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クラフトコーラをイチからつくってみたPART1

ただの思い付きから始まった「コーラづくり」の、なんと奥の深い世界!
こんなコーラが飲みたかった、ができました
その名も「lagoon cola」。この秋、新潟からデビュー!

”コーラ味”って何だろう

「”コーラ味”ってなんの味なのだろう」

って考えたことないですか?

コーラグミ

もともとはアフリカ原産の「コーラの実」「コーラナッツ」の
風味がベースなのだろう。ウィキペディアにもそう書いてある。

ただし、僕らが物心ついた時から知っているコーラは
あの世界一有名な「コ〇コーラ」の味であり、
当然ながら今は「コカ」も「コーラ」も入っていない

ネットで調べると、世の中には既に数多くの
インディーズコーラ、クラフトコーラが出回っていた。
一時期の「ご当地サイダーブーム」的なノリだろうか

そして”コーラの味”の輪郭は
「バニラ+シナモン」でつくれる
ということもわかった。

気になりだしたら止まらない

さっそくバニラビーンズとスティックシナモンを調達し、
少量の水で煮込んで砂糖を加えて簡易版シロップを試作した。

ソーダで割って飲んでみる

「美味しくはないけど、なんかわかる」

これが基本線だということに関しては
なんとなく説得力があった。

これに様々な香辛料を重ねていき、
「コーラ飲料」として整えていくのだ。
妙に納得して、
その場は「良い暇つぶしになった」くらいの思いでいた。


この時は、

まさか自分たちでクラフトコーラを
製品化するなんて、
思ってなかったけど。。。。


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直接のきっかけは
新潟市の郊外で開かれた
オーガニックマルシェに出ていたカフェのメニューに
オリジナルクラフトコーラを見つけたこと。

もちろんオーダーし、飲んでみた

かなり美味しかった

香辛料の味が重なり、スパイシーではあるが
ケミカルな味は全くせず、
とても「自由な味わい」

なんて言ったらよいか難しいのだが、
カレーに通じるような「拡張性のある味の重なり」
とでも言おうか

とにかく
スパイスの重ね方で、ニュアンスは劇的に変わる

しかもこの自由度は、
これから日本でもさらに定着し、
拡大しようという
ナチュラルフードやオーガニックの市場と
すごく親和性があるのではないか

クラフトコーラは
ナチュラル志向者にとっての
アイコン商材になりうるのでは?

そう感じた。

さっそく長野に電話した


長野、新潟で数々のフェスやイベントを仕切る
友人モトムラに
電話でクラフトコーラの話をした

彼は新潟市でフルーツサンドのコンテナショップを展開し
大いに繁盛させているのだが

ちょうど、
フルーツサンドに続く新しい商材を
思案していたところだった

この時の電話の会話が、
お互いに、とても熱量の高いものだったので
話は早かった

「出してみる?クラフトコーラ」

翌週、さっそく長野まで車を走らせ
商品の方向性と今後のスケジュールを決める
熱量が高いうちは、戦略など二の次で良い(と思う)

ここで決めた約束事は
「化学合成した材料、添加物を使わない」

クラフトコーラ、ご当地コーラは
昨今火が点きはじめ、ネットでも数々の銘柄が販売されているが、
「ノンケミカル」を押し出している商品は、ほぼない

「カラメル色素」が使用されているのも
大部分の銘柄に共通していた。
これも使いたくない材料のひとつだ。

大雑把なレシピだけ伝え、
モトムラの会社のキッチン担当者タカナシさんに試作を依頼した
彼女は沖縄出身で、長野に移住したスノーボーダーだが、
食に対する見識と発想は目を見張るものがあり
料理の腕も確かだった。

なのでスパイスの重ね方は彼女のセンスに任せ、
コーラシロップの試作をとりあえず依頼して
この日は新潟に戻ったが、
自分なりにイメージした組合せは、漠然とある

クローブは入れてほしい
バニラと似た香りのニュアンスがあり、
シナモンとも相性が良い。
クローブを加えることで、バニラとシナモンが
さらに引き立つこと請け合いだ。

スパイシーさが際立って、
甘みと親和性のある香りの
カルダモンも欲しいところ


もうこの時点でワクワクしかない
試作の第一弾は、どんなものが上がってくるのか

PART2に続く


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