片付け最小限!オーブン任せで簡単チャーシュー #30
|おでかけ中に、主役級おかずができちゃう
「てんぷら」「コロッケ」「豚の角煮」
ときどきふらっと立ち寄るデパ地下で、美味しそうに並んでいるお惣菜の中でも、主役級のポジションにあるやつ。出来合いを買うのもアリだけど、むむむ…ちょっと高い…。買うか悩んで、結局きょうも却下。家では絶対に作らない。だって作るのが面倒でしょ?
そういうジャンルの料理ってあると思います。
私の中ではチャーシューも、そのポジションです。
今回ご紹介するレシピは、「片付け最小限」。オーブンにお任せするので、面倒なこともなく、おでかけも出来ちゃうんです。さらに、作ったあとのアレンジも無限大!
チャーシュー好きも、そうでもない人も、一度作ってみてほしい。
わかりやすく解説するため、写真付きで長々書きましたが、やることはとってもシンプルです。お肉を焼いて、調味料と一緒に耐熱容器に入れて、オーブンに放り込むだけ。
ポイントは、一度冷ましてから温めなおして食べると味がなじんで一層美味しくなるので、朝(昼間)に仕込んで夜食べる、or、食べたい日の前日に仕込んでみてください。
このレシピがあれば、今後デパ地下に立ち寄った時には「オーブンにお任せしてきたから、帰ったらチャーシューが出来上がってる♪」とウキウキしながらお惣菜コーナーを素通りできるはずです(笑)
|材料・道具
豚肩かたまり肉…500g(油っぽいのがお好きな場合は、バラ肉でも)
塩…小さじ1/2
ごま油…大さじ1/2
ねぎの青い部分…50gくらい(適当な分量で大丈夫)
しょうが…15gくらい(適当な分量で大丈夫)
こんにゃく/ねじり糸こんにゃく…150〜200gくらい
A:醤油…80ml
|みりん…120ml
|酒…120ml
|(さらに、八角1個を入れると台湾風になります)
オーブンで使える耐熱容器
フライパン用アルミホイル
|作り方
できれば、豚肩かたまり肉を買うときに高さがなくて、左右均等な厚みのものを選ぶとよいです。
買ってきたらそのまま室温に置いて、なるべく冷たくない状態にします。塩小さじ1/2を全体にすりこみ、10分ほど置いて浮き上がってきた水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
フライパンにごま油大さじ1/2を入れて、中火〜強火で豚肉の表面を焼きます。
こんなかんじで美味しそうな焼き目をつけてくださいね。
できればトングやお箸でフライパンに焼き付けるようにして側面も焼き目をつけてください。表面をしっかり焼いてから煮ると、お肉の中の旨みが逃げにくくなるんです。
お肉が焼けたら、オーブンでも使用できる耐熱容器に入れます。ここがポイントなのですが、この後、煮汁を加えてオーブン任せにするので、お肉が煮汁で「ひたひた」になるように、コンパクト(お肉がギリギリ入るサイズ)なものを選ぶといいんです。
写真では野田琺瑯の縦16cm×横21cmのものを使用しています。
すきまに、ねぎの青い部分50gくらいと、厚めにスライスしたしょうが15gくらいを入れます。ねぎとしょうがの分量は適当で大丈夫です。
醤油…80ml
みりん…120ml
酒…120ml
を入れましょう。
さらに、八角…1個を入れると異国の香りが漂う台湾風に、ないと普通のチャーシューになりますので、お好みでどうぞ!
ちなみに、八角は比較的どんなスーパーでも中華食材コーナーに売っています。お花のような形をしていて、そのままの状態でぽちゃっと煮汁に加えてください。
参考までに、夫は八角なしのチャーシューの方が好き、と言ってました。男性はちょっと変わった味付けが苦手で、女性は新しい味付けが好きかも?
少ない煮汁で煮るために、こんにゃくを加えて煮汁のカサ増しをします。
こんにゃくはあらかじめ、1分ほどお湯で下茹でします。(下茹で不要なものを多いので、ラベルでチェックしてみてください。)
煮汁でお肉が「ひたひた」or「かぶるくらい」になるまでこんにゃくを加えます。使用する耐熱容器にもよりますが、写真では200g分のねじり糸こんにゃくを入れました。
切り込みが入ってるものや結び(ねじり)糸こんにゃくではなく、普通のこんにゃくでもしっかり味が染みますのでお好みで選んでください。
オーブンでも使える「フライパン用アルミホイル」を耐熱容器に合わせて折って落とし蓋にします。落とし蓋をすることで、煮汁が全体にまんべんなく回ってくれます。
ここまでお疲れ様でした。あとは、余熱なしのオーブンに入れて200℃70分でスイッチオン!加熱終了後は、粗熱が取れるまでオーブンの中に入れっぱなしにしておいてください。
耐熱容器も、アルミホイルの落とし蓋もふちが焦げますが、野田琺瑯はツルんときれいに汚れが落ちるので安心です。
しょうが、(八角)は取り除いておきましょう。ねぎは食べちゃってもいいです。たれがしみしみで美味しいですよ。粗熱が取れたら、均等に味がなじむようにお肉をひっくり返しておきます。
ここで食べても良いのですが、一度冷ましてから温め直して食べるのをオススメする3つの理由があります。
1:余分な脂を取り除くことができる
2:断面がスッとキレイに切れる
3:味がなじんで一層美味しくなる
というわけで、ぜひ食べたい日の前日に仕込んでみてください。(もしくは昼間にオーブンに仕込んで晩ごはんに食べるのもアリ!)
|保存も温め直しもそのままの容器で
冷蔵庫にしまう時は、落とし蓋をそのまま使うと楽チンです。作った容器のまま冷蔵庫に入れちゃえるので後片付けは最初のフライパンだけ!あぁ、楽だ…。
|一度冷ましてから温め直して食べるのをオススメする3つの理由
1:余分な脂を取り除くことができる
冷蔵庫に入れておくとお肉の脂が白く固まりますので、脂が苦手な方はここで取り除いておくと、比較的ヘルシーに食べられます。
直火で温め直すことができるのも、楽チン。楽を極めたチャーシューなのです。
2:断面がスッとキレイに切れる
出来上がって熱々のまますぐに切ろうとすると、どうしても断面がキレイに切れません。粗熱が取れてからor一度冷ましてから切ることで簡単にスッと切ることができます。
切り方は、定番のスライスでもいいし、角切りにしてみると活用方法も広がります。
3:味がなじんで一層美味しくなる
出来立ては、まだ味が暴れた状態なので塩気が薄く感じたり素材の味より調味料の味が際立ってしまいがち…。一度冷まして温め直して食べると、ほどよい塩気を感じつつも、しっかり豚肉の旨みも楽しめます。
こんにゃくも、いい味になってます…!豚肉と一緒に食べてもいいし、単体でお弁当のおかずにもいいですね。
ごはんに合わないはずがない、ということでお好みでからしやマスタードをつけて食べてくださいね。
|食べきり目安は?
食べきり目安は、冷蔵保存なら作ってから4〜5日以内。
冷凍する時は、スライスor角切りにしてたれごと冷凍することをオススメします。約1ヶ月以内に食べてくださいね。
|チャーシュー+いつもの料理で美味しさ倍増
ポテサラ
焼豚玉子飯(やきぶたたまごめし)
チャーハン
|たれの活用も無限大
がんも・てんぷら(ねりもの)・鶏肉
煮卵
鶏そぼろ
もやしナムル
麻婆豆腐
メンマ
炒め物の味付けに
いかがでしたでしょうか?
先日の記事で書いたとおり、チャーシューそのものよりも「たれ」の活用が無限大すぎて、すっかりチャーシューの作りにいそしんでしまった私なのでした。
|発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引
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発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引、作りました。今日のご飯作りにお役立ていただけたら幸いです。
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