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しんどいと続かない。だから保存袋で「にんじんのピクルス」
白血病になったばかりの頃「がんにはにんじんが効く」という説をあちこちで耳にしました。
高額なサプリメントを勧められたり、当時話題のコールドプレスのマシンをいただいたり…。でも、結局のところ続けられなかったんです。
|地味でつまらないことが「心地よかった」
病気を治したい一心で高額なものに手が伸びそうになり…なんか高いもののほうが効く気がしませんか…?笑
コールドプレスジュースだって、1杯でにんじん4〜5本分使うんですけど、大量に出たカスをどうしようか…と悩むし、マシンの洗浄が大変でした。
どちらもいいものだったのかもしれないけど、わたしには合わなかったんです。だから、地味でつまらないことだけどコツコツ「にんじんのラペ」を食べ続けました。結局のところ、これが一番心地よかったんです。
|何を選択するか迷った時は…
にんじんを切ってオーブンに入れるだけでできるコンフィも、以前ご紹介しました。これも甘みがキューッと引き出されて驚きのおいしさです。
けど、もっともーっと気楽に作れるにんじんだけの定番おかずをストックしたいな…と思ったんです。
病気に対するアプローチだけに限らず、何を選択するか迷った時は「結局のところ、心地よく(負担にならずに)できること」しか続かないなと感じます。
「今日何作ろう?」と迷った時だって、自分が心地よくいられる選択をすることが何より大事だって思います。
そんなわけで、茹でて浸すだけの「ピクルス」をご紹介しますね!
|材料(作りやすい量)
にんじん 2本
酢 80ml
水 20ml
はちみつ 30g
塩 小さじ1
ローリエ、しょうが 適量
|作り方
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小さめの保存袋に
酢80ml、水20ml、はちみつ30g、塩小さじ1、
ローリエ・スライスしたしょうがを1枚入れます。
ローリエがなければ省いても大丈夫。
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もしあれば、コリアンダーシードを10〜15粒くらい入れるのがおすすめです。にんじんとスパイスって相性がすごくいいのです。
代用としてゆず皮や、鷹の爪を入れるのもアリ!
![](https://assets.st-note.com/img/1703466864960-5cmcSCABmH.jpg?width=800)
にんじん2本の皮をむいてから5cmのスティック状に切り、水から5分茹でます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703467079694-oTdYckyfT1.jpg?width=800)
茹でたてあつあつの状態で保存袋に入れましょう。にんじんの熱ではちみつが溶けてなじみやすくなるんです。
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粗熱がとれたら、空気を抜くようにしてピクルス液を全体に行き渡らせます。冷蔵庫で冷やして味が染みたら完成です。1週間ほどで食べきります。
![](https://assets.st-note.com/img/1703467319952-uWbMwSAt8L.jpg?width=800)
こってり系の主役おかずを支える名脇役として。お酒のおつまみとして。
かんたんに作れるのに映える有難い存在です。
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ちなみに、にんじんを食べ終わった後は、たこのスライスと塩を少し足してマリネも作れちゃいます。お酢のパワーでたこがピンク色になったら食べ頃。こちらもぜひお試しください。
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小分けにしたカリフラワー1/2株(250g)を3分茹でて、同じ配合のピクルス液に浸すver.もよく作ります。薬味はゆずで冬らしく。
|進んだと思ったら後退する2023年
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ここまで読んでいただきありがとうございました。今回が今年最後のレシピです。
2023年はスイッチバックのように進んだと思ったら後退するような歯がゆい日々でした。
まさに傾斜のきつい山道をジグザグ登っていく感じでしょうか。でも、もどかしさをバネにしてすすみ、数えきれないほどの学びを得ることができました。
スキやコメントをくださった皆さまのおかげで続けることができ、来月やっと1冊目の本が発売になります。
2023年の振り返りはまた別の記事に綴りたいと思います。
作ってくださる方がいらしゃれば、コメントで教えてもらえたら、とっても励みになります。
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