地味で滋味。元気がなくても作れる「しいたけとわかめの焼き浸し」#33
|心もザワザワ、身体もしんどい時にちょうどいいレシピ
明日5/16(月)はフラワームーンという満月だそうです。日本では見れないけれど皆既日食なんだそう。満月の前は訳もなく落ち込んだりしんどいと思う人も多いと言われてますが、私もそのひとりです。
月の満ち欠けをカレンダーなどで意識しているわけではないのですが、満月前後は寝室の小窓から眩しく強い月光が指すので気づくんです。「あぁ、満月。だから最近心がザワザワするんだなぁ」と。
暴飲暴食しがちなタイミングでもあると思うので、頭ではガッツリしたものや甘いものを欲するのですが、胃のほうはあまり欲していない。
昨日も、頭ではわかっていたのに、つい、今が旬のにんにくの芽を使った豚キムチにしてしまって。しかも、薄切り肉じゃなくかたまり肉のスライス。どれだけむつごい(くどい)のよ!って香川の方言で自分にツッコミを入れました。胃は今朝になってもちょっとしんどそうです...。
さて、そんなわけで今日ご紹介するのは、とても地味だけど滋味なレシピ。心もザワザワ、身体もしんどい時にちょうどいい。作るのも本当にカンタンだから、余計なエネルギーも使わないです。
|材料
しいたけ…6〜7個
塩蔵わかめ…30g
(乾燥わかめの場合は戻した状態で30gを準備)
ゆず胡椒…小さじ1/4
ポン酢…40ml
水orだし…20ml
|作り方
しいたけは、買ってきたらすぐにビニール袋から取り出して傘を下にしてキッチンペーパーなどの上に広げておきます。
時間があれば、1日ほど陽の当たるところで干すと旨みもアップして美味しくなります。
食べやすく4つに切り分けてから干しても良いです。
しいたけ6〜7個を軸をとってから傘を4つ切りにします。魚焼きグリルにフライパン用アルミホイルを敷き、その上にのせて3分焼きます。
軸も一緒に並べて焼いても大丈夫です。傘と切り離さないと焦げやすくなるので気をつけてくださいね。
焼き終えると、こんな感じできゅぅっと小さく縮みます。
塩蔵わかめ30gは、何度か水を変えて塩を洗い流してから、水に浸けて戻します。食べやすい長さに切っておいてください。
ポン酢40ml
水orだし20ml
ゆず胡椒 小さじ1/4
を合わせておきます。
ゆず胡椒の量は、お好みで調節してくださいね。
焼き終えたしいたけとわかめを調味液に加えて和えます。干したり焼いたりしてしいたけの水分が抜けているので、ぐんぐん調味液を吸っていきます。
煮浸し、焼き浸し、揚げ浸しの料理って、少し時間を置いたほうが味がなじんで美味しくなるものなのですが、このレシピは和えてすぐ食べて美味しいです。
|月のパワーが強くなると、控えめな料理に惹かれる
今は、豆類から初夏の野菜など太陽を燦々と浴びて育った力強い野菜たちがスーパーにずらりと勢揃いしていますよね。
そういう旬のものが食べたくなる一方で、月のパワーが強くなるタイミングは、もっと控えめな料理に惹かれる自分がいることに今回初めて気づきました。
占星術とか月の満ち欠けとかそういう知識はわたしにはほとんどないので、なんとなく、という動物的感覚なのだけれど...。
しいたけとわかめってどちらも脇役重視な存在かなと思います。でも、日本の食卓に無くてはならないし、「だし」や旨みという意味でも名脇役。
栄養素という考えも必要だと思うけど、もっと身体に素直に、欲するものを食べて生きたいと思います。
ストレス発散のために刺激的なものが食べたくなるのとは反対方向に矢印が向いた「欲」として、控えめで地味だけど滋味な味わいの料理に、元気がない時こそ向き合える自分でありたいです。
|発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引
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発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引、作りました。今日のご飯作りにお役立ていただけたら幸いです。
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