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15分で「タイカレー」!チェンマイで感動した味を食べたくて、試行錯誤した話。

タイ・チェンマイにて1dayの料理教室に参加してきました。そこで作ったタイカレーに感動し、日本でも手軽に作れたらいいのになぁ…!と思ったんです。

結果的に、Amazonで購入できる「カレーペースト」などの調味料を使えばたった15分で本格タイカレーが作れることを発見しました。今回は、写真多めの旅エッセイ&レシピなので、詳しい作り方は最後に記載しています。

|タイカレーペーストに使う10の食材

チェンマイでの料理教室では、カレーペーストに使う食材を「すりこぎ」で潰すところからスタートしました。
タイの伝統的な調理道具「クロックヒン」と言うそうです。

以前、スリランカでホームステイした時にも同様のすりこぎを使って唐辛子とココナッツフレークを潰して混ぜたので、東南アジアの家庭では「一家に一台すりこぎ」なのかも。

クロックヒン(すりこぎ)で潰すのはこちらの10の食材です。あと、全体をまとめるために塩も少々入れました。この時点で「あぁ、とっても本格的でワクワクするけど、日本では手に入りにくいものも結構あるな…」と思ったんです。

重たいサーク(棒)を使ってつぶしていきます。他の参加者も一心不乱になっており、調理場には石がぶつかり合う音色だけが鳴り響きました。

なんとも言えぬ楽しさ。料理というより、子供に返ったように夢中で遊んでいるような感覚でした。

タイ語で「Krok(クロック)」は、叩いたときに出る音のことで、「Hin(ヒン)」は石という意味。石や食材がぶつかり合う「krok krok(クロック クロック)」という音が心地よい音なら、その人はお料理上手、というのがタイの人たちの認識。

クロックヒンとは?

ペーストさえ作ってしまえば、あとはもう具材を炒めてココナッツミルクとナンプラーを入れて煮るだけ。
詳しい作り方はレシピで解説するとして、その味わいは日本やインドのカレーとはかなり違いました。何が特徴かと言えば「レモングラス」と「こぶみかんの皮」の爽やかな香りです。

|タイカレーペースト探しに苦戦…

日本に戻り、いくつものスーパーを巡って、棚に陳列されているカレーペーストのラベルとにらめっこの日々。インドやスリランカカレーのペーストは割と売っているのに、その材料はタイのそれとは別物なのです。

「レモングラス」と「こぶみかんの皮」が入っていなければ、タイカレーのあの爽やかな香りにはならない…。つまり、この2つがタイカレーの決め手であり、個人的にもお気に入りポイントでした。

香川県じゃ手に入らないのかなぁ..。タイカレーのペーストが見つかれば、誰でも簡単に作れる方法を紹介できるのにな…。なんて駅前をしょんぼり歩いていたら、目の前に「jupiter(ジュピター)」の看板が。

「そうだ!なんで気づかなかったんだ!輸入食品店なら、タイカレーペーストがあるかもしれない…!」と足早に調味料コーナーへ向かったのでした。

|ついに見つけた!

タイチョイスというメーカーでグリーンカレー、レッドカレーのペーストがありました!裏の原材料を見ると、現地で習ったとおりの食材で作られているし、保存料や添加物も入っていません。しかもお手頃価格。

これさえあれば、クロックヒン(すりこぎ)とか難易度高めの食材を探す手間なし。でも、ちゃんとレモングラスやこぶみかんの爽やかな香りが楽しめます!

「こ、これだ〜!!やっと見つけた!」と飛び跳ねたくなるほどうれしかったです。まだお店なので心の中でガッツポーズをするのみにしましたが…。

後日調べてみたらAmazonでも購入することができました。1瓶でカレー約10皿分作ることができます。
グリーンは青唐辛子、レッドは普通の唐辛子を使っています。実はグリーンの方が辛く、レッドのほうが穏やかなのでお好きな方を選んでください。

|いざ、本格タイカレー作り

そんなわけで、カレーペーストと一緒にナンプラーとココナッツミルクも買ってきました。
ナンプラーとココナッツミルクはどこのスーパーでも比較的買うことができます。おすすめのAmazonのリンクも載せておきますね。

これさえあれば、あとは家にあるもので!

今回は、レッドカレーペーストを使った鶏肉とナスのカレーレシピをご紹介したいと思います。

◆材料(2〜4人分)

鶏もも肉 1/2切れ(150g程度)
ナス 1本
カレーペースト 大さじ2
油 大さじ1
ナンプラー 大さじ1
砂糖 小さじ1
ココナッツミルク 200ml
水 100ml

◆作り方

フライパンに油大さじ1、カレーペースト大さじ2を入れて、香りが立つまで弱めの中火でペーストを炒めます。

食べやすい大きさに切った鶏もも肉1/2枚(150g程度)をペーストと馴染ませながら、両面にこんがり焼き目がつくまで中火で炒めます。

ココナッツミルク200ml
水 100ml
ナンプラー 大さじ1
砂糖 小さじ1
を入れて混ぜ合わせます。

沸騰したら食べやすい大きさに切ったナス1本を加えて、弱めの中火にして10分ほど煮込みます。
蓋をしっかりすると吹きこぼれるので、少しずらして蓋をするか、蓋はせずに煮込んでください。蓋をすると水分が飛ばないのでサラリとした仕上がりになります。ナスがしんなりとすれば完成です。

約15分ほどで本格的なタイカレーができました!具材はあるものでアレンジすればOKです。

鶏肉→豚肉、固めの豆腐
ナス→いんげん、ズッキーニ、ピーマン、かぼちゃ、大根、じゃがいもなど

|冷凍しておけば、温めるだけですぐ食べられる

ここまで読んでいただきありがとうございました。

仕事で遅くなっちゃう日でもこのスピード感で作れるならうれしいですよね。または残ったものをジップロックに入れて冷凍すけば、温めるだけですぐ本格タイカレーが楽しめます。

これから始まるムシムシした夏を逆手にとって、わたしはカレーを食べながら脳内タイ旅行を楽しもうと思います。皆さま、一緒にいかがでしょう?笑

ぜひ作っていただけたらうれしいです。

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