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🏢父と施設面会(1回目)と必要物品(ゴムのズボンと電動カミソリ) 9/10

さて、この日は9/10金曜日で、父との面会の日であったが、なぜか朝の8時28分に母から電話があった。

「あんた、今、電話かけんかった?
 鳴ったけん取ろうとしたら切れたんよ。」

 かけていないので、着信履歴を見るように言ったら、見方が分からないと言う。教えましたが何か。

「どうやって見るとね、教えて。」

「いや無理。
 どうせ、お父さんの面会に午後行くやろ。その時に見てやるけん。」

 スマホで通話中は、母は画面が見れないので、その状態で理解できるように説明して覚えさせるとか無理。
 1時半くらいに迎えに行くと言って切る

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が、しかし、午後1時16分、再度母から電話があった。

「あんた、今日、お父さんの面会に連れて行ってくれるとやなかったと。」

催促である。

「いや、1時半に迎えに行くって言っとったろうが。
 準備だけしよきぃよ。」

元気にボケている。
さて、いざ1時半に迎えに行ったら、当然のように母はまだバタついてた。
何度見ても窓閉めとか火の元とか気になるらしい。

母がばたついてる間に、母のスマホを借りて着信を見る。

電話は、同じ県内に住む母の妹(叔母)からだった。

その電話に折り返して、そのまま母に渡したら、はたで聞いていてもよく分からない、何か年寄りは迫害されるみたいな要領を得ない話をしていた。

叔母も80を超えているので、早朝に電話をかけて来たことと言い、内容の意味不明さと言い、そろそろ認知症待った無しなのでは無いかとちょっと思う。
まあそれについては叔母と同居の従兄弟(叔母の息子)夫婦に任せるしか無い。

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とりあえず、1時半の約束だったが、予想通り実家を出たのは1時50分だった。

面会予約が午後2時からで、車だと5分で着くので完璧である。
自分有能なんじゃね?と心中で自画自賛しながらちょうど2時に施設へ。

父が来るのにも10分ぐらいかかった。

歩行器でゆっくり、椅子に座るにも介助がいる。自宅(実家)では無理だなと思って動作を見る。
確かに右手が大変に浮腫んでいた。

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面会の際、施設の介護の人から今まで入れていたズボンを返されて、差し入れ物品の要望がある。

■□■施設からの希望差し入れ物品■□■
ゴムのズボン
 
うちの父は、家では断固として普通のスーツのズボンしか履かず、部屋着としてはジャージの下のようなゴムズボンを履いてはどうかと言っても絶対に言うことを聞かなかったのだ。ただ、本人は横で嫌そうな顔をしていたから本当は嫌なんだろう。
ポロシャツ等のかぶるシャツ
 
普通の襟付きの前開きのカッターシャツやカラーシャツを入れていたが、裾が長く、トイレで尻に敷いてしまうし、ボタンが多いのでということで要請された。ただこれも自宅では本人が嫌っていたシャツなので好きではないだろう。
■靴下
 五足は入れていたが足りないとのこと。実家に山ほどあるので入れる予定。
電動カミソリ
 今現在は父が固執していた手剃りのジレットを入れていたが、刃の部分にカバーがついている電動カミソリを希望された。

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(見本で見せられたもの)

■□■こちらが差し入れたもの■□■
作業着上衣
 初日の食事の際、一枚入れていたそれを着ていたから、同様のものを一枚。
■カラオケ 教室での歌詞カード
 以前通っていたカラオケ教室で使っていた歌詞の文字が拡大印刷された紙1束、これなら読めるのではという母の希望。

ついでに、本人の希望も聞く。

■□■本人の差し入れ希望■□■
■世界の名歌
 机の横にあると言う。…世界のメイカ…、なんか聞き覚えのある響きだな…。もしかして…。

面会は恙無く進み、母が、父が思ったより元気そうで安心したところで、ロビーなのに、大事なことを聞き始めた。

暗証番号。
まあ厳密にはよくないのだろうが、正直、父の年金を施設費用に繰り入れるためにはできれば教えて欲しい。(それでも全く足りない)

母が言う。

これだけお金がかかるのよ。あなた、言わないのはなんでなの。
 暗証番号を教えてくれないと困るのよ。」

 地獄再び🤣

父は母の追及をのらりくらりと交わし、母が時間の最後に

「なんで言わないの。忘れたとでも言うの。」

と言った途端に、

「忘れた。」

と相槌を打った。笑える。
自分の金を自分の施設費用に使われるのも嫌なの、いっそ徹底してる。

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面会後は、母を実家に送ったあと、服の買い出しに行った。

とりあえず安いゴムのズボンがどこに売ってるのかよく分からなかったので、あまり立ち入ったことのない量販店に立ち寄る。

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とりあえずゴムのズボンとポロシャツを数枚用意して、そこそこ疲れたので、差し入れは後日に回した。

投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。