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五島の資料館で大切なことを再確認

昨日のアオハタ雑炊を楽しみに起きようと思いきやどうにも眠く、起きた時間に朝ごはんを食べたら昼ごはんが14時くらいになってしまう。そうなるとランチのお店がほぼしまってしまうので、雑炊は明日の朝に回す。

お昼ごはんのお店は箸置きが草だった。初めてのパターン。斬新。

ブリカマ定食たべた

五島の歴史文化資料館へ行ってみる。この地域ではカッパが火消しの神だそうで、入口ではなんとカッパと背比べができる。

カッパの身長は1メートル

資料館のトイレのマークは男性が侍、女性が着物。日本の風習を知らない外国の方はわからないんじゃないだろうか。なんなら侍の袴はスカート、着物はパンツにも見える。

じゃあパンツが男性、スカートが女性の従来のデザインがいいのかというと、最近は男性がスカートを履くこともあるわけで、今の時代のユニバーサルデザインは本当に難しい。プロの見解を聞きたい。

肝心の資料館はいまいちよくわからなかった。なぜかしらと考えながら館内を周り、ただの紹介で終わっているから面白くないのだという結論に至る。

「これはこういうものです」を並べられても、それをどう評していいかわからない。他の地域との違いや歴史上の立ち位置など「日本の中の五島」の視点が薄いから、わたしのような無知な人間は展示物の面白みを見出せない。

これは記事制作も同じで、紹介した先のメッセージや提案がなければ「で?」という内容になってしまう。誰に何を伝えたいのかを作り手がしっかり持っていなければ人の心を動かすものはつくれないのだと再確認。

帰り道、地元のレンタカー屋に立ち寄る。わたしは新卒の頃に新規の法人営業をやっており、当時一生分の電話をかけた反動で今のわたしは一切電話をかけたくない。ゆえに予約の電話をしたくないので直接店舗に赴く。

お店の受付はおばあちゃん。紙で予約を管理していて、鉛筆でわたしの予約を書き込んでくれた。ほのぼの。

夕方に長年の仕事仲間と打ち合わせをし、最後は雑談で盛り上がり、仕事の気持ちではなくなってしまったので早々に店じまい。飲み屋に向かうも、4軒休業、3軒は断られてしまい、30分近く歩き回る。電話をしてから向かえば効率的だけど、わたしは電話をしたくないので直接お店に赴くしかない。

8軒目のお店のドアを開けて店員さんを待っていたら、カウンターのおじいちゃんに手招きされる。いいのかしらと思いながら座ると、おじいちゃんはお店の人だった。18時から飲んでいるらしい。

声が小さい上に方言もあって何言っているかほとんどわからなかったけど、お店は80坪で当時1坪100万円だったことはわかった。答えは8000万円なり。

おつまみセット1000円

おじいちゃんは動作が独特。何かを指差しながらうなずき、コッと舌を鳴らし、少し舌を出してサムズアップする。これを繰り返していた。

肩をパンっとされ、肩をパンッとし返したら「結婚する?」とプロポーズされた。おじいさんが50年連れ添っている妻はカウンターの内側におり、結婚してるじゃないですかと軽口を叩いたら、わたしを指差しながらうなずき、コッと舌を鳴らし、少し舌を出してから人差し指を口にあててシーッのポーズをされた。そこはサムズアップじゃないんかい。

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