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秋(空き)時間文学賞落選作品紹介!

 今回の秋(空き)時間文学賞は非常にレベルが高くて選考に非常に苦労しましたと先の賞の発表の際に書きました。厳選した選考の結果なのですが、しかしそれで惜しくも漏れてしまった作品をこのまま埋もれさせるにはあまりに惜しい。というわけで今回は特別に選考に漏れてしまった作品の中から選りすぐりの作品を紹介したいと思います。

 選考委員長:空き時間
 選考委員:猿山サル子
 選考委員:ダーリン
 選考委員:新入社員

 感動物語が一転して悲劇になってしまう。そんな現実を書いた作品です。いわゆる人違いを書いた作品ですが、こんな人違いはめったにあるものではなく、というより九分九厘ないでしょう。しかし時として運命はこんなイタズラをしてしまうのです。

 アンドロイドになったからってすべてが幸せになるわけではない。そんな事実を書いた作品です。

 タバコは喫煙所で吸ってという強いメッセージを書いた作品です。いくら思い出に浸ったからってタバコを道端に捨ててはいけません。

 これはTPOをわきまえろということを書いた作品です。文章から人の健康状態がわかろうが便秘気味の女性にアンタ便秘でしょなんて言ったらセクハラです!

 四つ子の女達にに翻弄される男を書いた作品ですが、しかしどうしてこの男は四つ子の区別もつかないのでしょうか。呆れますね!

 これはよくありがちの話です。へんな夢を持った地方の企業が東京の怪しげなコンサルタントに騙されてしまう話です。都合よく風なんか吹きませんよ。

 歴史のロマンを感じさせる作品です。マックとマクドの境界線を求めて関が原に旅立った青年は関が原についた途端不思議な幻影に誘われてさまよい歩く、そして彼が遭遇したのは関ケ原の武者たち瓜二つの現代の暴走族だったという。作者はここでまだ関が原は終わっていないと書いているのでしょうか。

 京都には人情がない。そんな当たり前の事実を書いた作品です。

 伏線って大変だなということを書いた作品です。

 スポンサーの重要性を語った作品です。

 畑違いの世界に放り込まれたらどうなってしまうかを書いた作品です。

 大事なのはお金じゃない。そんな事を書いた作品です。

 作家への励ましはいいのですが、作家を間違えたら大変です。



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