古本と新刊 納屋文庫

Take your time and read a book. ゆっくりと時間をかけて…

古本と新刊 納屋文庫

Take your time and read a book. ゆっくりと時間をかけて、一冊の本を読む。 最高の読書体験をお届けしたい。 兵庫県姫路市の小さな本屋です。

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    死のやわらかい

    『 死のやわらかい 』 著 鳥さんの瞼 「死」を誰よりも愛し、向き合い、見つめ続ける歌人の第一歌集。 【収録歌より】 巻き貝のなかを明るくするように母は美大はむりよと言った 会うことのなかった四羽の心臓が一つに刺されて完成している 死ぬことが悲しいだけでなかったこと 落ちて初めて燃ゆ流れ星 【栞】 林あまり『若草の香り』 岡本真帆『「むりよ」が連れてきた明るさ』 東直子『命に旗を立てる』
    1,650円
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    漫画選集ザジvol.2

    マイナーな短編読み切り漫画を22作品収録。 オルタナティブを模索し迷走し続ける漫画選集シリーズ第二弾です。 【漫画執筆者と作品名】 亜蘭トーチカ 『Hype Boy』 ゐ忌レ 『魔王』 市村柚芽 『星の散歩』 いましろたかし 『撮影会』 大橋裕之 『音』 沖永和架奈 『浦島太郎深海記』 鬼霧繭乃 『フイヨラ』 もちだころ 『靴下を裏がえせ!』 おんちみどり 『ふりむき峠』 ゴム製のユウヤ 『ナカノタワーの事件』 杉作J太郎 『ブラジャー男』 terayama 『エメラルドは不定形の探偵』 トミムラコタ 『オオサンショウウオくん』 七野ワビせん 『さよなら…母さん』 花園照輝 『コルネット』 久宿純 『歌うカビクリームコロッケ星人』『うそつき』 日野健太郎 『トレイル』 HOSHI368 『天使は誰だ。』『サタニックブンブンヘッド』 松本剛 『13』 まんきつ 『恋のスナイパー』 【エッセイ執筆者と作品名】 屋良朝哉&ゴム製のユウヤ 『アメリカン・ニューシネマについてうだうだ喋る会』 切通理作 『バカボンの強迫観念』 倉島一樹 『いつか行きたいアイランド』 ゴム製のユウヤ 『垣根の見張り』 黒澤千春 『「またあした!」に、しみじみ。』 輝輔 『泣かないでほしかった』 【内容紹介】 ガロやアックスのような、自分の描きたい漫画を自由に描いて気軽に発表できる場所を目指してつくりました。 発表の場、発掘の場として、誰かが一歩踏み出すための踏み台のような存在になりたいです。 メジャー誌には掲載されないマイナー漫画、実験漫画、衝動漫画、インディーズ漫画、パンク漫画、わけがわからないけどなんだかすごい漫画、そういった作品に興味がある方におすすめです。
    1,540円
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    死のやわらかい

    『 死のやわらかい 』 著 鳥さんの瞼 「死」を誰よりも愛し、向き合い、見つめ続ける歌人の第一歌集。 【収録歌より】 巻き貝のなかを明るくするように母は美大はむりよと言った 会うことのなかった四羽の心臓が一つに刺されて完成している 死ぬことが悲しいだけでなかったこと 落ちて初めて燃ゆ流れ星 【栞】 林あまり『若草の香り』 岡本真帆『「むりよ」が連れてきた明るさ』 東直子『命に旗を立てる』
    1,650円
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    漫画選集ザジvol.2

    マイナーな短編読み切り漫画を22作品収録。 オルタナティブを模索し迷走し続ける漫画選集シリーズ第二弾です。 【漫画執筆者と作品名】 亜蘭トーチカ 『Hype Boy』 ゐ忌レ 『魔王』 市村柚芽 『星の散歩』 いましろたかし 『撮影会』 大橋裕之 『音』 沖永和架奈 『浦島太郎深海記』 鬼霧繭乃 『フイヨラ』 もちだころ 『靴下を裏がえせ!』 おんちみどり 『ふりむき峠』 ゴム製のユウヤ 『ナカノタワーの事件』 杉作J太郎 『ブラジャー男』 terayama 『エメラルドは不定形の探偵』 トミムラコタ 『オオサンショウウオくん』 七野ワビせん 『さよなら…母さん』 花園照輝 『コルネット』 久宿純 『歌うカビクリームコロッケ星人』『うそつき』 日野健太郎 『トレイル』 HOSHI368 『天使は誰だ。』『サタニックブンブンヘッド』 松本剛 『13』 まんきつ 『恋のスナイパー』 【エッセイ執筆者と作品名】 屋良朝哉&ゴム製のユウヤ 『アメリカン・ニューシネマについてうだうだ喋る会』 切通理作 『バカボンの強迫観念』 倉島一樹 『いつか行きたいアイランド』 ゴム製のユウヤ 『垣根の見張り』 黒澤千春 『「またあした!」に、しみじみ。』 輝輔 『泣かないでほしかった』 【内容紹介】 ガロやアックスのような、自分の描きたい漫画を自由に描いて気軽に発表できる場所を目指してつくりました。 発表の場、発掘の場として、誰かが一歩踏み出すための踏み台のような存在になりたいです。 メジャー誌には掲載されないマイナー漫画、実験漫画、衝動漫画、インディーズ漫画、パンク漫画、わけがわからないけどなんだかすごい漫画、そういった作品に興味がある方におすすめです。
    1,540円
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    偶偶放浪記 ※著者サイン本

    偶偶放浪記 小指 岸本佐知子氏、都築響一氏推薦 漫画+エッセイの「旅の本」 寄居、いちょう団地、石岡、城ヶ島……有名な観光地でも“映え”スポットでもない、人々に忘れ去られそうな場所を「たまたま」訪れる愉しみ── 外出や旅行が憚られたコロナ禍の2020 年。漫画・エッセイ・絵画・音楽等多方面に活躍する著者は、どこにも行けないのならと家に籠り、わずかひと月の間に過去の旅の思い出を漫画と文章で甦らせ、『旅の本』という書名で自費出版、大きな反響を呼んだ。これを大幅に加筆・修正し、さらにPR誌「白水社の本棚」連載「偶偶放浪記」や書き下ろし四篇を加え、新たな旅の本としてまとめたのが本書である。 宿も食事も想定外、なぜか巻き込まれる奇怪なアクシデントの数々、時代に取り残され失われつつある光景、交錯する自らの記憶……笑いと哀感が入り交じり、読後はふらっとどこかへ行きたくなること必至の、珠玉の旅漫画+旅エッセイ集。 「私も小指さんの目と、耳と、鼻を借りて、今すぐ旅に出たい。近くて遠い、異界の入口をのぞいてみたい。しみじみと、最高です」 ──岸本佐知子 「どうでもいい町を歩く楽しみが、どうでもいい人生を楽しむ極意を教えてくれる」──都築響一
    1,980円
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納屋のこと

お察しのとおり、田舎の家にはよくある納屋を改装して本屋にしたから納屋文庫といいます。 この納屋は昭和のいつ頃に建てられたのかもわからないし、そもそも昭和以前の可能性もある。 店主(父)は知っているのだろうけど、聞いたことはないです。 古道具や農機具なんかを置いていた納屋を改装したのは、本屋を開業するためではなく、もっと別の理由で。 その話についてはまたの機会に置いておきます。  納屋を本屋に。 改装後しばしの時を経て、本屋として納屋を活用することになった。 もとも

    • 宇宙人の部屋

      表紙の水色が印象的な、文庫サイズの本『宇宙人の部屋』に驚いた。 ありきたりな表現ではあるが、まさに「頁を捲る手が止まらない」 そんな本だった。 あらすじ 『宇宙人の部屋』はアルコール依存症の男たちと過ごした壮絶な17年間の記録だ。依存者たちと共に歩む著者の共依存症と回復の記録。 《なぜか付き合う男が、全員アル中だった…》で始まる、過去に著者が出した同人誌・宇宙人の食卓の"その後"の話。 偏食のKと奔放過ぎるA、そして「自分が彼らを助けなきゃ」と必死になっていた共依存症

      • いつも、もやがかかっている

        もやもやしている人にお越しいただける本屋っていいなと思っている。 皆様は、どうですか? 日々、もやもやしていたりします? 私は現在進行形で盛大に、もやもやしています。 ちなみに【もやもや】の意味を検索してみると以下のようにありました。 1.《副[と]・ス自》 もやが立ちこめたように、形がぼんやりしているさま。「湯気が―とあがる」 2.《名》 物事が明瞭(めいりょう)でない状態。わだかまり。「ふたりの間には―が残っている」 なるほど。 確かに①のもやもやは物事を形容

        • いなくならない。

          最近、『閉店します』という言葉を目にする機会が多い気がする。 近所の喫茶店、居酒屋にはじまり、車でよく行っていたCoCo壱や駅近くにあったブックカフェ(これは正確にいうと「閉店していた」だが…)、SNSでフォローしている本屋さんなど、いたるところで『閉店します』がひょこひょこと現れる。 おそらく、『閉店します』は宣言する側にとっては人生の岐路のひとつだろう。 苦難を乗り越えつつも、様々な事情を飲み込んだうえで決断した結果だと思うので、それなりの意志や、場合によっては無念

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        記事

          雨予報に腰がひけて本日と明日のイベント出店を辞退してしまい、すぐに逃げ出す自分の変わらない性格に自己嫌悪な一日。 諸々の用事を済ませながら、夕方にスタバに行って本を読んだ。 本日は臨時休業としていたが店主(父)が納屋にいたらありがたいことにお客様が来てくださったそう。うれしい。

          雨予報に腰がひけて本日と明日のイベント出店を辞退してしまい、すぐに逃げ出す自分の変わらない性格に自己嫌悪な一日。 諸々の用事を済ませながら、夕方にスタバに行って本を読んだ。 本日は臨時休業としていたが店主(父)が納屋にいたらありがたいことにお客様が来てくださったそう。うれしい。

          緊張

          本屋で働いた経験がないので自己流のやり方で、正道か邪道でいえばおそらくは邪道なスタンスで店を営んでいるのだとは思う。 ちゃんとした店舗ではなく、自宅の納屋という時点で世の中から少しズレている気もしている。 それでも2021年2月下旬ごろの開業から2年余りが過ぎた。 この2年間で知ったことや積んだ経験は、このさき本屋として店を開けられなくなっても何かに活きるに違いない。きっと。たぶん。そうであって欲しい。 少しばかりの年月が経過したとはいえ、週二日、週末しか開けていない店

          読む時間がなくなるなんて、聞いてない。

          納屋文庫という屋号で本屋(っぽいもの)をはじめてから、丸2年が経過した。 とはいえ、週末だけしか開けていないので実店舗の営業経験としてはバイエル初級程度といったところ。 しかも営業時間は土曜日15:00-18:00、日曜日は13:00-18:00のみで、お客様にとっては決して芳しくない開き状況でも、ふらりと立ち寄ってくださるかたがいることについては、もはや令和の奇跡というべきだろうか。 この土日については、店主(父)と店員(息子の私)は開店時間の少し前にお店に到着、まず

          読む時間がなくなるなんて、聞いてない。

          特集 行き詰まっていない時

          上司が体調を崩して長期の療養に入り、フォローに入るかたちで必然的に仕事が立て込んできたのと同時に、同僚の新型コロナウイルス感染症による休暇や私の家族も感染が確認されたりして隔離されているうちに、雪だるま式に業務量が膨れ上がっていった。 残業や休日出勤でひたすら作業をこなしていく日々に、先日などは朝からわりと重めの商談が控えたなか、ここ数日の寝不足で気怠い疲労を宿しながらも、そこからさらに数日前には10年に一度とかいう寒波がそこかしこに爪痕を残していったおかげで、国道を通る車

          特集 行き詰まっていない時

          大阪の古本屋で。

          ずいぶんと昔のはなしで恐縮ですが、私(店員)がまだ学生の頃。 高校卒業後、地元兵庫県姫路市を離れて大阪の大学で学ぶことになった。 はじめて親元を離れて暮らすという人生の一大イベントに、右も左もわかっていないであろう若者はむやみに心を躍らせていたに違いない。 それから十何年か経た現在も、いまだ世間知らずな中年ではあります。 大学入学の数日前、予定よりは若干早かったのだがいざ我が孤城へ参らんと、少なからずの荷物を携え下宿先へとやってきた。 頼りないひとり息子を心配する親、

          大阪の古本屋で。

          納屋文庫

          Take your time and read a book. ゆっくりと時間をかけて、1冊の本を読む。 限りある時間の中で、私たちが出逢える本の数はそう多くないかもしれません。 巷では数多の速読法が提唱され、生きている間により多くの本を読むことが推奨されているかのように思えます。 しかしながら、果たしてそれは本当に素晴らしい読書といえるのでしょうか? 著者が心血を注いで書き上げた本。 時代を越え読み継がれてきた本。 納屋に長い間、眠っていた本。 先人がこよなく