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№20:変動の中から普遍の何かを見出す

先日はオンラインのセミナーを受けました。テーマは
『パフォーマンスエンハンスメント 〜機能的コンディショニングの活かし方〜 桂良太郎先生』でした。

パフォーマンス~
エンハンスメント~
機能的コンディショニング~

これだけ聞くとバリバリ論理的でデータに基づく、近代医学的トレーニングセミナー、悪くいえば「面白みのない」と思ってしまいます。

実際、イントロダクションの内容は最新の理論を中心とした説明で分かりやすいのですが、他でも聞けるのかな?と思いました。しかし、それだけではなかった!

中盤に進むほどに桂先生の深層には「哲学」があった気がする。

事前にスライド資料も配布されましたが、私の場合「講師がポロっと口にだす言葉の行間」を読むことでよりセミナーの本質に迫れるといつも思っています。(まぁたまに行間も何もない講師もいますが・・・)

なので資料には無かった言葉「変動の中から普遍の何かを見出す」この言葉は今回のセミナーでのハイライトでした、私にとっては。
この言葉を深く理解し、適切に表現(サービス提供)できればどのようなクライアント、どのような状況にも適切な指導ができると思う。なぜならこれはコーディネーショントレーニングの本質であり、原理であってもっといえばトレーニング全般にマクロでも、ミクロでもいえることだと考えています。

また資料には

“Methods(メソッド)”は、数えきれないほど存在するが、 “Principles(原理)”はとても少ない。
“Principles”をつかむ者は、自身の”Methods”を正しく選択できるが、 “Principles”を無視し”Methods”のみを試みる者は、問題に遭遇する。

(Ralph Waldo Emerson)

これはトレーニングだけでなく施術にも関係する。
今日、○○方法、○○式メソッドなどありふれている。もちろん良いもの多いですし、クライアントはわかりやすいかもしれません。しかしそういったメソッドに拘るあまり、本質(原理)を見失い、かえって悪い影響をあたえている場合も多くみます。

上記の言葉は医療、トレーニング関係者ではなくなんと!アメリカの詩人、哲学者、思想家であるラルフ・ワルド・エマーソン(1803~1882)からの引用ということに驚きました。(どこから繋いできた⁉)

わたしは常々トレーナーや鍼灸師、セラピストが哲学者である必要はありませんが、「哲学的」な思考、思想はするべきだと思っています。そう言った意味でも今回の出会い(オンライン)はよい時間となりました。
自分もそのような出会いを与えられるように日々邁進してまいります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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