結婚を機に大事なことの優先順位が変わった話|20代元教員・元会社員のキャリアチェンジ体験記 vol.2
こんにちは、ライフキャリアコーチのnatsukiです。
今回は「結婚を機に大事なことの優先順位が変わった話」を綴っていきたいと思います。
キャリアを最優先にしていた独身時代
私は物心ついた時から、仕事やキャリアというものに憧れの気持ちを抱いてきました。
その背景には私の母の存在があるような気がします。
母は私が小学校に入学するのと同時に仕事復帰。
数年は派遣社員として勤め、その後は正社員として長らく勤めていました。
朝から晩までいつも忙しくしていて大変そうだなあとは思っていたけれど、仕事も家庭も両立している母の姿はなんだかとてもかっこよく見えました。
そんな影響もあり、高校生の時くらいからずっと私も将来バリバリ仕事をこなす女性になりたい、専業主婦にはならない、そんな思いがあったような気がします。
実際に社会人になってからは、仕事の充実度が人生の満足度につながっていました。
だからこそ、仕事への満足度が低かった教員時代は満足度を高めるために転職を選んだり。
当時は夫とはまだ交際中だったこともあり、とにかく自分にとっての理想のキャリアを築くことが最優先、そんな独身時代でした。
ある出来事がきっかけで自分の人生を考え直すことに
その後、夫と結婚を前提に同棲を始めたり、入籍日が決まったあたりから、今後の人生・キャリアにパートナーや未来の家族の存在がちらつきはじめました。
そんな中、ある出来事が起こります。
私の夫は医療関係の仕事をしていて同棲を始めた4月から新しい職場になったのですが、そこがブラックすぎるほどブラックな職場環境で。。。
月〜土までの週6勤務
長時間勤務
帰ってきても勉強
当直中はほぼ寝れずに徹夜で仕事
当直明けも帰れず丸2日勤務
夜中に緊急の呼び出し
1ヶ月間で丸一日休める日は1日あるかないか
睡眠も満足に取れない日々が続く中、
ある日突然、夫が仕事に行けなくなりました。
そのときの夫は、出会ってからの6年間で見たことがないくらい辛そうで、自分はダメだ無能だという自己否定もつよく、本人は心療内科には行かないと言っていたけれど、うつ病の症状が出ていたと思います。
夫がこうなる前からほぼ毎日顔を合わせていたし、食欲があまりなくてご飯を残すようになったのもなんとなく気づいていたけど、そこまで精神的に来ていたとは気づかず。。
「なんでもっと早く気づいてあげられなかったんだろう」と思うのと同時に、私自身もその間は仕事で忙しくて余裕がなかったり、仕事のストレスで自分のことで精一杯だったりで、夫を気にかける余裕がなかったことにも気づきました。
「これではまずい」
「もっと夫の力になりたい」
こんな思いがふつふつと湧いてきました。
キャリア最優先から、家族最優先へ
この出来事をきっかけに
「私がこれからの人生で一番大切にしたいものはなにか」
「大切にしたいものが色々ある中で、どう優先順位をつけたいのか」
という問いと向き合いはじめました。
その結果「家族みんなが健康で幸せでいること」が一番大切であり、それを蔑ろにしてまでバリバリ仕事をしたいわけではありませんでした。
だからといって、自分が生き生きと働くことやキャリアを通じた自己実現も諦めたくない。
どうしたらキャリアも家族も両方大事にできるのか?を長らく考え続けていました。
ノートにいろいろな選択肢を書き出して、それぞれのメリットデメリットを整理してみたり、SNSで色々な働き方をしている人を探してみたり、夫にあれは?これは?と相談してみたり
そんな日々を悶々と過ごしながら、最終的に独立しよう、という答えに辿りつきました。
独立して個人でお仕事をすることには、こんな部分に惹かれました。
もちろん独立は簡単ではないし、収入も不安定だし、会社員よりも大変な部分もあります。
でもそれ以上に得られるものがあり、私はそこに魅力を感じるし、重きを置くことにしました。
きっかけはなんでもいい。ただ、違和感を感じた時に自分ときちんと向き合うこと
独身時代は私一人で完結していた人生も、結婚や夫のメンタルダウンをきっかけに、夫婦として・家族としてどう在りたいのかを考えるようになりました。
とはいえ、人生やキャリアを見直すきっかけは結婚じゃなくてもなんでも良いと思います。
ただ一つ言えることは「違和感を感じた時が見直すきっかけ」ということ。
もし違和感を感じたときは、こんなふうに自分と向き合ってみるのも一つかもしれません。
私の人生もまだまだ先が長いです。
これからいつどんなことが起きても、自分自身をしっかり見つめることを大切にしていきたいです☺︎
ということで今回は「結婚を機に大事なことの優先順位が変わった話」をご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました☺︎
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