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【学生ビザ編#3】たった4ヶ月の留学で英語力はどれくらい伸びたのか

【学生ビザ編#3】では4ヶ月間の短期留学で、Yes、No返答レベルからどのように日常会話が困らないレベルまで達したか についてを話したいと思います。

2019年2月、オーストラリア ブリスベンに学生ビザで語学留学


短期間で英語力向上した独自のやり方

私が4ヶ月間で、英語力を爆伸びさせた方法、今振り返ってみると、この2点が大きかったのではないかなと思います。

①現地では、ネイティブの人にこだわらず、語学学校で友だちをつくる。または、日本語を勉強している人と友だちになる。

②英語を話す人をひたすら真似する。初めて習った単語は、文章でセリフとして覚える。(何回も口ずさんでリピートする)

留学当時、大学3年生の時の英語力は、英検準2級レベル。
Can, will やshouldの文法は知っていましたが、いわゆる現在完了have +過去分詞みたいなのは、なんじゃそれレベル…人生で受験をしたことがなかった私は、文法は中学生くらいで止まっていました。

Introvert(内気) な私が語学学校で友達づくり

私は誰にでも声をかけられる生活ではありません。ましてや別言語で話しかけるなんて…そんな私がとった行動は、

  • クラスではいつも顔を上げて周りを観察

  • 大きな理解者になりうる仲間を見つける

自分から声はかけられないけど、顔を上げて周りを見渡していると誰かと目は合うはず!そこからニコッと笑って、近づいてWhere are you from?と聞いてみましょう。一見恥ずかしいけど、私はこの方法をたくさん試しました。
陽気なラテン系の人たちは、目が合うと向こうから話しかけてくれる人も多かったです。

携帯を見て、下を向いてる人がいると、話しかけにくいですよね…
自分から話しかけられなくても、携帯はしまって、顔を上げてキョロキョロ。話しかけてねオーラやオープンな雰囲気を作り出しましょう。

語学学校にいる生徒の人たちは、みんな第二言語として英語を学びにきた人たち。みんな同じ状況ですよね、だからこそ英語の難しさが分かり合えるし、伝え方が上手か下手かなんて、別に気にしません。お互い下手なんだから、伝えよとしてることを理解しようとします。知らない表現は一緒に調べたり、一緒になって学ぶことができます。

全員が全員そうではないですが、英語を第一言語として話し、英語しか話さない人たちは、英語を学んでいる人の苦悩はあまり理解してくれません。でも、知らないことを理解するのって普通に難しいので、別に理解されなくて当たり前ですよね…

例えば、英語のみを話すホストマザーとの会話で、私が一生懸命“ボランティア”という単語を伝えようとしたときです。
ボランティアのボの発音はBではなく、Vですよね、でも私はVの発音がとても下手でした。その1音違うだけで、全く伝わらなかったんです。伝わらないのは、本当に下手くそすぎるから、もしくは、聞く側が言いたいことを汲み取ろうとしていないから?

語学学校ではいろんなアクセントを話す人がいますが、発音が完璧でなくても自然とお互い言ってることを理解できるんですよね…
聞き手の心構えの面でも大きな差があるのではないかな、と思いました。

結局何が言いたいか、インターナショナルな友だちをたくさん作ってください。
話題はたくさんあります、自国の話をするだけでトピックは無限大。
発音、文法なんて完璧じゃなくても大丈夫。伝わればそれで良い!

実際のところ、現地で日本人の友だちを見つけても大丈夫です。ただ、私が徹底したのは日本人同士でも「日本語は一切話さない」でした。
日本人のクラスメイトには、ごめんね、英語本気で伸ばしたいから、あなたにも英語で頑張って話すね、と伝えました。本気度を見せてる人の周りって自然と同じような類の人が集まるんですよね!


新しい言語を学ぶ私たちは、みんな赤ちゃんスタート

私たち日本人って、日本語をどうやって習得しました?

物心ついたのは5、6才頃、保育園や幼稚園でひらがな書き始めますよね。
小学生になって漢字ドリルで6年かけて語彙を習得し、国語の授業で音読や文法、読み取る力を養ってきました。

でも、日本語を“話す”という面では、赤ちゃんの頃から親の言葉を聞き真似して少しずつ言える言葉を増やしてきましたよね。5、6才になって初めて日本語に触れたわけではありません。

今の小学生や中学生の英語学習方法はかなり改善されてきていると聞きますが、私が小学校で英語に触れた記憶はほとんどありません。
中学生になって、英語の科目が増え、単語帳を開き、テストのためだけに覚えてきました。スピーキングの練習もほとんどした記憶がありません。
ライティングとリーディングメインでした。

中学生の時だとだと、日本語は13才レベル
英語は0~1才レベル
なのにいきなり単語や文法から学ぶの!?
0才の赤ちゃんが新しい単語や文法を問題なく覚えられなくて当たり前ですよね。

英語力0才レベルスタートの私が、スピーキング・リスニング力を短期間で伸ばしたのは、
赤ちゃんが言語を習得する方法を真似したからです。


“その言語を話す人をひたすら真似する”

とにかく真似しました。発音する時の口の動かし方、音の出し方、話す時の仕草、表情などなど…
テキストブックや単語帳なんて一度も開いていません。
英語を話す人をよく観察して、分からないことを話していたら、笑って誤魔化すのではなく、あえて困った顔をして、ごめん…今言っていたこと何も理解できなかった…と素直に伝えました。相手側も、こっちが理解せずに笑って誤魔化しているのはすぐ分かります。

そして、分からない単語はスルーせず聞き返して、その時さっと携帯のメモ機能でに単語だけメモして家に帰ってから意味や使い方を調べていました。

How long do you think you’ll stay in Australia?
と聞かれたりしても、私がそのとき聞き取れたレベルは、
How long *&¥*#”’jkw#¥& stay in Australia?
 でした、これは多分ですが、数年海外に住めば聞き取れる単語数は自然と増えてくると思います。ただ、これでは語学を習得するのにとても時間がかかると思います。

もし仲の良い友達ができたら、遠慮せずちゃんと聞いてみましょう。
語学学校だったら先生には遠慮せずいくらでも聞き返せますね。
How long *&¥*#”’jkw#¥& stay in Australia? このままほっておいても英語力は勝手に伸びません。
一言一句なんて言ったか、ゆっくり喋ってと聞いて、一緒に真似して口ずさんでください。
もちろん、会話の度に聞き返すのは会話にそもそもならないので、そこは頻度をみますが…
一言一句聞き取って、それを真似して言えるようになる、をひたすら繰り返しました。

セリフで覚える

一番のポイントは、単語のみで意味を覚えるのではなく、セリフとして文章で覚えて、言えるフレーズを増やすこと。
今でも覚えている、私は口癖のように頻繁に使っていたフレーズは、

“I’ve got bitten by mozzie.” 蚊に刺された!
”It’s really hot and humid today.” 今日めっちゃ暑いし湿度やばい
“Can’t be helped.” 仕方ない
”What are you up to?“ これから何するの?
“It depends on the person.” 人によるよね

などなど…
単語をひとつ一つ覚えて、自分で文章を作るのではなくて、もう深く考えず、文章で覚える。これが会話を成立させるのに一番手っ取り早い方法でした。

その使えるフレーズが増えてくると、そのフレーズの単語を少しずつ変えて、伝える内容の幅をひろげていく。特に、天気や食べ物の味、食感などの形容詞のレパートリーを増やすと、それだけで言えることはかなり増えます。

最初の2ヶ月は言えるフレーズをできるだけ多く増やしました。そして残りの2ヶ月はアウトプットで実際に使ってみることに挑戦。ときには、そのフレーズが使い方や状況によって間違っていることもありました。でも、使ってみて失敗したからこそ、記憶に残り続けました。

例えば、
「私はそれ気づいたよ」と言いたい時、
I noticed that.
I realised that.
ホストマザーはどっちも使っていることに気がつきました、でも使い方の違いはイマイチ分からなかったので、聞いてみると、
noticeは、目で見たり、耳で聞いたりして気づいたこと
realiseは、ものごとや状況を脳内で理解して気づいたこと
と教えてくれて、
こういった実際の生活から、単語の意味の違いをニュアンスで取得することが語彙力の向上につながりました。

まとめ

発音は、
口の動きや舌の動きを観察する
特に、th、v、r、l、などの発音は自分の口元を鏡で見ながらひたすら練習

リスニング力は、
一言一句聞き取れない時は、素直に聞き返す
英語では発音しない音や、単語と単語を繋げて発音する場合があるので、聞き取れているふりはしない。

スピーキング力は、
ネイティブが言ったことをフレーズでセリフとして覚える→真似する

語彙力は、
日常生活と関連して意味を覚えて、使える単語を増やしていく

これの繰り返しで、4ヶ月後、日常会話に自然とついていけて、それに受け答えも
Yes No 以外で答えられるようになっていました。
これらが、テストに強い英語ではなく、使える英語を短期間で習得した私独自の方法でした。

ここに書ききれない、私が気をつけた細かい点もあるので、質問がございましたら、是非コメント残してください。

かなり長くなりましたが、最後まで読んでくださり誠にありがとうございました!
今後も、オーストラリアでの就職についてや、現在申請中のイギリスのビザについて書いていきたいと思います。



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