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フランス就職活動①~雇用形態について~
フランスで働き始めて早くも1か月が経ちましたが、実をいうと就活はまだ継続してるんです。今の職場はとても良い環境で、貴重な経験もさせてもらっていると自覚していますが、正直フルタイムで長く続けられる仕事ではないかな…というのが本音です。
とはいえ、すぐにでも転職を!という気持ちではないので、ちょくちょく求人サイトや気になるお店のHPを確認する程度で、まったりとやっています。
今回はその就職活動について書こうと思います。
日本とフランスでは違う所が多いので、興味のある方は読んでみてください。
雇用形態
就職活動を始める前に知っておかなければならないのがフランスの雇用形態です。
私の知っている限りでは、5つ存在します。
CDI
Contrat à Durée Indéterminée の略で、「無期限労働契約」つまり日本でいう正社員です。パートタイムとフルタイムの両方あるのが、日本の正社員とは違う点です。
CDD
Contrat à Durée Déterminéeの略で、「有期労働契約」です。繁忙期の2週間だけや、夏のバカンス中だけなどの、期間を限定した雇用契約になります。雇用側の人員状況や評価によっては、期間終了後にCDIへの移行を提示される可能性もあります。
Intérim
日本でいう派遣みたいな感じです。仲介会社に登録し、希望や技能に合わせて様々な職場に派遣されます。時給が良く日雇いの単発仕事もあるので、失業者や柔軟に働きたい人に人気があります。
Alternance
勉強をしながらその分野の企業で実践経験を積めるというもの。例えばパティシエ志望者なら、専門学校で勉強しながら、週に数時間パティスリーで勤務できます。もちろん有給です。たしか30歳以下の年齢制限がありますが、観光や小売り、技術職など、分野はとても幅広いので、希望職種が決まっている若者にはおすすめ。
Apprentissage
最低賃金で、いわゆる「見習い」としての雇用です。優良求人と劣悪求人を見極める必要があります。ちなみに2024年5月現在、フランスの最低賃金は時給11.65€となっています。(円安万歳w)
私が知らないだけで他にもまだ色々あるかもしれませんが、とりあえず上記だけで知っていれば困ることはないかなと思います。
日本とフランス両方で就活してみて分かったのは、どちらの国にも良い所と悪い所があるという事。当たり前ですけど、身をもって知れたのは大きな収穫でした。
日本には、若さ至上主義の新卒一括採用や外国人を低賃金で搾取する労働契約、慢性的な人手不足と低賃金、などといった問題が。
フランスには、超学歴至上主義や、若者を使い捨てる雇用形態の乱用、高い失業率といった問題があります。こういった国で、特にパリ以外の中小都市で日本人が仕事を見つけるのは簡単なことではありません。けれど、不可能でもありません!職種にもよりますが、フランス語が微妙でも働けている人はいますし、私だったらこいつの100倍貴社に貢献できますけど?って思うようなやる気のないやつもわんさか働いています。
とにかく数を打ちまくって、運よく当たるのを待つ!それだけだと思います。
そして、数を打つには効率が大事。
次回の記事では、効率的な就活のために私が使っている求人媒体を紹介します。
今日はここまで。読んでくれた方、ありがとうございました。
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