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囚われたのは

寝転んで薄紅に世界を染める。
春と呼ぶには冷ややかで、冬と呼ぶには色付きすぎたこの季節が好きだ。
祝福と寂寥の境界線が滲んで、まるで同じもののように見える。

君がいた日々だけが春だった。
一番好きで一番嫌いな季節。
それだけを握り締めてここまで来た。

春はまだここにいる。
僕はまだここにいる。


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今週も土曜日の電球企画に参加させて頂きました(●︎´▽︎`●︎)

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