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眠る前のよく効くおクスリ


その日は多幸感とほどよい疲労感の中でぐっすり眠りについた。

こんなに気持ちよく眠れるのは久しぶりだった。


こんなことを書いてしまうと、いつも睡眠薬に頼っているちょっと病み気味な人と思われてしまうかもしれないけれど、基本的にはよく眠れるほうなので心配しないでほしい。のだけど、


ただ、そう言えばここ数ヶ月でちょっと悲しい出来事とか悔しい出来事がいくつかあって、それでぐるぐるしすぎて普段よりは眠れない日々が続いていたのだ。
前回の記事に書いたように、最近「あー、私ってばなんでこんなにネガティブなんだ」とか思っていたけど、そういえば色々あったんだった。そりゃネガティブにもなるわ。ネガティブな自分を責める必要なんてなかった)

そんな日々の中でなぜその日はよく眠れたかというと、昼間にダンスのステージがあったからだった。

直接の知り合いはよく知っているんだが、私はめちゃくちゃ笑顔で踊る。

それは嘘の笑顔ではなく、本当に踊っている時間が幸せなのだ。
しかもそれを沢山の人に観てもらえるなんて、なんて贅沢。

その幸せが寝る時間までずーっと続き、「はて、私にネガティブな気持ちなんてあったっけ」くらいのポジティブ入眠を手に入れたのだった。


ところが、翌日の夜(なんなら目覚めたその朝から)、またぐるぐるが始まった。
ダンスのステージ効果、一晩。

こんなことでは毎日人前で踊らないと眠れない人になってしまう。


そんなときにこんなことを思い立った。

そんなわけで忘れないうちにnoteに書いている次第。

そう、本当に驚くほど、その日あった良いことを、私はすっかり忘れていたのだ。

まあそれを「ネガティブ思考」と言うのかもしれないけど、だとしたらけっこう単純な「思考のクセ」であり、意外と自分の意思で変えられるのかもしれないと思って、これをしばらく続けてみようと思った。

自分の「今日の良かったこと」をツイッターにあげるなんて、なんていうか誰にとっても別に有益な情報じゃないしどうしようなんて思ったけれど、SNSの使い方なんて自由じゃ!とここ数日寝る前に実行している。


これがね、なかなか良いのです。
すごく当たり前のことかもしれないけど「今日ってけっこう良いことたくさんあったんだなー」ということに気づける。


そしてそして、なんということでしょう。

ツイッターにあげるという行為にしたことで思わぬ別効果も。

寝る前だけではなく、日々「良いこと」に注目できるようになったのだ。

「お、今起こったこれはなかなか良いことだぞ。今夜ツイートしよう」と、その瞬間に「これは良いこと」と認識するようになった。
正確に言うと、その出来事の「良い面」を意識するようになったのかもしれない。

例えば、
この前なんかは横断歩道のない道路の対岸に渡りたくて、でもなかなか渡れず少しやきもきしていた。するとしばらくして、くちゃくちゃしたいい笑顔の軽トラのおじいちゃんが止まってくれた。「おっ。これ今夜、”いい笑顔のおじいちゃんが道通してくれた”ってツイートしよ♪」とその時思った。

これ、何も意識してなかったら
「道路なかなか渡れなかった」という「悪いこと」になっていたかもしれない。おじいちゃんの笑顔なんてスルーしていたかもしれない。
意識するってすごいなあ。


私がド単純なんだろうか。

日々メキメキと「良いことを見つけられる才能」が芽生えている。


もちろんネガティブな思考が全部消えた!っていう訳ではないけれど(そして実はネガティブな思考も必要なものだと思ってるし、これからもそのテーマのnoteは書くと思う)、なんだか日々がより楽しくなったので、ネガティブ思考に偏りがちな人にはおすすめします。

個人的には「ツイッターにあげる」とか、何か人に見せるようにするとより意識できる気がする。(自分一人だとさぼっちゃうから)

そんなわけでお友達募集中ですよ。

ではでは、今日も良い眠りを。



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