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レイキの実践は愛の実践

ここまで、レイキとは何かということ、具体的にどう手を当てればよいのかということ、遠隔ヒーリングについて、「五戒」について、スピリチュアル的な部分について、レイキに関して語ってきました。
ここまでお読みいただけたら、レイキに関する基本的に重要なことは、ほぼわかったのではないかと思います。

あとは、このレイキを実践していくだけです。
レイキを実践して、その素晴らしさを実感していただけたらと思います。

不安を感じる喜び

あなたが、「レイキをやってみたいな」と考えた動機は何だったでしょうか?
小さいお子さんがいて、すぐに体調不良になったりするので、自分で何かしてあげたかったからかもしれませんね。
あるいは私のように、親が病気で、西洋医術ではどうにもならなくて、レイキに頼りたくなったとか。

いろいろな動機があると思うのですが、その根底には「不安」があったと思うのです。

私たちが行動を起こす時の動機には、「喜び」を追求することか、「苦痛」を避けることか、そのどちらかだと言われます。
前者は「愛」の動機であり、後者は「不安」の動機です。
そして、「不安」の動機の方が、より行動に駆り立てるものです。

前回の「真実の「愛」とは何か?」でも書いたように、私たちの魂は、「愛」を体験しようとしています
したがって、「不安」を放り出すことが重要です。
しかし、それ以前に、「不安」を感じることがもっと重要なのです。

「不安」という概念を体験するからこそ、「愛」という概念を体験できるのだと言いましたよね。
ですから「不安」は否定したり、避けたりするものではなく、歓迎すべきものなのです。

「子どものことが心配で、それを何とかしたくて、レイキをやってみようと思ったんだなぁ。」
まずはそう認識することです。
そして、そう感じた自分のことを喜んでください。
やっと、「愛」へのスタートラインに着いたのですから。

レイキは意図のないエネルギー

最初の方で「レイキは意図のないエネルギー」にも書いたように、レイキは意図のないエネルギーであることを認識し、そのように施術することが重要です。

意図がないということは、相手の自由にさせるということです。
相手の自由にさせるということは、「不安」にしがみつかないということです。
「病気が治らないと困る」というような結果への必要性を排し、依存心や執着心を捨て去ることです。

結果がどうであろうと関係なく、ただ相手に寄り添って手を当てている。
そういう時間を、相手とともに過ごす。

他に何かしなければならないことがあるのかもしれませんが、それよりも相手に寄り添う時間の方が重要なのだと考え直す。
そうやって、長い時間、相手に手を当てていることがレイキなのです。

これは、まさに「愛」の実践です。

繰り返すことで習慣になる

「愛」とは、「不安」の対極です。
したがって、「不安」を捨て去ることが、「愛」に戻ることになります。
私たちの本質は「愛」そのものですから、ただ単に「不安」を捨てればよいのです。

しかし人は、無意識にまた「不安」に立ち返ってしまいます。
「不安」を動機とすることが習慣化しているからです。

習慣を変えるには、新しい習慣を作るしかありません。
つまり、新しく習慣にしたいことを繰り返すことです。
「不安」を捨てるということを、繰り返し行うことです。

そのためには、「意図のないエネルギー」であることを思い出しながら、レイキを実践することが役立ちます。

レイキ施術者として生きる

レイキ施術者として生きるには、「五戒」に示された生き方をすることです。
もう一度、「五戒」を載せておきましょう。

これが、人生に福を招く「招福の秘法」であり、レイキは「萬病の靈薬」です。
日々、これを意識して、「今日だけは」「前後際断」して取り組みましょう。
「怒るな」「心配するな」「感謝して」「業を励め」「人に親切に」
この5つの戒めの根底にある考え方を理解して、そのように生きることです。

その繰り返しによって、レイキ施術者としての生き方が、無意識にできるようになります。
考え方が習慣化するのです。

それができるようになったころ、「レイキを教えてほしい」という人が現れるでしょう。
その時は、喜んで教えてあげてください。
レイキ施術者としての生き方を手本として示しながら、同じ光の仲間を助けてあげましょう。

これが、このレイキを始められた臼井甕男(うすい・みかお)氏の望みであり、使命だったのだと思います。
私たちは、それに続く者として、その使命を受け継いでいきましょう。

すべて無料で公開しています。多くの人にレイキのことを知っていただき、役立てていただきたいからです。 もし内容を気に入られて、本1冊分以上の価値があると思われましたら、ぜひサポートしてくださいね。よろしくお願いします! 心を込めて書いていますので、とても励みになります。