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「おめでとうございます」という違和感。

昨年に続き、新入社員向けの会社説明会に呼ばれ、プレゼンをしてきた。

「この会社は、どういう会社か」、「私は、どういう仕事をしているか」、「この会社では、どういうキャリアプランを描けるか」、そんな内容を説明してきた。

初々しい新人たち。私が入社した年には、まだ誰も生まれていないという現実。私自身の「経歴」を話しながら、脳内で、この27年がコマ送りで再生される。自分が新人側の席にいる姿を想像したり、27年目のおじさんとして新人に話している側になったり、なんだか不思議な感覚のまま時が流れた。

私の発表を終えたあと、新人と私の間の年代となる10人ぐらいの社員が次々に発表をしていった。彼らの発表を聞きながら、たびたび、大きな「違和感」が、私の中で跳び跳ねた。

新人に向けて、先輩社員が口にする言葉。

「入社おめでとうございます」




おめでとう・・・ なのだろうか?

 


ありがとう・・・じゃないだろうか。

まぁ、よく考えれば、「おめでたい場所に来られたんだよ。良かったね」って意味と取れば、言ってもらった新人は安心感を覚えるのかな。でも、迎え入れる側が言う言葉だろうか。

「入社おめでとう」じゃなくて「入社ありがとう」の方が私はピンときたけど、「入社ありがとう」を投げ掛けれた新人は、どう思うんだろな。「お前のために入社したわけじゃないし」って?そこまで主体的な新人だと有望だけど、「うちを選んでくれてありがとう。一緒に頑張ろう」ってことなら、心に届くかな。

最近、ちょっと疲れすぎているのかもしれない。この手の違和感にセンサーが過敏に反応する。いいのだけど、ちょっと大人しくしていてほしいと…思う今日この頃。




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