台東という楽園を見つけたひきこもりニートの一人旅(後編)
2024/04/14
私はいつも一人で旅に出て、いつも計画を立てるのが好きではない。
観光地があまり好きではないし、旅先で思いがけない場所を発見して行きたくなるかもしれないし、その時に気が向いた場所へ行きたいと思っている。
たぶん、人から見たら勿体無い時間の使い方をしていると思うし、誰かの旅の参考にはあまりならないと思う。
観光客のあまり行かない食堂で地元の人が食べるものを食べたり、公園で散歩中の犬を触らせてもらったり、現地の友人と昼寝したり、そういう穏やかに流れる時間が好きみたい。
レアチーズ烏龍茶
ということで、台東一人旅、ふたたび無計画に市内を徒歩で散策することにしました。
朝、レアチーズフォームのかかったミルクティーが飲みたくなり、Google mapで見つけたお店へ行ってみる。(日本と同じ感覚でGoogle mapが使えるのがありがたい)
台湾の食べ物の物価は日本よりお手頃なので、気になったものをどんどん食べれるのが嬉しい。
鯉魚山
レアチーズ烏龍茶を飲みながら、鯉魚山へ登る。
山を降りて、お寺へ向かう。
素食
先日とは違う素食のお店にて昼食。
日本ではこの値段で野菜を沢山食べれないので素食は大変魅力的。
一番左の白身魚の唐揚げが濃いめの味付けでとても美味しかった。
一番右のレバーっぽいのは、おそらく豚の血を固めたものかな?麻婆豆腐のような味付けがしてあり、ゼリーのような食感で、意外にも味はしなかった。
ちなみに台東の名物には血のスープというものがある。夜市でよく見かけたので気になる方はぜひ。
陳家麻糬(Chan Kee mochi)
おやつに陳家麻糬のお餅を食べる。
台東市内にある店舗は地元の人で賑わっていた。
あんことピーナッツ味を一個ずつ購入。
お餅はやわらかく、あんこは甘さ控えめ、ピーナッツはじゃりじゃりしたピーナッツがたくさん入っていて美味しかった。
後から知りましたが、台東駅にも店舗があります。
葱油餅(ツォンヨウピン)
お次は葱油餅(ツォンヨウピン)のお店へ。
海浜公園近くにある店舗が一番おすすめと聞いたため、どうしても行きたかった。こちらは営業時間が14:00-18:00までとなります。
卵を入れるのが定番なようですが、私は卵なしをオーダーしました。
生地はもっちもちで、最後に塗ってもらったソースはピリ辛でよく合う。
ネギの量はそこまで多くない。
お餅を二つも食べた後でお腹いっぱいだったけど、あっという間に食べてしまった。卵トッピングすると更にボリューミーになってお昼ご飯代わりになりそう。
高雄で食べた葱油餅はチヂミに似ていたけど、こちらはまた違う個性があっておもしろい。お店によって違うので、食べ比べが楽しい。
都蘭ビーチ
知人と合流し、海でサーフィンを見学することに
ひろびろして、ドライブが楽しい道です
台湾は左ハンドルだった
この日行った海は、駅からも市内からも離れていますが、この周辺には外国人がたくさん住んでいるそうです。
その方々は大体英語教師として塾などで働いているとのこと。
母国語が英語だと世界中に住むことができていいなあ。
四維夜市の晩御飯
海から戻り、四維夜市にて晩御飯。
この夜市は日曜日のみ、夕方17時頃から始まります。
台東で最も大きいらしく、小さな遊園地のような乗り物があったり、賑わっていました。
晩御飯を済ませたら、お世話になった知人とここでお別れ。
「私の友達が台湾へ来るときは、全力で満喫してもらいたいと思っている。」
その言葉の通り、本当にお世話になりました。
私は何もできないで、うまく気も使えないで、ただ優しさをもらってばかりでした。
なんにも上手にできなくて、何をすべきか分からなくてもどかしいけど、よく知らない外国人である私にも全力で優しくしてくれたことを、せめて忘れないでいたい。人からもらった優しさを、ちゃんと覚えていたい。
そしていつかお返しするんだ。
台湾の人って、なんでこんなに優しいんだろうね。
冬瓜のお茶
冬瓜のお茶を飲んでみます。
ペットボトルでも冬瓜のお茶が売っているくらい普通の飲み物のようで、お菓子などにも冬瓜が使われていたりして、使い方が面白いなーと思いました。
夏になると豊作なのに、味噌汁に入れるくらいしか使用方法が思いつかなかった。
甘くてクセがなく飲みやすい。ほんのり仙草の味。そして安くて助かるー。
700mlで25TWD(約120円)
台東帆布
翌朝、台東最終日
台東帆布のお店へ!
↑この写真には写っていないけど、左側で店主のおじちゃんがミシンでダダダっとカバンを縫っています。
作り手の方から直接購入できるのが大変魅力的。
お色を迷った末、オレンジと、青のバックを購入しました。
A4サイズの入るオレンジのバックは200TWD(約960円)、小さめの青いバックは140TWD(約670円)でした。
丈夫そうだし、水も弾くし、購入できてとても嬉しくなりました。
店主のおじさんも優しくて、少し日本語で話してくれました。
すぐ近くにもう一店、帆布のお店があったのですが、こちらは残念ながら閉まっていました。
台東は楽園のような場所だった
今回、下調べもせず台湾へふらっと行ってしまいましたが、台東は旅がしやすく、他の街とは違うゆったりした雰囲気のある素敵な場所でした。
市内はそこまで大きくないけど、大きくないからこそ徒歩でもじゅうぶん楽しめました。
お買い物する場所はそこまで多くないけど、ローカルな雰囲気を満喫できた。
次にまた台東に行けたら、少し足を伸ばして原住民ゆかりの地を巡ってみたいな。
あと、台東駅を降りて驚いたのは、旅行者に西洋人が多かったこと。台湾の数カ所を巡ったけど、台東が一番西洋人比率が多かった。
ゆったり、リゾート地みたいに過ごせるので、人気なのかなあ。
ちなみにオフシーズンの影響もあるのでしょうが、台東で日本人には一人も会わなかった。
たくさん食べてたくさん歩いて美しい自然を眺めて人も優しくて、元気をもらいました。
ここまで長いのに、読んでくださりありがとうございました!
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