🍎りんご箱再び 1/22(日)
この日、高齢で認知症の母が暮らす実家に、夕方訪れた。
その時点では目新しいことなく、楽器でも鳴らして帰ろうと客間に行ったところ、ちょうど玄関のチャイムが鳴った。
ピンポーン。
まあ、母親が出るだろうと思ったが、押し買いや押し売りの類ではないか、なんとなく様子を伺っていたら、台所の方から玄関に向けて母親が
「はいはいはーい!
玄関は開いていますよ〜!
勝手に入ってくださ〜い!!」
と叫びながら歩いて行き、相手を確認もせずにガチャッと開けた。
おい!?
幸運なことに、来客は郵便局のふるさと会の配達の人だったが、変な人だったらどうするんだ。
荷物を受け取った母は、台所に戻らずにそのまま客間に来た。
「あんた、これ開けきらんけん開けて!!」
いなかったら勝手に開けてると思うが,たまたまいたので人のことを便利屋扱いしようとしている。
安易な方に流されるのは良くないぞ!
開けてみると中身は…。
🍎🍎🍎
りんご!!
マジか。
先月りんご二箱来て持て余していたのに全く懲りていない。
そして当然母は言った。
「あんた、りんご🍎あり過ぎるけん、何個かやろうか!」
あり過ぎるほど,買うな!
りんごは二個もらうとして、母がまた思い出して言った。
「あんたぶどうジュースもいらんね!
生協で箱で来たとよ!」
またか!
4個ほど引き受けつつ、冷凍庫を覗いたらやはり満杯だった。
冷凍庫は不在時に対応しよう。
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。