伊藤ナヲキ

新潟を拠点に商業ライターをやり始めてかれこれ25年です。

伊藤ナヲキ

新潟を拠点に商業ライターをやり始めてかれこれ25年です。

マガジン

最近の記事

僕が出会った「脱ぎたくならない」くつ下の話

「締め付けないくつ下」と「気持ちよくフィットするくつ下」は、果たして盾と矛のごとく相反する条件だろうか? 一日が終わってリラックスタイムになると、おじさんの僕はさっさとくつ下を脱ぎたくなる。脱ぐと気持ちいい。でも履いたままでも別に不快感のないくつ下なら、布団の中でも履いていたい...かもしれない。 くつ下を機能性で選んだことがありますか?みなさん、自分用のくつ下っていったい何足所有しているものですか? 僕もきちんと数えたことがないけれど「オフィシャルな場限定で履くくつ下」「

    • フリーフロム=引き算の健康志向 次に来る〇〇フリーは? ①

      「グルテンフリー」「シュガーフリー」など個々のワードについては日本でも浸透した印象だが、その総称たる「フリーフロム」という用語について、認識している日本人はまだ少ないのでは。  「グルテンフリー」という言葉はある時期から小麦アレルギーの対象者限定の言葉では無くなった。  小麦、大麦、ライ麦=グルテンが血糖値の上昇を招くこと、免疫バランスを狂わせ炎症を引き起こすこと、中毒性を有する物質を生成して余分な食欲を誘発し太りやすくなることなどから「グルテンの摂取は不健康」であるという

      • クラフトコーラをゼロからローンチしてみるPART2

        オリジナルのクラフトコーラが出来上がって、瓶入り飲みきりの製品も完成した。新潟で開催された食品見本市「フードメッセ」にもブース出展した。さて、これからこのクラフトコーラをどう売っていくか。「買いたい人」に売る、要はそういうことなのだが。。。。 コーラとクラフトコーラ「1本100円のコーラを1000円で売る方法」 これはマーケティングの世界や広告業界で、 さんざんこすり倒されている訓話であり、 かなり昔だが同名の書籍も出版されベストセラーになった。 この正解についてはいろい

        • クラフトコーラをゼロからローンチしてみる  PART1

          「クラフトコーラつくってみた」記事をnoteで3回にわたって書いてきましたが、最近はご家庭でコーラづくりをする人も多くなり、このタイトルだとレシピ記事と混同されるかもしれない、と感じました。「きちんと間違いのない製品を作って、それを商品化・販売し、飲んだ人に満足してもらい、なおかつ収益化する....」までが僕らの手帳には書いてあるわけで、本当に面白いことは「つくってみた」の先にあります 製品になった「Lagoon Cola」僕らが製品化にこぎつけたクラフトコーラの名前は 「

        僕が出会った「脱ぎたくならない」くつ下の話

        マガジン

        • エッセイ
          2本

        記事

          クラフトコーラをイチからつくってみたPART3

          ただの思い付きから始まった「コーラづくり」の、なんと奥の深い世界! こんなコーラが飲みたかった、ができました その名も「lagoon cola」。この秋、新潟からデビュー! 国内クラフトコーラ市場クラフトコーラの国内ムーブメントは、コロナ禍の2020年にじわじわと浸透したといえる。 じわじわと、というのはまだ全世代に社会現象的に広まっているものではなく、また市場そのものもぼんやりとしたものである現状を踏まえてのこと。 僕自身、クラフトコーラの市場が成熟期を迎えたと判断

          クラフトコーラをイチからつくってみたPART3

          それ自体ご馳走と思えるレンコンに出会ったことがありますか?

          無農薬、無化学肥料で栽培された「レンコン」がメーンディッシュになる。 レンコンの未体験ゾーンに、会いに行く。 主役を張れるレンコン レンコン、ご存知ですよね? そう、蓮の根と書いてレンコンです。 あの野菜の、穴が開いているやつ、天ぷらや煮物に入っている、 皆さんの普段の食生活で、 レンコンとの距離感って、どんなものですか? 「今日はレンコンが食べたいな」と 思うことってあります? 僕はありませんでした。まずレンコンの味が思い出せなくって 「まあ主役って言うよりは.

          それ自体ご馳走と思えるレンコンに出会ったことがありますか?

          クラフトコーラをイチからつくってみたPART2

          ただの思い付きから始まった「コーラづくり」の、なんと奥の深い世界! こんなコーラが飲みたかった、ができました その名も「lagoon cola」。この秋、新潟からデビュー! この色は。。。良い!さて、いよいよはじまった ”僕らの”クラフトコーラ製造販売プロジェクト まずは第一弾の試作完成を待つばかりとなった 長野の打ち合わせから帰って10日後、 モトムラから連絡があり、 第一弾の試作をもって新潟に来るという。 もう、ワクワクがとまらない 急きょ開催された「試飲会」が

          クラフトコーラをイチからつくってみたPART2

          にいがた秋空

          にいがた秋空

          クラフトコーラをイチからつくってみたPART1

          ただの思い付きから始まった「コーラづくり」の、なんと奥の深い世界! こんなコーラが飲みたかった、ができました その名も「lagoon cola」。この秋、新潟からデビュー! ”コーラ味”って何だろう「”コーラ味”ってなんの味なのだろう」 って考えたことないですか? もともとはアフリカ原産の「コーラの実」「コーラナッツ」の 風味がベースなのだろう。ウィキペディアにもそう書いてある。 ただし、僕らが物心ついた時から知っているコーラは あの世界一有名な「コ〇コーラ」の味であ

          クラフトコーラをイチからつくってみたPART1

          1983年のリッチー・ブラックモア~中学3年生だった札幌の時間~

          「君が初めて買ったCDは?」で鬱々とする「自分の小遣いで初めて買ったCDは何?」 それなりに”寄せた”感じで訊いたつもりだった、これでも。       ※     ※     ※ 知り合いの月刊誌編集者に新卒新人ライターを預けられたのは昨日。 取材記事のイロハを教えたいが、 編集部の中堅は自分らのことで手がいっぱいで持て余しているらしい。 「若手のライター志望は、どうせ僕みたいな 年寄りの話なんか相手にしないだろ? 新卒なんて息子くらいの歳だ。悪いけど...」 面

          1983年のリッチー・ブラックモア~中学3年生だった札幌の時間~