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いつか どこかの きえない ねいろ

 染みゆく心 影ゆらり 夕暮れの 沈む光が見つめてる

 からん ころん からん ころん 鳴り響く 扉の音に 何か乱れる

 からぜいの闇に潜むは みせかけの友と心の飢餓と満足

 意識の水面 深奥の言葉に どんな救いがあるの と咽び

 意味もなく手を振る夢に目が覚めて 滴る雫 何を思うか

 からから と笑う仕草に 手も透けて がらんどうやと うそぶく心

 体温も鼓動も感じ息をする 息をするよ と 誰に許可いる

 心から 笑えるときを 希い それをいつまで まてばよいのか


 短歌集です。

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