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うまく話せない、ときもあるなら

 あぁ、今日も、うまくいかなかった。

 なんでだろう、こんなに、話せないのは。

 昔からそうだった。

 何かを発表したり、話しをしたりするのはうまくいかない。

 どうしてこんなに、うまく話せないのだろう。

 なんで、他の人みたいに、うまく話せないのだろ。

 普通に、何事もなく、できていることなのに。

 言葉が詰まる、出てこない、声になっていない、言葉になっていない。

 表現が、できない、のだろうか。

 そんなことではない、声自体、出ていないこともあるのだから。

 もっと、うまく話せたら、いいのに。

 もっとうまく話せたら、きっと、こんなに悩まなかったのに。

 もっと、いろんな人と話しをして、楽しく生きていけたのに。

 もっと楽に、生きていけるのに。

 でも、そんなことができていたら、こんなに苦労していないだろう。

 私ではなくなってしまうかもしれない。

 うまく話せないなら、うまく話そうとしなくていい。

 無理に話す必要もない。

 話せるときに、話せば、いいんだ。

 今では、そう思える。

 あぁ、けれど、やっぱり、だめだなぁ、って思ってしまうこともあるなぁ。

 これが、私なのだと。

 改めて、でも、改めて、そんなことも、思う。

 よし、また、明日。明日は、そんなことを思いながら過ごしてみよう。

 私はうまく切り替えられない思考を無理やり引っ剥がすと、空を見上げながら、あえいうえおあお、と試しにつぶやいてみた。

いつも、ありがとうございます。 何か少しでも、感じるものがありましたら幸いです。