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最も美味しい食べ方認定!にんじんのローズマリーコンフィ #32


|シリシリするよりも楽で美味しいにんじん料理

今回ご紹介するレシピは、正直にんじんの最も美味しい食べ方ではないかと思うほどオススメです。甘さが際立ち、にんじん臭さは吹き飛び、ワインがどんどんすすみます…!

私、決してにんじん嫌いではないのですが、カレーやシチューやポトフのように乱切りで煮込んだにんじんは、少し「にんじん臭さ」を感じる時があります。
だから、にんじんシリシリ用のスライサーでキャロットラペにして、塩麹でしんなりさせて、ツナ・レーズン・甘夏・オリーブオイルなどを加えるのが、一番好きな食べ方でした。

さりげなく唐揚げを引き立てるにんじんのラペは名脇役

キャロットラペは、にんじんの大量消費にも向くし、冷蔵庫に常備しておけば、ちょっと食卓に彩りをプラスしたい時にも、重宝します。

ただ、シリシリ様のスライサーを使ったとしても、若干面倒に感じる(やる気がおきない)時もありませんか?私はあります…!

▼ちなみに、シリシリ用スライサーは、貝印のを愛用しています。
切れすぎるので、最後にんじんが小さくなってきた時に、手を切らないように注意してください。


さて、シリシリするのが面倒だけどにんじんがいっぱいあるし、彩り的にもにんじんを使って副菜を作りたい…。他の食材もほとんど要らなくてラクなやつないかな?そんな時にピッタリなのが「にんじんのコンフィ」です。

|コンフィは、難しくないんです

コンフィとはフランスの調理の方法で、オイルに食材を浸し、じっくり煮る調理法のことで、そもそもは冷凍保存技術がなかった時代にお肉の保存方法として取り入れられたものでした。

焼き料理に見えるかもしれませんが、実は煮る料理なんです!オイルに浸してから低い温度でじっくりと煮るため、肉汁を逃すことなくジューシーな仕上がりになります。

キナリノ

コンフィって名前だけで料理が苦手な方は拒否反応を起こされそうですが、実はオーブンを使えばほったらかしで出来るので楽チン調理法なんです。

出来上がるまでに約30分かかるのですが、仕事やおでかけ後に家に帰ってきたら、何よりも先に、にんじんを切ってオーブンに放り込んでおくんです。

着替えたり洗濯物をとりこんだり、他のごはんの支度をしている間に気づけばできちゃいますから、とても助かります…!

では、作り方にまいりましょう。

|材料

にんじん…1〜2本(耐熱容器に入るだけどうぞ)
オイル…適量(私はこめ油を愛用中)
塩…ひとつまみ
ローズマリー…あれば3〜5cmほど(にんにくや他のハーブでもいいし無しでも全く問題なし)

▼私が愛用しているこめ油はこちら

|作り方

スキレット(またはグラタン皿や琺瑯などの耐熱容器)にスティック状に切ったにんじんを敷き詰める。

ひたひたになるまで(にんじんが8割以上浸るまで)油を注ぎ、3〜5cmほどのローズマリー塩ひとつまみを入れ、コンロの火でふつふつするまで熱する。

余熱なし120℃のオーブンで、約30分焼く(にんじんの太さによって焼き時間が前後すると思います。竹串がスッと刺さる柔らかさまで焼いてください)

|もっと沢山作ればよかったと後悔

一度使った油は、もう1,2度使うことができます。にんじんを食べ終わった後の油は、炒め物用や揚げ物用に使いまわしてください。

あまりにも簡単で美味しくできちゃったので、翌日も再びコンフィを作りました。
これでもかっ、とグイグイにんじんをスキレットに敷き詰めて、きゅーっと凝縮した甘みを連日堪能しても全然飽きません。
油がもっとくどいかなぁと思ったけれど、ペロリといけるので食べ過ぎ注意です。

食べ切れない分をそのまま油と共に瓶詰めして保存することもできます。オリーブオイルを使う場合は冷蔵すると固まってしまうので、こめ油など少し足しておくと良いです(私は保存するまでもなく、あっと言う間に食べ終えてしまいましたが…)

|発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引

ここまで読んでいただきありがとうございました。もし作ってくださる方がいらしゃれば、Twitterインスタグラムで教えてもらえたら、とっても励みになります。

発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引、作りました。今日のご飯作りにお役立ていただけたら幸いです。




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