何が欲しいのかを明確にしておく。｜フリーランスで生きていく #7

なーんか甘いもの食べたいんだよねーー。

ケーキじゃないな。
シュークリームでもないな。
生クリームやカスタードじゃないんだよな。
フィナンシェ、クッキー、、うーん小麦粉系も違う。
チョコレート？も違うねぇ。
甘いものだけどなーんか違う。
あ、和菓子かな。和菓子かも。
お団子、、、みたらしではないなあ。
あんこなんだけどもうちょっと違くて
甘さとほろ苦さが両方欲しくて、、、
ああああああ！桜餅いいいいっ！！
アナタだったのねええええ！！！！！

ってとき、ありません？
（やしろはあるあるです）

自分の中の何かが枯渇していることは分かってる。
つまり何かを欲しているということは分かっている。

でもその、私が欲しているものはなに？

ここがハッキリわからないと、
ただぼんやり「甘いもの」で満たそうとしても、
哀しいかな、全っ然満たされないのですよ。
（エクレアとプリンとハーゲンダッツ食べたのにアレまだ満たされないナニコレ？ってなる深夜2時の恐怖たるや。）

ケーキがなければブリオッシュを食べればいいじゃナァイ？
では問屋が卸さんのです。

＊＊＊

さて前置きが長くなりましたが、
これは仕事においても一緒だなあと思っていて。

フリーランスでやっていく、となったときに
私は何が欲しいんだっけ？
を自分自身と合意しておかないと、後で痛い目見るかもしれないよというお話しです。

例えば陶芸家になりたーいと思ったとして。
（そもそもの絶対数が少ないことは置いておきましょう）

陶芸家になりたいの？
それとも陶芸に携わる仕事ができていたらいいの？

「陶芸を仕事にしたい」であれば、
産地で職人として働くこともそうだし、
陶芸教室の先生になることもそうだし、
作家として自分の作品を作っていくこともそう。
どこに身を置いていたら自分は満たされるんだろう？

もっと拡げて「うつわの仕事がしたい」であれば、
デザインをしたいのかもしれないし、
実は作る方より売る方が好きだったりするかもしれませんね。
「料理を主軸にして、うつわの良さを伝えたい！」だって、
うつわの仕事ですね。

さらにもーーっと拡げたら、
「ものづくりの仕事がしたい」だとか
「フリーランスで働きたい」となってきますね。
どんどん抽象度が上がってきました。

それらは言い換えると、
「自分で決定権を持って仕事したい」なのかもしれないし、
「お客さんの顔がダイレクトに見える働き方をしたい」なのかもしれない。
「満員電車に乗りたくない」
「朝決まった時間に起きたくない」
「スーツ着たくない」
「好きなときに働いて好きなときに休んで平日の空いてるディズニーで昼からチュロスとポップコーン食べて陽気に歌いたい」
なのかもしれませんね。
（後半だいたいやしろの願望）

＊＊＊

抽象度を上げれば上げるほど、選択肢は増えるし、
一度やってみて違ったとしても、その主軸をブラさずにまた別の道を探すことはできます。

逆に具体的に絞って考えていけるならば、
私はこういう仕事がしたいんだおっしゃー！と
ピンポイントで理想の働き方や生活を目指して突き進めるわけです。

自分の欲求が、今どのくらい具体的になっているのか。
何がいちばん重要で、これだけは譲れないって部分はどこなのか。

そういう問いかけは、たまにゆっくり湯船に浸かりながら、あるいは天気の良い朝にスマホ持たずに散歩しながら、縛られない時間の中で考えていたいものですね。

そうは言われても何がやりたいのかわかんないよ！という場合は、
何が嫌なのか、から考え攻めていくことも一つの手です。

ちなみに私の場合は
・満員電車乗りたくない
・大勢と一緒に働けない
・毎日決まった時間に同じことしてらんない
という不適合サラリーマンだったので、
まあやっぱり今の働き方のほうが合っているのかな、とは思います。
結果論ですけどね。

ちょっと後ろ向きな気がするけどそんなことはなくて、
これは嫌だ！だからこうする！！
というのは脳内でいうとノルアドレナリンという物質を出してくれてブーストがかかりますし、危険を回避するためにやる気を出す！という行動は人間の本能でありますから（短期集中型でストレスはかかるから使い方次第だけどね）、そっち側から考えていくのも理に適っているいるのだろうなと思います。

＊＊＊

私は今ね、すっごくフィナンシェが食べたいです。
小麦粉とバターが食べたい、さらにカリっとした食感と、しっとりした満足感も味わいたい。
この欲求を満たしてくれるのはやっぱエシレだなーと思っていますので、これを書き終えたら買いに行こうと思います。
欲求も手段も明確なのであとは実行するのみ！です。
太るとか太らんとかはまた別の話ってことでよろしくどうぞ。