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その仕事、自分事ですか?

サラリーマン時代と今の生活では大きく変わった事がある。

それは仕事に位置付けのようなものができた事である。

変化したのはこれだけではないが、仕事に関する変化は一番インパクトが大きかった。

今はフリーランスという自由な身になっているので、複数の仕事をしており、仕事がいくつかに分かれている。

例えば、僕の場合だと、作家活動と物販を並行して行っているような状態である。

作家活動と物販の位置付けが違うというのは簡単に理解できそうだが、僕が言っているのは少し意味合いが違っている。

それは作家活動の仕事の中でも位置付けのようなものがあるという事である。

例えば、依頼があって書いているコラムもあれば、自分の思いの丈をほとんどありのままに書いているブログもある。

やっている事は、文章を書くという同じ行為だし、書いている僕自身が変わる訳でもないが、それらの仕事の位置付けはどこか違っているように感じている。

これは仕事に順位をつける事とも違う。

優先順位はあるけれど、仕事の大小はないと思って取り組んでいる。

では、位置付けとは何か。

それは、事象の所在が自分の内か外か、という事に集約できると、今のところは結論づけている。

例えば、先程あげた依頼されたコラムの所在は自分の外、ブログは自分の内にかなり近いという事だ。

仕事という事でなければ、日記は完全に自分の内の事象という事になるだろう。

誤解しないで欲しいのは、自分の外にある事象だから人間味が無くなるという事では無く、内にある事象だろうが、外にある事象だろうが、一旦は自分を介さないと文章にはならないという事だ。

あくまでも、テーマの事象が内にあるか、外にあるかというだけである。

言われてみれば、それはそうだなと思った方も多いかもしれないが、これにハッと気がついた時に、ひと口に仕事、あるいは文章を書く事と言っても、単一の作業でない事がわかるだろう。

これが何を意味するか。

それは、どんな仕事にも個々人の位置付けのようなものはあって、ごちゃ混ぜに考えてはいけないという事である。

先程の例で言えば、依頼されたコラムのなかで僕のパーソナルな話ばかりしてしまっては書き直しは必至だろうし、僕の個性が味のブログで外の事象だけを扱っていては面白味が出ないだろう。

この位置付けのようなものは作家稼業だからこそ感じた事ではあるが、稼ぐ事だけを目的に仕事しない限りは、どんな仕事にもあり得ると思えたのだ。

ただ稼ぐだけの仕事では、全てを自分の外の事象と考えてしまうだろうが、自発的で創作的な仕事には位置付けのようなものができるのだ。

僕は恥ずかしいけれど、サラリーマンの時にはお金を稼ぐためだけに働いてしまっていた。

だから、全ての仕事が自分の外の事象になっていて、自分の内側を介する事もかなり少なかった。

仕事というよりも、ただの労働だった。

そこに何も見出す事ができなかった。

そんな不毛な日々から卒業して、2年になろうかという今になって、この変化に気がついたのだ。

だから、フリーランスが良いとか、そんな事を言いたい訳ではなく、どちらかというと、サラリーマンの時でもこの事実に気が付けなかったのか、と少し切なくなったぐらいだった。

もっと自分事に感じて取り組む事もできたはずだ、と。

僕は仕事が辛いなら、早急に辞めてしまった方が良いと思っているが、後悔はして欲しくないと思っている。

今の仕事に悩んでいる人はたくさんいるだろうが、どうか後悔の無い選択をして欲しいと思う。

悩んでいるあなたへのひとつのエッセンスになれば嬉しい。

【本日の参考図書】


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