📖通帳冤罪事件〜預けたのは貴方です
高齢者 通帳冤罪事件
さて、今日も軽いものから。
これは、ボケた高齢者と、近距離別居で面倒を見る実子との、あくなき戦いの記録である🤣
今回のテーマは通帳。
私は、帰郷してから、時々頼まれて、親の通帳を預かって記帳に行っている。
親の通帳は複数あるが、そのうち都銀のものについては町の中心部に出ないとATMすら無いため、記帳ができないためである。
が、最近、物忘れが激しいため、用心している。
そして先週の金曜日の夕方、いつものように実家に様子を見に行った私に母が言った。
「あんたいつ街(の中心部)に行く?
通帳記帳して欲しいとやけど。」
嫌だ。
理由はある。
最近ボケが激しいため、前回同じように週末預かった時、翌日電話がかかってきたのである。
「大変よ。
通帳がないっちゃけど。
あんた知らん?」
知ってるとも。
前日、記帳してきてと預けられたばかりですがね?
同じ轍は踏むまいと、率直に断る。
「週末に入るから預からん。
来週の水曜なら行くから前日に預かるよ。」
そう言って、断ったが、
「頼むの忘れそうやけん。
預からん?」
と諦めない。
しぶといな!!
「預からん。
じゃあね。」
そう言って帰宅し、数日経って火曜日。
夕方いつものように実家に顔を出し、母に言う。
「明日、街に行くけん、先週言っとったやろ。
通帳預かろか?」
は?という顔をする母。
「そうやったっけ?
今日頑張って行ってきたよ、疲れたー!!」
は?
自分で行けるんかい!!!
通帳に関する攻防はよく繰り広げられているのだが(記帳してきてくれ、預かってくれ、通帳がない、知らん?の繰り返し)、割と、おのれ〜となった最近の小さめ出来事。
(終わり)
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。