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二人のジルベルト=ジョアン&アストラッド#5ゲッツ/ジルベルト

#4の記事に引き続き

ジョアン・ジルベルトのアナザーストーリー。

http://www.tapthepop.net/live/36256?fbclid=IwAR3s9YY-HR3weDs8rXsTWjBMcx2mlMD1mpAI9Wg1PobWzqPOWBmgbQ48nVQ


アメリカの音楽の“殿堂”カーネギーホールで、初めてアメリカの聴衆に披露された、本家本元のブラジル音楽としてのボサノヴァ。

アメリカのジャズ的な解釈によるボサノヴァを打ち出すスタン・ゲッツと全く反りが合わなかったそうですが(たぶんブラジル音楽独特のリズムの取り方からして違っていたのだと思います)、


アルバム『ゲッツ/ジルベルト』

さらに二度目の共演を録音した、次に出したレコードでは完全に分離して録音したとのことですので、これこそ、彼が真のボサノヴァの“矜持”を守ったのでしょうね。


アルバム『ゲッツ/ジルベルト2』

ボサノヴァの神様、いや敢えて“法王”、すなわち、あんた=スタンの奏でるメロディとリズムはボサノヴァもどきの異教徒の音楽だと断言、と呼ばれた所以だったのだと思います。

もちろん、私の勝手な推測(妄想?)も含まれていますが、彼=ジョアンが「法王」と呼ばれていたのは事実です。

ジャズがボサノヴァを取り込んだのではなくて、ボサノヴァはあくまでブラジル音楽(ショーロやサンバなど)の“新しい=ノヴァ、波=ボッサ”なのであるという彼の自負(スタン・ゲッツなにするものぞ)があったのだと思います♪

#創作大賞2023

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