オレンジページと「好きを仕事にしたい人への本」を作ります。2024年3月発売です。
「企画会議に通りました!」
という電話をもらった時の喜び様ったら…!
わー!きゃー!って、大人げないくらいうれしかったです。
現在進行中の「レシピ&エッセイ本」に続き、2024年3月に「好きを仕事にしたい人への本」を出版します。
|「いつかこんな本を作りたい」と思っていた
料理雑誌で有名な「オレンジページ」さんが書籍も作っていると知ったのは、ご縁がつながってからのことでした。
しかも、料理以外の暮らしの本も作っていると知って驚いたのですが、わたしの本はオレンジページとして異例の「ビジネス本」なのです。
でも実は、好きを仕事にしたばかりの頃から「いつかこんな本を作りたい」と思っていたのです。
当時は、本当に情報が少なかったんです。
例えば、料理教室でリピートしてもらう方法、おもてなしのノウハウについて書いてある本はあるけれど、どうやってスタートするのか?どんな経緯で好きを仕事にできたのかについて書かれているものはありませんでした。
つまり、1を2、3、4にしていく情報はあっても、0を1にするという一番みんなが苦戦するところが全然わからなかったのです。
だから、わからないなりに試行錯誤するしかなかったんですよね。
今でこそ、SNSでいくらでも情報は受け取れるけれど、今後は自分にあった情報を選び取る力が必要になりました。
うーん、情報がなさすぎるのも、溢れ過ぎてるのも、困りますね(笑)
|ノウハウよりも「在り方・思考法・法則」
「インスタはこう使うといい」みたいなノウハウだけを切り取ると、誰かのコピーでしかなくなってしまうし、早すぎる時代の流れについて行くのって苦しいじゃないですか。
How to doは、数ヶ月で変わっていく世の中だし、何を目指すのかによって、登る山も登り方も全然違うわけで…。
どんなに有名な人でも、0から1になった時、転機になった出来事、挫折経験ってあるじゃないですか。ある時から、そういうインフィクションを読むことが増えました。
シャネル
ピカソ
オードリーヘップバーン
岡本太郎
手塚治虫
最近の方で言えば、
指揮者の佐渡裕さん
建築家の谷尻誠さん
小説家の西加奈子さんや
ジェーン・スーさんによるインタビューエッセイ「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」など。
最初はただただ夢を描くために読んでいたし、あまりにも遠すぎる存在で「わたしとは違う…」と思ってしまいました。How to doを意識すると当然そうなります。
けれど、多くのノンフィクションを読むうちに、生い立ち・職業・具体的なできごとは違っても、底流にある在り方・思考法・法則をつかめるようになったんです。
つまり、How to beを意識するのです。
|全て宝ものになる
例えば、何をしようが何が起ころうが、どれだけ試行錯誤しようが、結局のところ自分を信じて進んでいけば、振り返った時には全て糧となり、宝ものになるのだという法則を知ったのです。
もちろん、想像するだけじゃ始まらないし、やってみて気づくことばかりだし、悩んだから自分らしさが見つかるものだと思うのです。
試行錯誤の日々があとから振り返って血肉となって自分に還ってくるものなんだと「好きを仕事にしたい人向けの本」を出版する今になって、気づかせてもらいました。
|P.S
表にはあまり見えないかもしれないけれど、いっぱい失敗したし、悩んだし、辞めようと思った事もあるし、精神的にボロボロになった時もありました。
でもね、必須になって無我夢中すぎて、最高に愉しかったし、今思えば全部必要な過程だったとわかるんです。
そもそも、なんの趣味も特技もなく、なんの前触れもなく訪れた白血病を受け入れることもできず、人生に絶望したわたし。
今、こうして夢中になれるものがあるだけで、本当に幸せだなと思うのです。
本にはHow to doももちろんたくさん書いているので、それだけ見ると「料理教室をしたいわけじゃないし…」となるのですが、How to beの視点で読んでいただけると、どんなジャンルにでも活かせる気づきがあると思います。
これから好きを仕事にしたい方や、すでに好きを仕事にしているけれど、もう少し拡大していきたい方へ、喜んでもらえるような本にしたいです。
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