おとまり しれた ！

【チャンさん年長・スーちゃん年少・ピーちゃん1カ月半の頃】

冬休み、いとこ達（私の兄の子）が遠路遥々、おばあちゃん家にやって来た。

指折り数えて二人を待っていたチャンさんとスーちゃんは、一緒にお泊りする、と大張り切り！

同じ年の夏休みにも、同じ様にチャンさんとお泊りに挑戦したスーちゃん。

（この時、私のお腹の中にはピーちゃんがいて、ぎゅうぎゅうのスペースで子供たちと雑魚寝するのが少々つらく、お父さんの夕飯の準備もあるので、二人を預けて家に戻った。）

けれど、夜中に大泣きのスーちゃんからギブアップコール…！！

車で20分という距離がいいのか悪いのか、夜中に再び引き返してスーちゃんをお迎えに…というちょっぴりビターでかなり二度手間な思い出が。。

今回はどうかな…と探りつつ、『お母さんはもう帰るね。』と言うと、ちょっぴり不安そうな色を滲ませながらも『うん。』と頷くスーちゃん。

後ろ髪をひかれながらも家に帰宅。

お父さんの夜ご飯の支度をし、何度も起きるピーちゃんのお世話に追われてバタバタと夜を駆け抜ける…

…と…ハッ、気づけば朝。

スーちゃんは泣かなかったのだろうか…。

それともおばあちゃんが気を使って電話しなかったのだろうか…。

ソワソワ。そわそわ。

朝食を済ませ、さぁいかがお過ごしか？！とお迎えに行くと、みんなと一緒に元気にアイスを食べるスーちゃんの姿。

私に気づくとダーッっと駆け寄ってきて、『スーちゃん、おとまり しれた！！』と目をキラキラさせてニッコリ。

どうやら秋に出産のために入院した際、チャンさんと二人でおばあちゃん家でのお泊りを余儀なくされたスーちゃんは、初日こそ泣いたものの、そっと状況を理解してグッと寂しさを堪え、一皮むけたらしい。

一つできることが増えて自信がついたスーちゃんは

『すーちゃん おとまりしれたね！ おとなになったね！ 』

と毎日大きく目を開いて胸を張る。

その姿がなんとも勇ましい！！

そして、まだまだかわいい！！

できることが増えるって素敵だなぁ。

私がこれからできる様になることって、どれくらいあるんだろう。

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いとこ同士、コロナでもう2年近く会えていない。

上の姪っ子は、来年もう高校生になってしまう。

段々、おばあちゃん家には寄り付かなくなってくる歳だよね。

なんて、母と私は話している。

ぽっかり空いた貴重な2年。

やっぱりさみしいなぁ…

みんな元気かな。

背、私より高くなったかな。

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