上村元

物書きです。iPhoneとKing Gnuとふなっしーが好きです。

上村元

物書きです。iPhoneとKing Gnuとふなっしーが好きです。

マガジン

  • 千文小説

    いつでも、どこでも、お気軽に、お読みください。

  • 上村元のひとりごと

    日々のちょっとしたつぶやきです。

最近の記事

千文小説 その953:線対称

 こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  …ええっと。  これ、シート、剝がしてないよね?  乗っけただけだよね?  なんで、こんなに、ぴったり、くっついちゃってるの?  触っても、取れないよ?  ふんふん。  すんすん。  あぎあぎ。  こらこら。  炬燵の上の電子機器集団、カメラレオンのメンバーが、徐々に、定まりつつあり。  最後の砦、iPhone12 miniを、駄目もとで、再設定し。  データは、個別に、手動で、ダウンロードし、OSの

    • 千文小説 その952:重厚

       こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  炬燵の上、五台の現役愛機たちは、皆、元気。  クローゼットの中、二台の引退愛機たちは、いずれも、平穏。  ぴーぷす、ぴーぷす。  ぽわ。ぽわ。  膝の上、爆睡の愛猫と、胸の奥、深海の底、超然の愛深海生物も、それぞれに、快調。  もちろん、おかげさまで、僕も、安定。  さあ、残るは、あと一台。  iPhone12 mini。  …電子機器を購入する際、これ以上に失敗した機体は、他にない。  色も、容量も、サ

      • 千文小説 その951:梨と牛

         こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  iPhone7は、SEシリーズと、ほぼ同スペック。  どうしても、買い継ぎたければ、SEに、乗り替える手もある。  どうする?  次代は、SEも、あり?  ぴーぷす、ぴーぷす。  床の上、古びた洗面器に詰まって爆睡の愛猫に、時折、西武ライオンズのバスタオルを掛け直して差し上げつつ。  炬燵の上、古びたスマホを見つめて、長考です。  MacBookとiPadが定まった今、iPhoneを、ハイスペックで押し通す意

        • 千文小説 その950:人外

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  …これは、もう、そのつど選んだ、としか、言いようがないな。  炬燵の上、歴代の、三台のiPhoneを並べて、あまりの統一感のなさに、うなります。  ふんふん。  すんすん。  あぎあぎ。  こらこら。  膝の上、隙あらば、画面をかじろうとする愛猫を、秘技・布封じ。  西武ライオンズのバスタオルで、頭から、すっぽりお包みし。  ぴーぷす、ぴーぷす。  ぽわ。ぽわ。  瞬足で、爆睡にお入りになるのを確認し、

        千文小説 その953:線対称

        マガジン

        • 千文小説
          953本
        • 上村元のひとりごと
          521本

        記事

          千文小説 その949:盤石、そして

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  10インチ以上であること。  スペースグレイであること。  むき出しで、横向きで、外部機器との接続端子を左に、手で持って、使うこと。  これが、僕にとっての、iPadだ。  心に決めて、ゴールドの9.7インチを、スペースグレイの10.2インチに引き継いで、リセットし。  箱に収めて、クローゼットの中、MacBook Airに重ねて、丁重に、頭を下げました。  むぎゅーん。  ふぎゅーん。  炬燵へ戻って、膝

          千文小説 その949:盤石、そして

          千文小説 その948:手前

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  iPadは、やはり、むき出しで。  すったもんだの挙句、結論は、それでした。  にちにちにちにち。にちにちにちにち。  なまじ、ほぼ同一の型の次代を迎えたものだから、見た目や使用法において、何か、変えなくては。  強迫観念のように、あれこれ試してみたものの。  疲労困憊で、終わりました。  というのも、僕は、そもそもが、超の付くほどの、面倒くさがり。  できれば、手間暇は、最小限で、済ませたい。  が、最短

          千文小説 その948:手前

          千文小説 その947:亀

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  考えてみたら、iPadは、とても自由です。  MacBookは、Pro確定の、一台限定。  iPhoneは、バッテリーとOSの寿命に鑑みて、スタンダードサイズの、Pro仕様。  それぞれ、ベーシックな色合いで揃えて、炬燵の上、メインを張る。  なかなかの、重責。  比べれば、iPadは、もはや、羽のよう。  そもそもが、あってもなくても、構わないし、色やサイズやスペックや台数も、特に問わない。  最高じゃん。

          千文小説 その947:亀

          千文小説 その946:静観

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  無印の第九世代のiPadを持ち上げて、どうしようかな。  もう一度、使い心地、試すかな。  などと、もくろんでいたところ、すっ。  ぽちっ。  とちっ。  ぽっぽっぽっぽっ。  とん。  しーん。  …駄目だ、こりゃ。  手が勝手に、という表現以外の何物でもない動きをして、左手が、自動で、機体をリセット。  あっという間に、第九世代は、永遠の眠りにつきました。  むぐーん。  ごりごり。  ぐりぐ

          千文小説 その946:静観

          千文小説 その945:足搔

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  じゃあ、無印の第九世代のiPad、使う気は、ないんだね?  …そうだね。  カバーを付けても、キーボードをはめても、むき出しでも、収まらない。  残念だけれど、合わなかったらしい。  申し訳ございませんでした。  これにて、使用は、停止させていただきます。  ぴーぷす、ぴーぷす。  ぽわ。ぽわ。  膝の上、大爆睡の愛猫越しに、炬燵の上、静かに横たわる、スペースグレイのタブレットに、深々と、頭を下げて。  

          千文小説 その945:足搔

          千文小説 その944:年輪

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  やはり、iPodは、諸々の意味で、古い。  OSのサポートが終了しているだけでなく、バッテリーの減りも早いし、残量表示も、とんちんかん。  これは、もう、仕方ない。  が。  …なんで、無印の第九世代のiPad、まだまだOSも現役、機体も新品という、カメラレオンの中で最若な一台が、ものすごく、古く感じるの?  にちにちにちにち。にちにちにちにち。  膝の上、一心に、おやつのするめをかじる愛猫の、大きなおしりを、

          千文小説 その944:年輪

          千文小説 その943:哀愁

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  出したり、引っ込めたり、付けたり、外したり。  こつこつと、ちまちまと、二台のiPadを動かして、ようやく。  ここだ。  これなら、いずれも、活きる。  時空の隙間のようなポイントをつかんで、そして。  決めました。  もう、買わない。  iPadは、今代たち限り。  ぬやーむ。  ぐりぐり。  ずりずり。  すみません、すみません。  あまりにも、行ったり来たりするものだから、落ち着かず。  

          千文小説 その943:哀愁

          千文小説 その942:大目

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  法の下の平等、ならぬ、MacBookの下の平等。  MacBookを、Proシリーズで貫く、それだけが、どうやら、炬燵の上の電子機器集団、カメラレオンの、成立条件。  そして、MacBook Proの同時稼働台数は、常に、一台。  君臨、という単語がふさわしく、Proと言うより、もはや、王。  MacBook Kingに、名前、変えようかな…。  さすがに、そこまで祀り上げると、後が大変なので、Proのままで、収

          千文小説 その942:大目

          千文小説 その941:定番

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  電子機器問題が、ようやく落ち着き、乱れていた体調も、かなり回復して。  気づいたら、大型連休の、まっただなか。  どこか、行こうか、ミント。  にちにちにちにち。にちにちにちにち。  …すみませんでした。  膝の上、一心に、おやつのするめをかじる愛猫の、一途な集中力に、脱帽し。  心おきなく、引きこもりを謳歌することにして、さて。  iPad、どうしよう。  というのは、やはり、八年物が、一台だけ、というの

          千文小説 その941:定番

          千文小説 その940:窮鼠

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  iCloudの、デバイスのバックアップ一覧を眺めていて、気づいたことは。  …最新のOSを搭載しているのって、iPhone Proだけじゃん。  そうなのです。  無印の第九世代のiPadが引退したことにより、残ったのは、今代のiPhone以外、全て、アップグレード終了済みの機体ばかり。  MacBook Proは、ばりばりの現役ですが、iCloudにバックアップを取るシステムにはなっていない。  今代のiPho

          千文小説 その940:窮鼠

          千文小説 その939:忍恥

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  …もう、いいかな。  いいよね。  ぬふふーん。  ごりごり。  ぐりぐり。  リセットして、クローゼットにしまった、先代の、無印の第九世代の、iPad。  まだ新しいこともあり、何度か、炬燵に戻してみたのですが。  どうしても、再設定に至らない。  ぼんやり眺めて、またしまってしまう。  先代のMacBook Airの上に、iPadを乗せて、見上げて、ため息をつき。  足元にまとわりつく、どころではな

          千文小説 その939:忍恥

          千文小説 その938:合言葉

           こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。  13インチだろうが、256GBだろうが、M1チップだろうが。  廃版だろうが、何だろうが、Proは、Pro。  長いこと、iPad問題に取り組むうちに、浮き彫りになったのは、なぜか、MacBookの属性でした。  とてとてとてとて。ちりんちりん。  もわわー。  よしよし。  なでなで。  ぬふーん。  とてとてとてとて。ちりんちりん。  ご機嫌なお散歩の途中、いきなり、くるっと振り向いて、僕に向かって、

          千文小説 その938:合言葉