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【アメリカ旅行】2回もやらかした話

2019年、妹と4泊5日のアメリカ旅行でカリフォルニア州に行った時の話です。
4日目、私は同じ過ちを2回も繰り返し、一生忘れないサバイバルな旅行になったのでした…


4泊5日のカリフォルニアへ!

ディズニーランドとハリウッド

2019年、大学生だった私はオーストラリアでの短期留学を経て英語に自信がつき、海外大好き!人間になっていました。
大学の夏期休暇で、憧れでもあったアメリカに妹と行くことにしたのです。

HISさんのツアーパッケージで予約し、4泊5日、ホテル+航空券往復+ディズニー2日間チケットで1人25万円でした。

ホテルは、ディズニーから徒歩5分くらいの距離のThe Anaheim Hotelというところ。夜遅くまでパークで遊んでも、人通りも比較的多く夜道も安心して帰れる距離でした。

Star Wars やMarvel、カーズエリアなど

1日目 お昼12:35にロサンゼルス着→ホテルに向かい、その後自由行動
2日目 2day ディズニーランド・リゾート・パークホッパーチケット
3日目 2day ディズニーランド・リゾート・パークホッパーチケット
4日目 終日自由
5日目 朝自由→14時ロサンゼルス発

未計画すぎた4日目

長時間のフライトでしたが、これでもかというくらい爆睡をかました私は、幸いなことに時差ボケゼロの無敵状態で旅行をスタートすることができました。

1〜3日目はディズニーリゾートを思う存分楽しみました。
問題は、4日目…
妹とは、ハリウッドのサインがあるところ行きたいよねといったざっくりな予定しか立てておらず、しかもハリウッドサインのある場所はまさかのアナハイムから公共交通機関を使って片道4時間車で1時間の距離でした。

安全面も考え、結局Uberを使ってハリウッドまで行きました。片道1時間で$140ほど…

Hollywood 

朝食に有名な「Pink’s Hot Dogs」でかなりカロリーハイなホットドックを食べ、その後マーベル映画俳優たちが実際に訪れたアメコミショップへ行きました。
マーベルオタクにはたまらないお店!念願のアメリカンコミックもここで買いました。次に、ハリウッドといえばこれ!という有名人の星や手形が地面にたくさんある、Walk of fameへ向かいました。

そして、ハリウッドサインを近くから見たいねという話になり、山の上なので、せっかくの観光を山登りで費やしたくないと思った私は、「あ、Uberがあるやん!Uberで降ろしてもらえるギリギリのところまで連れて行って貰おう」と何も考えずUberを呼びました。

この時は何も気づかず呑気にたくさん写真撮ってました
17:00

そして、そろそろ戻ろうとまたUberを呼ぶために携帯をネットを使おうとしたところ、圏外の文字が目に入りました…
あれ、圏外?でもポケットWi-Fiあるし、大丈夫だよねとWi-Fiを繋げようとしたのですが、圏外ではポケットWi-Fiあってもネットに繋がらない…
山の上…仕方ない、歩いて有名人の家でも眺めながらゆっくり下ろうかと妹と話し、1時間かけて電波の届くところまで歩きました。

時刻は夕方5時頃、このままホテルに帰っては早すぎるよねと、Googleで近くの観光地を探し、「Griffith observatory」グリフィス天文台がヒット。
あの映画 ラ・ラ・ランドでも使われた場所!行くしかないと何も考えずまたUberを呼びました…

グリフィス天文台 19:00

ちょうどサンセットの時間帯、人気で渋滞もあり30分程掛かりました。
夕焼けを見ながら、夜景も見たいけど夜景まで待ってたら、ここからホテルまでUberで1時間はかかるし、頃合いを見て帰ろうかと話をした時、
あることに気づきました…

そうまた圏外
やらかしました、心拍数が上がり、これはやばいと
そしてなんとディズニー2日間まるまる遊びきって体力消耗しきった私たちは、モバイルバッテリーを充電するの忘れており携帯の充電できないことをここにきて気付きました。
モバイルバッテリーの充電はない、携帯の充電はお互い残り5%ずつ。血の気が引きました。

夜8時山の上で電波なし、ホテルに帰れない

なぜ全く同じ失敗をしたのだろうと自分を責めました。
でも、起きたことは仕方ない、とひたすら方法を考えました。

ミッションは、電波の届く山のふもとまで下りること、そしてそこからUberを呼んで1時間かけてアナハイムのホテルまで帰る。

電波もない、携帯の充電ももうないと泣きっ面に蜂状態で、思いついた方法が、ひたすら日本人観光客の人に話しかけて、助けを求める行動でした。
観光地なので、いろんな国の人がもちろんいましたが、助けてくれるという親切な人たちが全員真に親切とは限りません。大金を請求されるかも、変なところに連れて行かれるかもといったリスクを考え、そこにいた観光客の人たちにひたすら、Are you Japanese?と突拍子もない質問をし続けました。

夜8時頃、もうこのままだとアナハイムにも帰れないと思った時、ある日本人の家族を見つけました。この方達はレンタカーで天文台まで来ていました。
携帯に充電がなく電波もなく、帰るための公共交通機関を調べられなくて、ふもとまで降りられません。お金は支払うので、電波の届くところまで乗せていってくれませんかとダメ元で聞きました。
初めは、スーツケースがあって座席が足りないとのことでしたが、彼らは本当に優しくてスーツケースをなんとかテトリスで積み、私たちを乗せてくれるスペースを作ってくれたのです。半泣きで感謝を伝えました。

電波の届くところに着いても、携帯の充電は残り2%
Uberを呼ぶまでは持ち堪えてと祈りながら、綺麗な夜景を横目に山のふもとまで下りました。

数えきれないほどの謝罪と感謝を伝え、持っていた現金を助けてくれたお礼にと差し出しましたが、大丈夫ですと現金を受け取らなかったのです。
その家族には今でも感謝しきれません。

外はもう完全に暗くなっていました。
ハリウッド、治安ははっきり言って悪いです。
携帯の充電は残り2%
Uberを呼び、幸なことに数秒でつかまりました。

数分後Uberが到着し、放心状態で乗り込みアナハイムまでお願いと伝えました。
そして運転手のお兄ちゃんからの返答が、

「ツーブロック先で映画の撮影してたけど見た?」

魂が抜けた感覚でした。見てない!それどころじゃなかった!とこの数時間起きたことを一通り説明しました。
その頃には携帯はすでにバッテリー0%

やっとアナハイムに着き、10時すぎ頃、私も妹ももう疲れ果てて精神ズタボロ状態で、張り詰めていた緊張が解かれた状態。すぐにベットに向かいました…

同じ失敗を2回繰り返した私。

あの時もし日本人の家族を見つけていなかったら、
充電が2%残っていなかったらと思うと怖くて仕方ありません。

未計画が海外で命取りになる状況を引き起こしたのです。
命取りとは大袈裟かもしれませんが、なんと言っても銃のあるアメリカ、治安の悪いハリウッド、20代前半の女2人、見た目はthe観光客(アジア人)、夜の10時頃で外出

危機感はあったものの、結果これ

海外に行く時は、ちょっと大げさくらいの細かい予定を立てることをオススメします。

以上、アメリカ旅行で2回もやらかした話でした。


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