もし何か、叶えたい夢があるなら
「もし、今から起業するなら何をしますか?」という問いに、「職種というよりもノマドワーカーとして世界中のどこでも働ける仕事がしたいです」と答えました。
|自分にとって心地よい解釈をすればいい
これは、以前東京で開催した『好きを仕事にするパーソナルブランディングセミナー』でいただいた質問です。
考えて出した答えというよりもコロナ渦中から"そんな働き方ができたらいいな"と思っていました。けど当時は、"料理をやっているわたしには無理だよね…"という現実味のない願望でした。
でも今、この8月の終わりになって、願望が案外かんたんに叶うのではないか、いや、実はもう叶っているんじゃないかと気づきました。
どういうことかと言うと、世間一般に言われている「ノマドワーカー」とか「海外に暮らす」をわたしにとって心地よい解釈にすればいいのです。
|「直接会って話を聞く」に尽きる
まず、世界のどこでも働けるようになりたいけど、わたしの場合はずっと海外に住みたいわけではないんだと気づいた出来事があります。
海外移住したいと腹の底から思っていた時期もあったのですが、実際に夫婦ドイツに移住した人、イギリスやチェコの旦那さんとの結婚を機に永住した人、駐在の人、ノマドの人、様々な形で海外に暮らす人たちに直接会って話を聞きました。
直接の知り合いだけでなく、SNS経由で出会い、その方の住んでいる国まで足を運んで話を聞いたりもしました。
すると、わたしの場合は海外に移住したいわけじゃないと分かったんです。
海外に行くのは冒険で、帰る場所があるから楽しい。家でホッとする時間も欲しいし、何より日本の病院に3ヶ月に1度はお世話になる必要がある。だから、海外移住という選択肢は不便なことが多すぎるとわかったんです。
わたしにとっては、香川・東京・海外のどこかをぐるぐるしている状態が1番心地よくて、メリットが多く、デメリットが少ないと分かりました。今時点では、ですが。
|夢を描いたら一度「忘れる」のが大事
そして、PCひとつで働ける様々なスキルが学べるツアーにも参加しようと思ったくらいノマドワーカーという働き方にも憧れがありました。
ただ、どうしてもゼロから何かを身につけるよりも今まで料理でやってきた経験を活かしたほうが速く理想の形になる気がしました。
そうは言っても料理でノマド…?無理じゃないか?と思考がグルグルし続け、そうしている間に出版のご縁ができ、そっちのほうに3年ほどかかりきりになりました。
本が形になるまでの期間が本当に山あり谷ありだったので、その経験を誰か必要な人にシェアしたくて「はじめての出版」体験談をZOOMでお話ししはじめました。noteから2冊目の出版が決まった経緯などもお話ししました。
すると、そこからnoteでの1対1のつながりが増え、「なつみさんにnoteコンサルをしてほしい」と言われるようになったです。今年の3月のことでした。
|人生は「急がば回れ」
徐々にnoteコンサルのお申し込みが増えてきた頃、冒頭のイベントで質問を受けました。「もし、なつみさんが今から起業するなら何をしますか?」と。
ここで、あ!!!と点と点がつながった感じがしたんです。
3年前はどう考えても無理だと思った働き方が、今なら実現できる。いや、実はもうすでにできていると気づきました。
結果的に、料理のことを精一杯noteで発信し続けた先に、世界中どこでも働ける仕事を自然と頼まれるようになりました。
5月にはチェンマイで暮らすように旅しながらnoteコンサルをしていました。来月は、バンコクとルアンパバーンへ。2025年4月にはアメリカでの料理のレッスンも決まりました。
まさに「急がば回れ」です。
だから、もし何か、どうしても叶えたい夢があるなら「そんなのわたしには無理だよね…」で終わらせないでください。
どんな方法ならできそうか?もっと言えば、どんなやり方なら自分にとって心地よいか?を小さく実験的にやってみたり、実際に体現している人にあってみてください。自分で考えるだけだとすぐに頭打ちになります(笑)
人の話を聞くと、自分では考えもしなかったアイデアがパカッと浮かぶことが多いですし、いつもと違う環境に身を置いてみると新たな視点が生まれます。
そして、夢を今すぐ無理に叶えようとするのではなく、全く関係のないように見える「目の前に与えられていること」に全力で取り組んでください。
すると、すっかり忘れかけた頃に最善のタイミングで、夢が叶う扉が自然と開かれていくものなのです。
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