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物作り(化粧品開発)で大切にしていること②製品第一主義

①はこちら↓


販売日を先に設定して逆算進行しない


きっとこれも小規模でやっているからこそ
できること。
 
"そんなんじゃ出来るビジネスマンには
絶対なれねぇぞ!"
って出来るビジネスマンからは
怒られるのかもしれない(笑)わからんけど。笑

 

良い側面と悪い側面があるけれど、
例えば来年の何月に販売予定で進行しましょうって
ほとんどの企業には必要なスケジューリング。


それに合わせてみんな急ピッチで進めたり
スケジュール確保できるけど……。


私はこだわりが強すぎて
何度も試作をお願いしたり

最終段階でもう一度違うパターンを
お願いしたりするから^^;

先に販売日が決まっていると
処方を急いで決定しなきゃいけない
ケースが多いんです。



逆算して、いつまでに納品ってことは
いつまでに肌の検証を終わらせないといけない。

でもまだあと1週間は自分で試したいし、
何なら別の人にも使ってみてもらいたい
的なのがあって。



そこをちょっと妥協して販売して、

もし気付かなかったケースの事例が発生した時に
きっと後悔するし
リニューアルしたくなると思うから。



販売日は先に決めず、
処方の目処が経ってからある程度の日程を
決めておくっていうのが
半分ポリシーと化しています。



試作品は念入りに検証

これは当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
検証の仕方にも無意識に
マイルールみたいなのができてるかも?と
noteを書き始めて気付きました。


第1段階


まず大前提、私が結構時間をかけて
(1品あたり数週間〜数ヶ月)写真を撮ったり
毎日鏡でチェックしながら検証します。



これまでライター業やSNS発信用に
数えきれないくらいの商品を試してきたし、

それを紹介する時も同じように検証してきたので
肌の変化とか感覚にはかなり敏感な方。

その感覚を信じて商品選びの参考にしてくれている
フォロワーさんも多いので、

きっと500人がめちゃくちゃ良いと
実感してくれても、

私が普通かなと思う試作品だったとしたら…
製品化はしないと思います。(多分絶対。笑)



この考えは自意識過剰や自己中かもしれないし、

もちろん生み出す側としても商売という意味でも
みんなが良いと思う商品を生み出したいけれど。



商品を選ぶときの指標がぶれてしまったら
今まで自分が積み上げてきたものと
私についてきてくれている人を
蔑ろにしてしまっている気がする。


だから第1段階として
この工程は絶対に絶対に甘くしません。



良い試作品が出来上がると検証段階で
だんだん肌が綺麗になっていくので。


同時に何種類か使わないといけない場合は
比較しにくくなるなんてデメリットも(笑)

(肌荒れしてる肌にも良いか検証したいのに
肌荒れしてないから分かんない!的な)



そんな時はわざと肌に合わない化粧品を使ったり
クレンジングを適当めにして肌を荒らします。

こういうところはプロ魂というよりも
もはやオタクなんだろうなぁ
と最近気付きました。笑

※この段階では私以外も社内で試作品検証中




第2段階


第1段階でだいぶ良い!となった後は

・肌質や肌悩みをある程度把握している人
かつ
・年齢や肌タイプ(乾燥肌・脂性肌など)が違う人
にも試してもらいます。


大手企業のように大量のモニターを使って
データを集めることもすごくいいなと思うし、
その方法でもやってみたいとは思う!!



けど、こだわっているのは

「私が肌質や肌悩みをある程度把握している人」

っていうところ。



例えば「格段に肌の調子が良くなって潤った」
ってコメントがもらえたとして、


・普段どんなものを使ってて
(価格帯やアイテム数やブランドなど)

・どんな製品を好きという傾向にあって
(製品ジャンルや成分やテクスチャーなど)

・肌の変化に対してどのくらい敏感で
(普段からスキンケアにこだわっているのか
 鏡もアップで見ないくらいなのかなど)

・どんな風に試作品を使ってくれているのか
(量は?塗る順番は?併用している商品は?)


↑こんな風に
どんな人からもらったコメントなのかで
いろいろ捉え方が変わってくる。


だから、

(より詳細まで把握できる)どんな人の肌が
どうなったのか・どう感じたのか

それを知る方が
私の場合は試作品の解析をしやすい。



辛い料理に例えてみるとして、

「辛いもの好き500人にリサーチしました!」
って教えてもらうよりも


あの店の激辛もあの店の激辛も大好きな
〇〇さんが食べれないって言うなら
私には到底無理だ。


…って言われる方が把握しやすい。

そこの情報によってかなり受け取り方が
変わると思ってる。

「ふむふむ…こういうことね。」
ってならないと
改良もGoも出せない性格なので
こういうやり方をとっています。



家族には特に口うるさく聞いたり
写真撮ったりするけど
毎回実験台になってくれるし、

忙しいのに写真撮ってくれたり喜んで!って
協力してくれる友達にも感謝。




こいつに絡むと細かくて面倒くさそうだな〜
っていう要素が全開になってきたところで
②は終了。

ヒィ〜細かい〜っていう気持ちにならず
これだけ貫いて出来てる商品なんだ!
という温かい気持ちで
最後の③の更新も待っててくださいね♡笑



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