎『目的への抵抗』

           読書会4冊目は私が選書した、哲学者・國分功一郎さんの『目的への抵抗』。コロナ禍に大学で行われた國分さんの講話を書き起こしまとめたもので、口語の読みやすい本だ。  コロナ危機下の社会における「自由」のあり方を出発点に、過去の著作『暇と退屈の倫理学』の続編にもなるような議論がなされている。  さて、この本について書くとき、私はどうしても自分自身の経験から語らずにはいられない。しばしお付き合い願いたい。 ◆  コロナ禍真っ最中の2021年1月、私はそれまで4年間続けていた

          國分功一郎『目的への抵抗』

          かわいさはもっと無意味に飾られよ

           YouTubeに上がっているあらゆる動画ジャンルのなかでも私はゲーム実況を見るのがすきで、近ごろは2020年あたりに更新されていた瀬戸弘司さんの「あつまれどうぶつの森」実況を見ている。  あつ森(どう森)はまちづくり系のゲームで、無人島からスタートして島をじぶんらしく作っていく。ほかの住民は基本的に動物だ。新たな住民とはランダムに出会える。そこで瀬戸さんは新しい動物に出会うたび、そいつの巷での人気がどれほどのものかというのをメルカリに出品されているカードの取引価格ではかっ

          かわいさはもっと無意味に飾られよ