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🏦父の使ってない隣県地銀口座の解約と💿 CDラジカセの準備 10/4(2/2)

この日(10/4)午前中、父を眼科に連れて行った後、実家の近所にある隣県地銀に行った。

理由は、父が数年前にその地銀に気まぐれに口座を開設し、金を無闇に出し入れした後、53336円が入ったままの口座を放置していたからである
父は、その地銀の通帳を引き出しの奥に押し込めたまま放置していたので、施設面会の際に一度聞いてもみたのだが、これについても「それは終わった!」とか意味不明の回答だったため、地銀に相談に来たのだ。

ところが、午前11時36分、地銀に到着してみると銀行がATM以外完全に閉まっている。

んあ?と思ったら、入り口に貼り紙があった。

午前11時30分から12時30分まで閉鎖します。

いつの間に。コロナ禍の煽りか?
とりあえず近くでタレカツ定食食べて出直した。

隣県地銀の受付はいつものことながら人が少なかった。

父の口座の件、父が施設に入ってしまって来店が難しいので、残金を少ない口座を解約したいことを、家族確認書を出して関係性を証明しつつ相談する。

「通帳と印鑑とカードとお持ちなんですよね?
 それでしたら、金額が200万以下だし、少額なので受け付けられると思いますが…。」

ここで難題。

「通帳もカードもあります、印鑑も。

ただ、印鑑が11本もあって、本人に聞いてもどれか分からないんですけど。」

…大問題!
この点に関しては、受付の方に感謝しかない。

11本の印鑑を全部、一本ずつ押して印影確認をして、解約を受付してくれたのだ。

こうやって、「終わった」扱いされた隣県地銀口座の解約は、無事達成することができた。
無論この53,336円は、父の施設費用に当然繰り入れる。

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それからこの日は、もう一件やることがあった。

インターネット回線とパソコンは与えられないが、電気屋に行って安いCDラジカセを仕入れてきたのである。
意外だったのは、今時有線のイヤホンの方が少ない事実だったが、とりあえず優先イヤホン。

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あと、CDは父の本棚にあった、父の持ち物を用意。
父は私が実家にいた頃に聞いていたクラシック系のCDも何枚も持ち出していたがそっちは入れん。

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実家で準備をしながら、母が様子を見にきたので、午前中の病院のことと、パソコンを入れて欲しいと言っているが入れられないのでCDラジカセを用意していることを説明する。

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しかし母親は気もそぞろに、説明の話の腰を追って突然話し出した。

「あんた、やっぱりお父さんを今のところから移さないかん!」

突然なんなんだ、何がやっぱりなんだ。
さっぱり分からないので事情を聞く。

「あのね、近所の柳井さん(仮名)が、自分の旦那を施設に入れとうとよ。
 それで今私たちが入れとうとこが、そんな高いとこ普通の人は入れ切らん、もっと安いとこがあると言うとよ。
 柳井さん(仮名)は、息子さんがなんかインターネットで探して、パッと2、3箇所変わったもんね、お父さんももっと安くていいとこがあるっちゃなかろうか。」

 …何か聞き齧ってきた!

「落ち着きいよ、柳井さん(仮名)はどこの施設入ったって?」

「最初は何とかの里やったってよ、移ったとこは知らん。
 なんとかの里は良くなくてね、土産のお菓子を持っていったらそこにいた人が勝手に食べ始めて、上着を脱いで置いたのを勝手に着ていこうとした人がおったりして、とんでもなかったけん、移したっていうとよ。」

…何とかの里は知っている、サックスの慰問で行ったことがあるところである(近所のため)。
が、利用者さんには重度の人が確かにいるが、物を盗まれたこともないし、それほどひどい対応を受けた覚えもない。

ともあれ、肝心なのは、移った先の施設の話ではなかろうか。

「ふーん、で、結局どこに移ったん?
 それで、いくらやったと?」

「それが分からんとよ!

 だけん、今から聞かんといかんったい。」

…いつも通り、ふわっとして役に立たない話をありがとう。

今より高くて、今よりサービスが良いところはあっても、今より安くてサービスが良いところはあまりないと思うが。
あっても、市街地からはだいぶ遠くなる。
うちの父は、病院が相当多いので、面会と病院の回数を考えたら、ど田舎行きは勘弁してもらいたい。
後、ご近所から「なんとなくお得になるっぽい話」を仕入れてくるのもやめていただきたい。

この件はそこそこ尾を引く。

投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。