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読書を深める

何度も同じ本を読む事はあるだろうか。

読書しようと思った時に、新しい本が積まれている、いわば何冊も積読の状態になっているにも関わらず、どうしてもあの本が読みたいというものがある。

つまり、既にお気に入りになっている本だという事である。

読書家の人でなくとも、1、2冊は「あの本は好きだな」と思える本があるはずだ。

僕も読書が好きで続けてきた事がこうじて、何冊かのお気に入りの本がある。

お気に入りの本との付き合い方は人それぞれだと思うが、僕の場合は何度も辞書を引くように、わからないところを何度も教科書を調べるように、手に取る事が多い。

好きな本は少なくとも2回程通して読むことになる。

その後は索引するように読む。

「あそこにあんな事が書いてあったな」というように読むのだ。

そうやって記憶に残っている事を確認できるし、ちゃんと読書が自分の血肉になっている事が堪らなく嬉しいと感じる瞬間がある。

世の中には速読というスキルがあるようだけれど、僕はどうしてもこれに馴染めない。

一度試してみた事もあったが、何か読書の目的を間違えているような気がしてしまうのだ。

本は情報収集のアイテムではない。

完全にそうではないとも言い切れないけれど、新聞・雑誌と同じ情報収集の読み方では本の持つ「深める」感覚を味わえないだろう。

もちろん、本も新聞も雑誌も個々人が好きなように読む事ができる。

ただ、個人的には本は情報収集のものではなく、その人にとって教科書だと思うのだ。

それこそ教科書を熟読するような事は少ないのかもしれないけれど、本を読んで学ぶという過程はそこで経験している事が多いだろう。

その時に、「あれについては教科書のここに書いてあったな」と索引する事もあっただろう。

好きで読書をしている本もきっと同じで、何度も読む本も索引したくなるほどの本なのだ。

その本に書いてあった事が、テスト勉強の時の教科書のように、生きていく上での教科書になってくれているだけである。

本とはそういうものだと思うのだ。

だから、どれだけベストセラーでも自分には合わないと感じたりもするし、なんとなく手に取った本が人生を変えたという事が起こりうるのだ。

読書自体は難しい事ではないけれど、自分のお気に入りの本に出会う事は難しいのである。

継続して読書する事でしか、見えてこない世界があるのもこのためだろうと思う。

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