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あなたとわたしは
互いにこの世で一つの化学物質

あなたとの出会いは
この世で初めての二つの化学物質の接触

あなたとの恋は
まるで先の読めない未知なる化学変化

融合する二つの心
あるいは拒絶された遺伝子の対話

なんらかの反応が起きると変質する
見えない真実

目の前の見えない要素に決定されてゆく未来
全ては意識と無意識と
理性と本能とのゆらぎに委ねる現在

頼りない過去を最大のSampleにして
迷い込んだ未解読の科学の答案に向き合うけど
化学の終焉は恋の終わりをも告げてしまうから

いつも予測できない
いつまでも捕捉できない

限りなく続く探究心

あなたとの出会いは未知なる化学変化
わたしの恋は出口の見えない迷路へ
意識なのか無意識なのかもわからない

探究心はわたしを盲目にする

気付けば何も見えない
この化学変化は不確定要素で成り立つ
この化学変化の前に定義は存在しない
この科学変化の名は

あなたという迷路へ
わたしをいざなう 巧妙な組曲



Words written in 1995.
from "黒歴史ポエム"


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。