あなたがジンと
来る時は♥♫
大瀧詠一さん
お誕生日おめでとうございます。
ヒットの法則
ロンバケのはるか昔に、
ヒットの法則は、
サイダーのCMで
発見済みなので、
後は本気で取り組む
だけとのことでしたね。
秋吉久美子は、『旅の重さ』というATG系の青春映画を初めて観て、新人扱いで、はっとする美少女を演じていました。
主役の高橋洋子が後出しじゃんけんで主演しましたが、存在感で優っていましたね。
ミツヤサイダーのCM、
大瀧詠一氏のでも輝いていました。
その後、趣味趣味音楽街道をまっしぐらに突き進んでいたところ、業界での評価は高いがセールスでは大苦戦、ロンバケを゙出す直前には、家族から、おかずに瀕するほど家計が苦しいことを告白され、初めて本気で仕事をしなければならないなと決意、
まずは、当時既にYMOでヴイヴイいわせていた細野さんに、
これからは、オレも売れてみせるから待っててね
と宣言して自分自身を゙追い込む。
そして、いよいよ3月27日にアルバムが発売されるも、当初は苦戦。
夏をテーマにしたアルバムなのに、初春というか、晩冬に出さざるを得ない事情を抱えた季節外れ商品。
日本のレノン・マッカートニーに匹敵すると当時既に業界で称されていた松本隆作詞&大瀧詠一作曲の鉄板コンビがヒットの必要十分条件だったが、折悪しく、松本隆の妹さんが闘病の末亡くなり、
呆然自失となった松本隆氏が仕事ができないので降ろさせてくれと懇願。
待つよ
と一言大瀧詠一氏
かくして、本来の発売日から大幅に遅れて、この季節にリリースされることに。
一説には、CBSソニーに移籍してこのアルバムの発売が予定されていたが、それまで所属していた日本コロムビアとのアルバムリリース本数と契約期間が残されており、それも影響したという説も有力でしたね。
だが、夏が近付くにつれて次第に“需要”が高まり、楽曲の完成度の高さもあって、一気にブレイクアウトポイントを゙突破し、大ヒットアルバムにのし上がる。
個人的な経験では、学生時代のアルバイト先で知り合った友人が、私が大瀧詠一のファンだったことを覚えていてくれて、
今度、彼女を゙クルマでデートに誘いたいのだが、ロンバケのアルバムを゙カセットテープにダビングしてくれないかというオファーがあり、渡したところ、
後日、バッチリだったという感謝の言葉をもらったことがありました。
あのアルバムの最後が、さらばシベリア鉄道で、まるで、直前の
Fan✕4のエンディングで、五十嵐浩晃の“月に吠える男”が大ウケで、それに応えるアンコールソングとなっているのもご愛嬌でしたね。
結局、暑い夏の狂騒もいつかは終わりが来るかの如く、いつかは冬に還っていくというオチでしたね。
名盤『はっぴいえんど』通称“ゆでめん”の、
夏の眠れない夜の暑苦しさを活写した「いらいら」
から、突然「朝」の不思議な静けさと生暖かさを満喫するタイムバンデッドに陥ったかのような
セルフリスペクトだったのかも知れず。
なお、
この曲の叙情的な
アルペジオ奏法で
12弦ギターを
爪弾いているのは
大瀧詠一氏でした。
「朝」より
何も答えず
息を吸い込み
僕は暖かい
窓の外は
冬
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