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【020】できない部下に困っていませんか??~部下のプロファイリングがあなたを救う~ 実例編

いわゆる、できない部下が
あなたを悩ませていませんか??

パワハラと言われない部下指導をあなたに!
Coaching Cammy(コーチング キャミー)です。

前回は、Stage分類の
StageC
部下に対する考え方、対応策をお知らせしました。

Stage分類 青

Stage分類 ABCD説明

結論は、
この部下の一人前の定義を変える。
という事でした。

前号の
【019】できない部下に困っていませんか??~プロファイリングがあなたを救う~
https://note.com/naturalflow_43/n/nf75448b61e6c
も、ご参考頂ければ嬉しいです。

そして今回は、
このタイプの部下に対して、
実際の場面で起こった事例をお伝えします。

3つのケースをご紹介します。

何故、3つなのか??

できない部下を育成すると起きる3つのケースⅡ

それは、StageCを育成すると、
この3パターンになるケースがほとんど
だからです。

1つ目は、育成できたケース

2つ目は、全く変わらないケース

3つ目は、一時的に良くはなるが
     元に戻ってしまったケース

1)育成できたケース

●登場人物●
事務職
上司 Nさん 38歳 女性
部下 Jさん 33歳 女性 
部下はうつ病の診断を受けており、
当日欠勤になる事もしばしば。
任せていた仕事はちゃんとこなすが、
病状によって突然仕事がストップします。
任せていても、安心できません。
「頑張れ」などと励ます事も憚られますし、
けん責することもできません。

●実施したこと●
この女性上司Nさんは、部下のJさんを
プロファイリングした所、
StageBの要素がある事に気付きました。

そこで、業務を任せる事から、
依頼する事に変えました。

具体的には、
「考えて仕事をしてもらう」
から、
「指示された業務をしてもらう」
に変更
しました。

●変化●
元々、きちんと仕事をしてくれる人ではあったので、
Nさんの依頼にしっかりと応えてくれました。

すると、業務を分担する事が可能になりました。
仕事の流れを考えるNさん。
その実務をするJさん。

非常に上手く行っているそうです!

●結論●
できる事にフォーカスを当てて、
確実に実行できる範囲で業務をしてもらうと
彼らの中に自信が生まれます。
あなたの育成で、
彼らは自信を取り戻します。

2)全く変わらないケース

全く変わらないケース

実は、クライアントさんにコーチングを受けて頂き、
部下の育成方法について相談しながら進め、
さらに、クライアントさん(上司)の性質も加味すると、
全く変わらない部下はいません。
しかし、問題は次の
3)一時的に良くはなるが元に戻ってしまうケース
の場合です。

ただ、一般的に「変わらない部下」が大勢います。
そういう部下の育成・指導にお困りの方にむけて、
このブログは作成させて頂いています。
少しでもお役に立つことを祈っております。

3)一時的に良くはなるが元に戻ってしまうケース

一時的に良くはなるが続かないケース

●登場人物●
製造工場 
上司 40歳 部門のリーダー 部下4名 男性 Mさん
部下 25歳 男性 S君

●状況●
Mリーダーは優しく、叱らないタイプ。
S君も覚えはあまり良くはないが、
やればできる。
S君は、Mリーダーの上長が現場に来ている時は、
恐れているので、せっせと仕事をしている。
しかし、上長が出ていくと、ペースが落ちさぼりだす。

●実施したこと●
Mリーダーはもともと叱る事が苦手なので、
OAPシステム*¹(命令➡行動➡褒める)を実施。
(詳しくは【001】優しい上司のあなたが簡単に部下を動かす3つのステップ
https://note.com/naturalflow_43/n/n61881a8ab0b4/edit をご覧ください)

●変化●
1週間ほどで、S君のやる気が見られ、
周りからの評判が良くなりました。
Mリーダーも非常に喜んでいました。
しかし、3カ月くらい経つと、
さぼり癖が再発しました。
「目を離すとさぼる」
という事に気付いたので、
一人で仕事をさせない部署に異動させたところ、
仲間と協力しながら順調に仕事をしているそうです。

●結論●
プロファイリングとしては、別の切り口になりますが、
一人で黙々とする、より、
仲間と一緒に共同して仕事をする、
方が、パフォーマンスが上がるケースでした。


最後にメッセージです。

StageCの育成は可能ですが、
継続が難しいのです。

組織を強くするには、
StageD、StageA、StageB
を適材適所に配置し、
育成する事が大切になります。

ただ、StageCの育成にお困りの上司の方々は、
この部下の一人前の定義を変え、
できる事をさせつつ、
StageD、StageA、StageB
の育成を進めてください。

それがあなたのストレス管理にも繋がります。

Stage分類というフレームからのご提案でした!

ご参考になりましたでしょうか??

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最後までお読み頂き、
ありがとうございます!

パワハラと言われない部下指導をあなたに!
Coaching Cammy(コーチング キャミー)でした。


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