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遺書No.579 ブログの秘めた可能性。

※この記事の内容は、2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2006.2.3
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別に堅苦しい話を書くつもりはないけど、余りにも毎日くだらん事ばかり考えているとね、いつかこれを読む我が子孫がいた場合に、「なんだイカれたヤツは」と思われる危険性もあるので、たまには真面目な事を書いておこうかなと思う。


こんばんわ、みーくんです。


ブログサービスが流行する理由というか、
ユーザーの心的要因については、
以前でもこの遺書内で触れた事があるよね。

だから今回は、
「なぜ流行ったのか」といった視点ではなく、
ブログによって得られるモノ、
産み出されるモノ、
それらについて考えてみた。

それも、ただの個人ユーザーではなく、
会社を経営するような人間、
つまりは企業の役員クラスの人達がブログを書く事についてだ。


というのも、
最近では会社を経営する人のブログなんかも増えているよね。

それも小さな個人企業とかじゃなく、
ホントに大手企業だったり、
新進気鋭のベンチャー企業だったりする。

実際に分かり易いところでは、
アメーバブログを管理するアメーバブックスの本丸、
サイバーエージェントの藤田社長とかも、
自身でブログを書いている。
(とゆか、同社においては役員7名のうち、何と6名までが自身でブログを書いている!!)


・・・んで、
動機や内容はさておき、
その事実だけをちょっと客観的に考えてみると、
何とも興味深い事実である事に気付く。

経営者や管理職、役員がブログを書く事による副産物だ。

読んでみると1番に思うのは、
おそらく目的の一つが社内に向けたメッセージである、ということ。

まず間違いなく、
社内の人間に対してかなり意識している。

当然、ブログであり自分の会社の役員だとはいえ、
いつも説教くさいことばかり書いていたり、
真面目で難しいことばかり書いていたりしては、
社員ですら見なくなるのは明白だ。
そうなってしまっては、
肝心な事を伝えたい時に伝わらない。

しかし、例え面白いからといっても、
おバカな事ばかり書いていては、
それはそれで皆を不安にさせる。

これは役員、経営陣であるがゆえの悩みどこであり、そのバランスはなかなかに難しいモノであると推測できる。

あと他の目的として推測できるのが、
日々のマネジメントで気付いた事や、
学んだ事の備忘録になるという事だね。

だが、冒頭で書いた興味深い事とは、
何も書き手の意志がどうのこうのってだけの話しじゃぁない。

ずばりブログの出現による副産物の事で、
何よりもまず大きいと思うのは、

会社組織の上層部の人がブログを書く事により、
社員は自社の経営陣が日々何を思い、
何を考えているのかを知る機会を得られる

という点だ。


それが伝わってさえいえれば、
当然日々のコミュニケーションも取りやすくなるし、
意思疎通のそれらが大幅に良化させられれば、
仕事の質の向上へも直結する事が想像できる。


・・・ちょっと前なら考えられなかった事だ。

なぜならば、
たまには真面目な事を書いておかないとね。

肩書きだけで威張れる時代ではなくなった。

人の上に立つ人間は、
本物の実力をつけなければならない。

ブログの文章には人柄も表れる。
社風を知る上でも、良い機会だと思う。


こんな事を考えると、
ブログの流行と普及は一般企業にとっても社員管理の一手段としては、
重要な役割を担う可能性をも秘めている。


勿論、仕事の上でクオリティの向上や生産効率、
社員の育成、新しい事業やアイデアの企画など、
その源泉の確保も可能だ。


ブログは、社内が一致団結するだけの良環境を構築する為のツールに成り得るんだ。

・・・ブログには、
まだまだ大きく新しい可能性も秘められている。

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2022.1.21
毎日遺書を書き始めた当時579日目の投稿内容。
うわ、古いッ!!ブログて!時代よ!!て思うなw
国内のSNSがまだmixi全盛期だからね…。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。