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自分を騙しながら働くことはもうやめた


突然ですが、あなたの好きなものはなんですか?


私が好きなものは、スポーツ・映画鑑賞・写真を撮ること等…

たくさんあります。


それでは、あなたは今後どのような仕事をしたいですか?

10年後にどんな姿になりたいですか?

生涯で成し遂げたいこと、

こんな働き方がしたいなどでも構いません。

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私は3ヶ月前に上司からこの質問をされた時、答えられませんでした。

好きなもの、嫌いなものは答えられるのに

自分が将来やりたいこと、10年後になりたい姿がわからなかったのです。


しかも答えられないだけで終わればよかったのですが、

時間が経っても質問がぐるぐると頭を巡り考え込みすぎて眠れなくなり、

さらには心療内科で抑うつ状態という診断を受けました(笑)


結果、私は休職をすることになり、

そこから自分を見つめ直すことを始めたのです。


1、そもそもなぜやりたいことが分からなくなってしまったのか


昔はやりたいことがたくさんありました。

〇〇を勉強してみたい。海外に行ってみたい。ゲームを買いたい。

たくさんたくさんやりたいことがありました。


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しかし、大企業の中で多くの人に揉まれながら時間を過ごす中で

あまり自分のしたいことを口に出す機会が減ってしまっていたのです。


そもそも、大学と社会ではあまりにも状況が違いすぎて

私は衝撃を受けていました。


大学には同じレベルくらいの子たちが集まり、

ワイワイ楽しく過ごすことが生きがいでした。(某地方の国立大卒)


もちろん、社会に出る前は私にも自信はありました。

とあるスポーツでインカレに出場したり。

長年勤めたバイトでいい評価をもらったり。

まあ、なんとかなるだろうと考えていました。


しかし、社会に出てみれば自分よりも優秀な人ばかり。

同期の中にも有名大学卒業で学生時代から成果を上げている子

たくさんいました。


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そんな環境の中で段々と自信とアイデンティティを失い、


「この年にもなって〇〇がしたいとは言いづらいな・・・」

「周りに埋れたくない。今は××するべきだ。」


と私の思考は want思考(〜がしたい) ではなく

       must思考(〜をすべき)に変わっていたのです。


そんな私は、大好きだったゲームも漫画もやめて休日はカフェで勉強。

見事、宅地建物取引士試験には一発合格できたものの、

それを評価してくれた上司が「次は英語を頑張ろう!」と言い出す。

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周りからの目や評価を気にして、無理に頑張ろうとする。

段々と体が重くなり疲れやすくなる。

そして段々と自分が分からなくなる。


そんな中でかけられた

「10年後はどんな姿になりたいの?」という言葉で

私は思考がまとまらなくなり

深い深い闇の底に落ちていきました。


2、抑うつ状態の私の様子


そこまで鬱状態がひどくない時に休職したのは本当に良かったと思います。

でも自分にとっては本当に辛い日々でした。

ふとした瞬間にぽろっと涙が止まらなくなる。

抗うつ剤に身体が慣れず、家事もできなくなる。

そんな自分に嫌気がさして死にたくなる。


私はもうこのまま

自分のやりたいこともわからないまま

自分が何者なのか分からないまま

死んでいくのかなって本当に考えていました。

休職をして最初の1ヶ月はこんな状態でした。

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3、カウンセリングで気づいた私が本当にやりたいこと


私は抗うつ剤を飲んでもなかなか症状が良くならなかったので

思い切って病院を変えました。セカンドオピニオンっていうやつですね。


薬はもう飲みたくない!と思っていたので

カウンセリング療法も展開している病院を探して通院しはじめました。


実際にカウンセリングでは臨床心理士の方にアドバイスをもらいながら

「私がやりたいこと」を一緒に探り出してもらいました。


手順は以下の通りです。

①今まで憧れてきた人・モノ・生き方や心が動かされた経験を書き出す。
 (何個でもOK!!たくさんあればなお良し)

② ①で書き出したものの共通点を探る。

③ 共通点=自分が大事にしている価値感なのでそれを達成するには
 どうしたら良いか考える。


ここで出てきた ③ こそ「自分が人生で成し遂げたいこと」になるわけです。

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ちなみに私の場合は以下の通りでした。


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①自分が憧れてきたもの

 実家の隣に住んでいるおばさん

 ___ 小さい頃から他人である私の面倒もよくみてくれた。
     いつも笑顔で、ニコニコしている姿が好きだった。
     家族の面倒もよくみている。

 音楽鑑賞や映画鑑賞、読書

 ___ これらに触れることで笑ったり泣いたりしていた。
     心がスッキリすることがよくあった。

 個人経営のアットホームなカフェ

 ___ おいしいコーヒーでいつも落ち着く雰囲気が好きだった。
     働いている店員さんたちも優しくて何度も足を運びたくなった。


②共通点

 人に対して安らぎを与える(家族や知らない人にも関係なく)


③ ②を達成するために今後やっていきたいこと

 ・結婚・出産をしたら、家族に”家”という安らぎの場を提供したい
 →時短勤務や在宅勤務ができる仕事をしたい。転職をしようかな。

 ・誰かの尻を叩くような仕事ではなくて
  自分の作り出したもので誰かに安らぎを与えたい。
 →営業(社内の人間のケツを叩く仕事)はもうしたくない。

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もちろん、実際にはもっと長い工程でしたが

このような工程を踏むことで自分を見つけ出していくことができたのです。


4、最後に


就職してからの私は自分に対して嘘ばかりついていました

やりたくもない営業をやって「やりがいを感じます!」と周りに言ったり

意識高そうに見えるからと言って「海外で働きたい」と言ったり。


本当に今考えれば、よくないことだったなあと思います。

周りの目を気にして発言をして

どんどん自分を苦しめて

本当にバカでした。 


また、休んだことによって、本当に大切なのは

他人からの評価ではなく自分自身が自分をどう評価するか

が大事だとわかりました。


1ヶ月前の自分よりも自分は成長したなと感じられればそれでいいのです。

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私は現在、復職にむけて会社との面談を重ねております。


今までの私であれば周りからの目を気にして

今までいた営業に戻りたいというでしょう。


あいつ、折れたなって思われたり言われたりするのが嫌だったからです。


だけど私はもう今までの私とは違います

今は自分がやりたいことをはっきりと言葉にできます。


会社には素直に営業はやりたくないと伝えようと思います。

期待外れとハンコを押されるかもしれませんが、そんなの気にしません。

自分がやりたいことがわかったのでそれが叶えられるように今はやるだけです。


今回のことを経て痛感したのは

人間、やるべきことの先にやりたいことがないと折れるということです。


一般論から見ると

営業という仕事は経験するべきで宅建も英語も勉強するべきだと思いますが

私のやりたいことはその先にありませんでした

だから折れちゃったのかなって思います。


さてさて、最後になりますが

あなたの好きなものはなんですか?

あなたは10年後どんな姿になりたいですか?


このnoteを読んだあなたも未来に向かって希望を持って進めるようになっていることを願っています。


#私らしいはたらき方


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