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抱えているもの

 こんな空しさを 抱えながら

 こんな寂しさを 抱えながら

 わたしは いつまで 生きる

 生きて いかないといけない

 蹲る感情と欲が 混ざり合い
 
 指先で触れる 花のつぼみは

 すでに 枯れ始めているのに

 どうして こんなにも 潤い

 いじらしい 生命を奏でるか

 こんな空しさを 抱えながら

 こんな淋しさを 抱えながら

 溢れ出る この気持ちを抑え

 この欲に 溺れていかぬよう

 わたしは いつまで 生きて

 生きて いかなければならぬ

 あなたの 指で 口で触れて

 そんなことを 夢想しながら

 震えるような このうずきを

 今もまだ 閉じこめて いる

いつも、ありがとうございます。 何か少しでも、感じるものがありましたら幸いです。