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トマトの豚肉巻き

#今夜のラガーのおとも に紹介されていた、野菜の豚肉巻きが気になっていた。今日はぴかぴかと梅雨の晴れ間、それなら素材はお日様みたいな真っ赤なミニトマトにしてみよう。

豚ロースを平たく広げ、トマトにころりと巻き付ける。滑るかなと思ったけれどうまくいき、ころころとピンク色の肉団子がいくつもできた。簡単、だけどそこそこ時間がかかる。なるほど、料理した実感を確かに感じる。

では油を敷いたフライパンに、巻き終わりを下に・・・意外なことにここで躓いた。あれっ。困った、丸いから箸から転がってしまう。ぱちぱち油が跳ねる中、苦戦しつつも菜箸でつまんで向きを変える。二個目のしまった。丸いから焼けない面ができる。牛肉なら多少レアでもいいけれど豚肉である。しばし迷い、塩コショウからタレにからめることに変更した。

裏と表、カリッと焼き目がついたところで一旦引き上げベンチタイム。火が通って今度は簡単に摘まめたけど、やはりところどころがレアっぽい。このまま全面を焼いていたらトマトが爆発して大惨事になるところ。

肉汁の残ったフライパンに、酒と砂糖と醤油を中火で沸かす。醤油の香ばしい匂いが立ち昇り、ぶわわ、と泡が立ったところでショウガを直接摺り下ろす。ぴりっと甘辛いタレが出来たところでぽとぽとと肉巻きを戻していく。甘い豚肉の匂いも相まってまるで生姜焼き。しゅわっともうひと煮立ちさせ、肉が茶色いタレに染まったところで盛り付ける。

いそいそと席に着き、いただきます、真っ先に手を伸ばすのは金と赤ラベルのキリンラガー。
かしゅっ。ぐい、じわぁ・・・。苦みが舌に染みていく。冷凍庫にはキンキンに冷やしたグラスもあるけれど、缶ビールからぐぐぐっと流し込むのもたまらない。狭い飲み口で勢いがつき、舌の真ん中から喉奥へ飛び込んでくる勢いの良さ。ジョッキをうごうごがぶがぶ飲むのとも、グラスをきゅうっと飲むのとも、また違った味がする。そうして、夏は断然缶ビールを推奨したい。

さてさて、口上はここまで。湯気の消えないうち、と照り照りのをひとつ、ふう、ふう、はく。噛んだ瞬間、ぽひゅっ。口の中でトマトが弾けた。慌てて唇を引き結ぶ。ショウガで辛みのある肉の味、火の通ったトマトの甘味、なんとも絶妙な組み合わせ。そしてそこへしゅわしゅわしゅわ…っ!ラガーの苦み。

ぷはっ、これはナイスなラガーのおとも。こってり、あっさり、甘くて、苦くて、ぽしゅっ。触感まで面白い。次はインゲン豆を巻いてみようか。
おいしい、楽しい、今夜のおとも。

#今夜のラガーのおとも

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