見出し画像

運を味方につけておく。|フリーランスで生きていく #14

仕事を進めていく上で、「運がよかったな」と思うことは多々ある。

「たまたま欠員が出た企画展の穴埋めに声をかけてもらう」
「インスタで繋がった人から新しい仕事の依頼がくる」
「新規オープンの飲食店がうつわを使いたいと声をかけてくれる」
こういうものは、結局「運」によるところが大きい気がする。

周りの人たちを見ていても、ビジネス本なんかを読んでいても。
成功している人、良い仕事をしている人は口を揃えて「運がよかっただけだよ」と言っている。
「たまたま」「タイミング」「ご縁で」
そういう言葉は、やはりどこか力を持っていて、ある人のところに集まるんだろう。

けれど、こういう仕事上のラッキーを紐解いていくと、それはただ純粋な「運だけによるもの」ではないということも分かる。
何かを積み重ねた結果として、「そういえば」と思い出してもらえたり、「あの人だったらコレお願いできるかも」と話に挙がったり、あるいはいつかの恩を感じてくれていたりするから声をかけてもらえたりするのだ。

こういう運を自分でコントロールすることは難しい。
ぼけーっと待っていても、棚ぼた的に落ちてくるものでもない。

***

それでも、運を味方につけるためにできることはある。
運が転がってきたときにそれをさっと掴めるように準備しておくことと、運が入ってきやすいような環境を整えておくことだ。

前者に必要なのは身軽さと実行力
後者に必要なのは誠実さと愛嬌
だと、私は思っている。

「ラッキー!」と思う仕事が転がってきたとき、それを掴むかどうか躊躇している暇はない。
「この仕事はまだ私には早いのでは」という謙遜も必要ない。
だってその運は「今」「あなたの前に」転がってきたのだから。
流れが来たのだと思ったら乗ってみる。あとはやるしかない。結果出すしかない。

そしてこういう大きなチャンスをさっと掴むためにも、「片手は常に空けておく」くらいのスタンスでいたい。
三年先まで毎日びっちりスケジュールがパンパンで何にも入る余地がないぜ!というのは、ちょっともったいない。というかリスクヘッジができていない。良いことも悪いことも、不測の事態というものは起こりうる。
とはいえ片手を開けておくのは、それはそれで逆に不安になる人もいるかもしれない(働いていないと不安になる私のような民)(あんまりよくないね)まぁ、薬指と小指の2本くらい?は、空けておこうかね。

***

「運」というのは「縁」にとっても近いので、それが転がってきやすいようにするためには、信用を積み重ねておくことがとても大切だと思う。
与えられた仕事を誠実にこなす。メールの返信は早くする。どんなときも丁寧な態度で接する。そして誰に対しても愛嬌を忘れない

「不機嫌でいること」に良いことなんて一つもない。
ビジネスにおいても、日常においても。
相手だっていやな気持ちになるし、場の空気も悪くなる。おまけに不機嫌な自分が「うれしい!」「たのしい!」「だいすき!」と感じられるわけがない。いやなこと、腹が立つこと、気に入らないことばーーっかり目に付く。自分で自分をネガティブの穴に落としてどうする。

不機嫌な人、マイナスの感情を露にする人、不満や文句ばかり言って、強い言葉や態度で相手を傷つけようとする人。
そんな人とは誰だって仕事したくないし、良い仕事の話を持っていきたい、この人に利益をもたらしたい、と思うわけがない。
「自分の機嫌は自分でとる」そんなことはビジネスにおいては最低限のマナーだ。(とはいえ、難しいときもいっぱいあるんだけどね。ドリカム歌って気分上げてこ。)

すぐに目に見える結果に繋がらなかったとしても、こういうことをコツコツ積み重ねた先に運は舞い込んでくるんだと思う。

「嬉しい!」「やりたい!」「声かけてくださってありがとう!」
そういう明るさで、誠実に良い仕事を返していくと、良い循環が生まれていくはず。

読んでいただきありがとうございました! サポートしていただいた資金で美味しいものを食べて制作に励みます。餃子と焼肉とカオマンガイが好きです。