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トラウマになった元バイト先のカフェで、初めてモーニングを食べてみたら意外と美味しかった話②

こちらの記事の続きになっております〜

一度辞めると決めてからは、もう早かった。


「バイト 辞め方」「バイト 辞める 建前」「バイト 辞める理由」「バイト 大事な話 切り出すタイミング」などの検索履歴が、私のスマホに入ってるYahoo! JAPANを侵食していく。そしてそれらを読み込んでは、一人で何度もシミュレーションを行っていた。(なんのだよ)


母親に辞めると話したときは、さすがに少し驚かれた。娘のバイトへのモチベーションが低下していることは薄々気付いていたらしいけど、一時は金メダリストばりのテンションまで登り詰めたのに、本当にいいの?と問いかけてきた。



ごめん、お母さん。情けない話なんだけど、ちょっと娘はお豆腐メンタルすぎて、金メダリストにはなれなかったんだ。



こんな感じで、元金メダリストの家族である両親(特に母)には、 心の中で5回くらい謝罪した。





さて、いよいよ''その日''がやって来た。

いつも通りの5時間勤務後、店長に「お話したい事があるのですが、今少しだけお時間いただいても宜しいでしょうか?」って話しかける予定。

入念なセリフの下準備と自主練の成果を、今こそ発揮するときだ!



勤務終了後。

今、店長はちょうど休憩室に入ってる。ナイス!

よし。

コンコン


「はい、どうぞ」

「失礼します、お疲れ様です」

「はい、お疲れ〜」


今だ!!!!!




「でんちょう、あの、おっ、おはなしって、だっ、どぅふぇっ、」









ノオアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァイヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!




私の2週間にも及ぶシミュレーションの成果は儚く砕け散った。こんなにも本番に弱い人間がいるものかと、自分で自分に驚いた。



やはり私は金メダリストの器じゃなかった。



しかしそこから何とか挽回し、辞めたい旨をきちんと伝えることができた。

辞める理由に何を話したかは正直あまり覚えてないけれど、たしか「学校の勉強についていけなくなった」みたいな感じだったと思う…多分……

コミュ症を通り越して、もうただのヤバイ奴になった私の話を最後までちゃんと聞き遂げてくれた店長には頭が上がらない。

ありがとう、でんち…店長。


ただ一つ、勤務日がうまく重ならず、マネージャーにきちんと挨拶できなかった事だけが、唯一の心残りとなった。

こうして私は、「自身のお豆腐メンタルによりバイトを辞める」という新しい経験を得た。少し悲しいけど、自分のことを知れた良い機会だったと思うことにする。





時は過ぎ、2年後の現在。


実はですね、

なんと2年ぶりにですね、

今回の記事で取り上げたカフェでですね、

レモンアイスティーをグビグビ飲みながら、今回の記事を書いているんですよ。つまりここからはリアルタイムの話になるわけです、はい。


もともと、バイトを始める前からこのカフェの超ヘビーユーザーだったから、なんだかちょっと懐かしい感じで。一人で勝手にソワソワしてます。てへ。


そして、ここに来たからには。

せっかく来たからには!


結局、バイト時代に一度も食べることのなかった''アレ''を食べてみよう!と思い立ったわけです。


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ばばん。

(ちょっと今お腹が空き過ぎてて、写真が雑なのはごめんなさい)


散々作ってたくせに自分は食べたことのない、地味に2年間気になり続けたモーニング。


ああ、そうそう!パンが焼けたらベビーリーフを挟んで、上のパンをちょっとずらして提供すると綺麗に見えるんだよね…ちゃんとできてるじゃーん!なんて生意気に脳内で先輩ぶってみる。もう早よ食えや。


意を決して、まず一口。


パクッ





…………………いや、







ニッッッッッッッッッッッガ!!!!!!!!!



言い忘れてたけど、私、ベビーリーフが苦手なんですよね。なんですけど、なんか本日は、そちらの方をギッシリとサービスしてくださったみたいで。


ファーストコンタクトは最悪でした。(小声)

まあ私の食べた位置も悪かったんだろう…ということで、違う方向からまた思いきり、パクッ!




お、



お、







おいしい。




いやもう、シンプルに、普通に美味しい。


厚切りベーコンのまろやかな塩味、ベビーリーフのキリッとした苦味。それらを包み込んでくれるスクランブルエッグのトロトロ具合…

何より チェーン店とは思えないくらい、ちゃんとパンがモチモチしてて美味しい。(失礼)


これはちょっと、別のメニューも積極的に制覇していきたいわ。あ、ホットドッグも美味しそう。

そんなことを考えながら、二口目、三口目と食べ進める。

美味い、美味い、苦い、美味い。

…あ、にがっ!


三口に一回くらいの割合で、ベビーリーフの攻撃にやられる。くそー。

そして気付けば完食。



美味しいけど、いや美味しかったけど!

もうしばらく、これは頼まないでいいかな…他にも食べてみたいのいっぱいあるし…



なんなら、さ。

いつか、いつか願わくば、このベビーリーフの苦味を美味しいって感じられる日が来るかもしれない…なんて思ってるし。←


最後まで読んでくださったそこのあなた、本当にありがとうございます🥺💕2年ぶりにお店に行きましたが、結局、マネージャーにも店長にもお会いすることは出来ませんでした。(そりゃそうやで工藤)でも、また以前のようにお店のヘビーユーザー大王として君臨していく予定なので、もし2人の姿を見つけたら、遠巻きに心の中で感謝の意を表したいと思います。以上「バイトを始めて辞める」というだけの、わたしの初体験でした👏🏻


























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