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Nawowow Cinema

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映画の感想とイラストまとめ
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2021年10月の記事一覧

ビルド・ア・ガール

ビルド・ア・ガール

イギリス郊外で冴えない毎日を過ごす女子高生が、有り余る文才と想像力を活かして音楽誌の辛口ライターに転身。
主演は『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のビーニー・フェルドスタイン。

もう…もう…、観るに決まってるし心にくるに決まってる決定映画!
『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』が最高すぎたビーニー・フェルドスタインが『ムーラン・ルージュ』のニコール・キッドマンみたいな髪

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デュエリスト/決闘者

デュエリスト/決闘者

1977年のリドリー・スコット初監督作品。
1800年代のフランスで、些細な諍いをきっかけに度々決闘する事になる2人の兵士を描く。

『最後の決闘裁判』公開に併せて各配信で100円レンタルされていたので10年ぶりぐらいに観ました。
前回観たのは、記憶が間違っているかも知れませんがTSUTAYAさんの良品発掘シリーズに入っていたかと思います。
TSUTAYA、もっぱらサブスク生活になってからしばらく

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DUNE/デューン 砂の惑星

DUNE/デューン 砂の惑星

1965年に第1作が始まった長編SF小説の映画化。
地球外の惑星で人類が宇宙帝国を築く時代、砂漠の惑星”デューン”を統治することになったアトレイデス家の嫡男ポールは、デューンで採掘される香料”メランジ”を巡る陰謀に巻き込まれる。

1984年のデイヴィッド・リンチ監督版は何度かテレビで観た覚えがありますがポールの特訓シーンぐらいしか覚えてません。
失敗作とされていますがキャラクターデザインなど写真

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最後の決闘裁判

最後の決闘裁判

1386年のフランスで起きた強姦事件を加害者、被害者の夫、被害者の女性…の三者からの視点でそれぞれ描く。

性暴力を扱った作品のため、直接的ではないにしろわたしの感想もその内容に触れます。
フラッシュバック等何らかの心理的不安がある方は読まないことをおすすめします。

リドリー・スコット監督で騎士同士の決闘ものというと『デュエリスト/決闘者』という1977年の作品があり、わたしも大好きです。
この

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フィッシャー・キング

フィッシャー・キング

1991年のテリー・ギリアム監督作。ある事件をきっかけに失脚した元人気DJと、同じ事件で失意の底に落ちホームレスになった元教授との友情を描く。

高校生の頃に繰り返しビデオで観た、ずっと好きな映画です。
今気づきましたが今年30周年じゃないですか!
どこかでイベント上映とかしないかな…。

BTSがニューヨークのグランドセントラルターミナルで歌う動画が去年話題になりましたが、この映画の名シーンとい

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Netflixのミステリードラマ

Netflixのミステリードラマ

映画はどのジャンルもまんべんなく観る方だと思いますが、小説はミステリーが9割です。
ドラマもミステリー、スリラー、サスペンスというジャンルをよく観てると思います。
で、たぶんこれアルゴリズム的なあれだと思うんですがNetflixで同じようなドラマを連続して観るとどんどん「こんなのもありますぜ〜?」とトップ画面の目立つ場所にミステリードラマが出てくるように…。
しかももれなくおもしろいのでやめられな

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TOVE トーベ

TOVE トーベ

『ムーミン』の生みの親として知られるトーベ・ヤンソンの芸術家としての苦悩、恋愛、自由を愛した生き方を描く。

ムーミンで連想するのはゆったりした、くつろいだ雰囲気だったり、ちょっと怪しげだけどそれがまた魅力なかわいらしさだったりしますが、やっぱりというか作者のトーベさんにはそういう部分もありながら一方で非常に情熱的衝動的で危なっかしい…映画に描かれていたのはそんな姿でした。
ジャズのスタンダードに

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恋はデジャ・ブ

恋はデジャ・ブ

アメリカの各地で毎年2月2日に行われる「グラウンドホック・デー」を取材しに来た傲慢な気象予報士が何度も2月2日を繰り返す事になる。限定された時間を繰り返すタイムループジャンルの代表作。

1993年の映画なんですが「何ちゅう日本語タイトルだ」と思いますね。
この頃なんでもかんでも「愛と〜」とか「恋の〜」とかを付ける悪習がありました。
中高生のわたしはまだマーケティング的な大人の事情が分かっていなか

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ほえる犬は噛まない

ほえる犬は噛まない

2000年のポン・ジュノ長編初監督作。
何かしらの悪を懲らしめて英雄になりたい!と夢見る女の子・ヒョンナムが団地内で連続して起きる犬の失踪を追う。

2000年製作ですが日本公開は2003年でした。
2000年は日本で『シュリ』が公開され「韓国映画がどえらい事になってる!!」と衝撃を受けた年。
その後2001年に『JSA』の骨太な人間ドラマに打ちのめされ、2004年にはいよいよポン・ジュノ監督の最

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007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

007シリーズ25作目にしてダニエル・クレイグ版ボンドの完結作。
前作から引き続くボンドの恋人であるマドレーヌ役はレア・セドゥ。
ボンドは彼女の宿敵でもある、ラミ・マレック演じるサフィンと対決する。

いや〜〜これが観られる日がとうとうやってきた!という感じです。
なにせ2019年末にはマスコミ試写があったので、2020年3月ぐらいの公開予定だったんですよね。
最悪2021年内も観られないのでは?

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シャン・チー テン・リングスの伝説

シャン・チー テン・リングスの伝説

MCU初のアジア系ヒーロー映画!
主演は割と最近までフリー素材のモデルをしていたというシム・リウが大抜擢。相棒のケイティ役はコメディ演技に定評のあるラッパーのオークワフィナ。

私事ですが新規感染者数がうなぎ登りだった7月末からワクチン2回目接種後1週間経つまでの約2ヶ月間、食料品買い出し以外の外出を全くしていなかったので映画館にも行けてませんでした。
通常は月8〜10本の新作を映画館で観ていたの

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魔女がいっぱい

魔女がいっぱい

2020年のロバート・ゼメキス監督作。
有名な児童文学の映画化、という事ですが『チャーリーとチョコレート工場』と同じ作家なんですね。

アン・ハサウェイが最強魔女を演じるんですが、さぞかしおしゃれな衣装を着こなしてゴージャスなんだろうなと思ってたら「よくこの役引き受けたな…」ってぐらいの体当たり?演技でした。
例えば『モンスター』のシャーリーズ・セロンみたいに作品自体が社会的メッセージが強くて演じ

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