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僕が地方都市でやりたいこと

1.インバウンド需要にたいし、1階はカフェ、2階より上が外国人旅行者向けのホステルをつくる
2.ノマドワーカー地方移住のための受け皿としてシェアオフィスをつくる
3.副業として高校生に大学生活の使い方を支援
4.大学生のインフルエンサーと高校生を繋ぐ
5.大学生と民間社長を繋ぐ
6.大学生と高齢者を繋ぐ
7.高齢者と学生の学びの村をつくる
8.2〜7を活性化させて外国人に日本のローカルな文化を味わえるツアーをつくる
9.それぞれの学びとマッチする空間を倉庫改修で提供
10.デザインはブルックリンスタイルで統一するなどの一貫性のあるブランディングをする

1.インバウンド需要にたいし、1階はカフェ、2階より上が外国人旅行者向けのホステルをつくる

では、外国人旅行者をどのように静岡へ呼び込むか。
オリンピックの影響もあって、東京(現職場の蔵前付近)では外国人旅行者の団体を見ない日はないです。務めているビルの裏道に、古いおもちゃ屋のビルをリノベしたホステルがあります。そこには連日外国人旅行者が多くいます。1階はオープンなカフェバーになっているためお洒落な日本人もそこにはよく見かけます。
僕の大学時代の韓国人女性講師の方もFacebookでここを載せていました。

大通りから2本裏なのに、いったいどこから人がここに集まるのか。なぜ、日本人より外国人の方が多くいるのか。そんな疑問を持ちました。
そこには外国人旅行者のコミュニティが生まれていて、ネット上で評判を蓄積しているのだと考えました。今の時代、ネット上の信頼が生む価値は計り知れないものがあります。

静岡にある、おでん横丁でも似たような文明が生まれています。3畳程のおでん屋(カウンター席が6席ほど)が21店舗連なるおでん横丁の1番奥の店です。
のれんにハングル文字が書いてあったのでなんだろうとは思っていたけど、店主と話していたら謎が解けました。
そのお店では、韓国人旅行者が多く来店するようです。何故かと聞くと、よその店舗がおでんの金額を店内に大々的に書いていないのに対し、細かく何がいくらかを書いているから。その壁に貼られたメニューを旅行者がSNS上にアップすることで自然と信頼が生まれている。とのことでした。
相場の分からない状態で商売するのは外国では当たり前のようにあります。
しかし、旅行者に対しても現地民価格で商売していることに信頼が集まったのではないかと思います。

このように、広告費をかけずとも、信頼の拡散が生まれることで自然とファンがつく時代となっています。
ではどのように外国人旅行者の信頼を掴んでいくか。
まずは、静岡で開催されるイベントへ来る旅行者、又は参加者をターゲットにしたいと思います。
例えば、大道芸であったり、最近東静岡駅近くにスケートパークが出来たので大会の主催者と連携を取って海外からくる選手の需要を抑えに行くなどです。
毎年行われるイベントであったり、年に数回行われるイベントの需要を獲得することはリピーターを増やす上では、とても重要と考えられます。

企業がSNSで発信するよりも、利用者が発信するほうが信頼の拡散をする上では効果的です。

2.ノマドワーカー地方移住のための受け皿としてシェアオフィスをつくる

優秀なノマドワーカーが来たいと思える地方は強いと考えています。なぜならノマドの人たちは会社員よりもネット上への発信力が強いからです。それは単純に費やしている時間も関係しています。会社に勤めていなくとも仕事が成り立つ時代となり、これからは東京で行える仕事も限られていきます。地方移住を考えだした人へのクッションとしてシェアオフィスを構えることで他の地方と比較したときに候補の優位性を図れます。
ノマドワーカーの需要を獲得することで、ビジネスのスピードが格段に早くなります。まず、最新の旬な価値観を持ったビジネスマンがシェアオフィスに集まります。その拠点ができることで、新たな挑戦者も訪れます。新しいこと、楽しいことに挑戦しているところには自然と無関係な人でも興味を持ち出します。
静岡の「学びの拠点」を造り出します。

移住を考えてる人々の興味を獲得したとき、東京から地方へ移る受け皿として、都心部、観光地へのアクセス面でも便利な静岡が注目されます。

3.副業として高校生に大学生活の使い方を支援

僕は19歳のときバックパッカーをしています。
一般的な人生の線路から一度脱輪してみたかったという単純な思いを行動にした結果です。
もちろんそのほかにも、多くの思考を働かせての選択です。当時抱いた思考は人生を大きく変えました。その感覚を高校生に伝えたいと思い、帰国後は校長先生に直談判して講演の時間を頂きました。
今でも当時の思考はとても価値のあるものだと思っています。そのため今後も高校生への支援を続けたいと考えています。

4.大学生のインフルエンサーと高校生を繋ぐ

高校生に支援すると同時に、大学生への支援も挑戦します。大学生のなかでも影響力のある学生、さまざまな事に意欲的に挑戦してる学生とコンタクトをとり、高校生と大学生のパイプをつくります。

5.大学生と民間社長を繋ぐ

シェアオフィスと学生インフルエンサーを繋いで、就活前の交流の場をつくります。
例えば、ランチを共にできる空間を用意します。
SNS上で企業側が、いつそこでランチを食べるか発信し、興味がある学生はそこにアクションするシステムにします。細かく複数回に分けてランチを共にすることが可能になり、企業の雰囲気を知ることができます。
わざわざ会社説明会に労力をかけなくても、日々のランチでマッチングすることができます。

6.大学生と高齢者を繋ぐ

これは僕が建築学科を卒業するときの卒業設計でテーマとしたことです。
日本は深刻な超高齢者社会となっています。さらに深刻なのが孤独死が増えていることです。独りで亡くなる人が多い背景には現在の日本社会の仕組みが関係しています。
都営住宅や市営住宅と呼ばれる低所得者向けの集合住宅では、高齢者率が52.2%を超える状況が発生しています。
かつては近隣住民が知り合いで家族のような距離感がありましたが、今では単身世帯が増え人と人との関係が希薄になりつつあります。重ねて、都営住宅に住む高齢者は外との縁がなくなると生活が閉鎖的になり住戸内に孤立してしまいます。
今後も増えゆく高齢者に対し何かできることはないかと考えました。
そこで、ある得意な分野をもつ高齢者が教わりたい地域住民や学生に対して、伝承する場をつくりたいと思います。
周辺大学、専門学校と連携し、集合住宅やアパートに高齢者と学生が「実感できる学びの場」をつくります。学生は、高齢化社会に対する日常を知ることができます。高齢者は、教えることに「やりがい、生きがい、社会貢献」を実感します。ここでは高齢者社会の問題解決が日々行われていきます。新たなビジネスを考える人も、外国人旅行者も、地域のシングルマザーも、地元の高校生も、ここに来ることで高齢者と学生からなにかを学んで行きます。

現在、日本の税金の3割以上は社会保障関係にあてられています。その中には介護、福祉も含まれます。その額32兆円弱です。
孤独で老人ホームに通う人、認知症で病院に通う人、その他数えきれないほど、高齢者の社会保障に税金が使われており、これからもスピードを上げて増え続けています。
単純に高齢者用福祉施設を立て続けていても、回らなくなってきます。

7.高齢者と学生の学びの村をつくる

「実感できる学びの場」を各地に置くことで静岡に「学びの村」をつくります。
そこで暮らす高齢者はハツラツとして、結果的に健康長寿となりあてられていた税金の使い道がベーシックインカムなどに向けば少子化対策にも繋がる期待が持てます。

8.2〜7を活性化させて外国人に日本のローカルな文化を味わえるツアーをつくる

2〜7を活性化することで、この地域に特色がでます。そこにはローカルが実感しやすいという特徴もあります。
僕はバックパッカーをしている時に観光地を見ることより、ローカルを知ることに価値を感じていました。おでん横丁の韓国人旅行者もそれに近い思いがあったのかもしれません。
学びの村にちょっとしたツアーが誕生します。

9.それぞれの学びとマッチする空間を倉庫改修で提供

古民家リノベーションが少し前に流行りました。しかし、やってみて「思ったのと違う」って思った人が多いと思います。そもそも古民家のある地域は人口が少ないです。そのかわりに虫が多いです。もちろん野生動物もいます。改修に、ものすごい手間とコストがかかる割に人が集まらないというケースを良く聞きます。次に流行るのは倉庫改修だと考えています。ある程度人口が多くてアクセスがしやすい倉庫は改修次第ではどんな性格にもなります。倉庫改修をして学びの村から発展した学びを体験できる場として、提供したいと考えています。
地域のラボ的なイメージをそこに持っています。都会からの移住者の受け皿とするシェアオフィスと、地域の高齢者と学生が活躍するラボを新たな柱として静岡を盛り上げて行きたいです。

10.デザインはブルックリンスタイルで統一するなど、一貫性のあるブランディングをする

最後はそれぞれの一貫性をつくります。建築は環境と人と深く関わっています。建築が環境をつくり、環境が人をつくり、人が建築をつくります。長い時間をかけて土地柄ができあがります。浅草や、渋谷、銀座をイメージした時に共通のイメージを持つように、そこにいる人の姿までも共通のイメージを持ちます。また、ブルックリンスタイルやハワイアンなどの言葉も土地柄がイメージをつくっています。
以上を通し、静岡という土地で一貫性をもった計画にすることで世界的な土地柄とすることができると考えています。

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