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2013年1月の俳句 4
冬の月涙はらはら落ちこまる
季語:冬の月(三冬)
月が澄み、清らかなのは清らかなのは秋の月の調和がとれた至純の美しさで
あるが、冬の月は、不調和なほどに徹底した孤高な美を本意としている。
「新日本大歳時記・冬・(講談社)」より引用
冴え渡った夜空に輝く冬の月は美しく、涙をこぼすほどでした。
そのまんまですが、その時、その場、その瞬間を誠実に表現した拙句です。
2013年1月の俳句 3
もぐりこむ蒲団の中といふところ
季語:蒲団(ふとん)三冬
ご存知の通りですが、袋状の布の中に綿や化繊、鳥の羽毛を詰めたもの。
敷蒲団と掛蒲団があり、その間に寝ます。
ゆっくり湯船に浸かり、夜のルーテイーンを終えたら、一目散に蒲団に潜り込みたくなります。
そんな気持ちで詠んだ俳句です。